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王都での日々2

72話



カニパーティも終わって風呂に入る。


今日はミントが世話してくれた。


ミントは全部そつなくこなしていた。


購入したばかりのころはガリガリだったけどちゃんと食事ができる環境になって、だいぶ改善したようだ。


スリムなのに変わりはないけど。


でも何も失敗してないのに風呂で俺の膝の間に座ってくるのはなんだろう。


まあ後は明日のクリスだけなのでいいか。


風呂を上がってリーナの部屋で果汁ポーションを飲んで休憩する。


リーナ達が返って来たので果汁ポーションを飲みながら今日のカニの感想を聞いてみた。


「初めて食べましたけど、身にほんのりとした甘さがあって美味しかったですわ。」


「ミナト様の出してくれた酢につけるとまた違った感じで美味しかったです。」


「ぷりぷりしていて美味しかったですわ。」


「それならよかったよ。またカニ料理食べたい?」


「「「食べたいですわ。」」」


そう言ってくれたのでまた狩りに行くことを決めた。


夜はいつも通りに4人でベットで眠った。


次の日の朝、隣がプリシアだったので眠るプリシアのほっぺをつついてみた。


やっぱりぷにぷにしていていいね。


反対のリーナをみると可愛い寝顔です。


今日はほっぺじゃなくて、耳を触ってみた。


そうしたら「ひゃん。」ってかわいい声が出た。


そして頬を赤くして「ミナト、耳はダメ。」って可愛く怒られた。


どうやらリーナは耳が弱いみたいです。


おこしてしまったことを謝ってから朝食を作りに行った。


昨日のカニのだしを使ってスープを作る。


そこにカニの身と出汁で炊いたご飯をおにぎりにしていく。


それを人数分作っていたらグスタフが来て釜に残ったご飯をつまんでいる。


「朝から幸せのあじだぁ。」って言っていた。


釜の中をかすられたので釜の洗いは任せておいた。


今日はパンじゃないからみんな驚いていたけどカニご飯のおにぎりも好評でした。


リーナが今日は休みだというのでカティアとプリシアもつれて4人で出かけることにした。


門を出て人目のないところへ向かう。


そこでマッハを呼び出した。


カティアとプリシアは一瞬驚いていたが事前にスキルのことは説明していたので混乱はなかった。


マッハに乗って空の旅をしてみた。


マッハは背に乗れるスペースがあるし自動でオーラシールドを張って寒さを防いでくれる。


偵察の時は全力で飛ぶが今は遊覧飛行なのでゆっくり飛んでいる。


「すごくいい景色ね。」


「春になったらもっときれいな景色が見えるよ。」


「こんなに空高く飛んでいるのに安心感があっていいですわ。」


「いつもは見上げている建物が上から見れるなんて楽しいですわ。」


「楽しんでもらえてうれしいよ。」


王都を出発してエルウン地方へと飛んでいる。


この辺りにはワイバーンなんかを見たことがないから空も安全なものだ。


もしワイバーンが出てきてもマッハなら楽に倒せるだろうけど。


4人でゆったりと空の旅を楽しむ。


下に見える村には働いている人の姿が見える。


そんなのどかな光景を見ながらマッハはゆっくりと進んでいく。


飛びながら昼になったのでマッハの上で昼食をとる。


今日は食べやすくホットドッグを用意してある。


プリシアが紅茶をコップに注いでくれる。


そこにミルクを加えてミルクティーにする。


ホットドッグにかけるケチャップとマスタードはお好みでかけてもらう。


「今日のホットドッグの間に挟んであるウインナーいつもより美味しいですね。」


「気づきましたか。いつもはオークの肉を使って作ってるんですけど、これはハイオークの肉を使ってるんです。」


「これがハイオークのお肉なんですね。」


「オークよりもずっと味がありますわ。」


「でしょう。わかってもらえて嬉しいです。まだ一般的に出回らない食材だからなかなか共有できる人がいなくて。」


「オークさえめったに食べられませんからね。」


「私はボア肉さえもエルウッドに来るまで食べたことがありませんでしたわ。」


「オークを狩るのも大変ですけど、運ぶのも難しいですわ。」


「そうなんですよね。でももう少しでそれを何とかするんで楽しみにしておいてください。」


「ふふふ、ミナトはいつも壮大なことを考えてるんですね。楽しみにしています。」


昼食も終わってゆっくりとエルウン地方を飛んでから王都へ帰る。


王都へ帰ってから夕食を取り風呂へと向かった。


今日はクリスが風呂に付いてくる。


脱衣所での作業はそつなくこなしてくれている。


先に風呂場に入って座って待っていると「ミナト様、お湯をかけますね。」とクリスが言ってからお湯がかけられた。


その後背中を流すのを待っていたら、背中に柔らかいものが当てられた。


そしてしばらくして少し艶っぽい声と少し硬い感触が背中にあたってきた。


「あのさクリスいったい何で洗ってくれているの。」


「もちろん私の体ですわ。」


まさか奴隷とはいえいきなり胸で身体を洗ってくるとは思わなかったから驚いた。


答えなかったことに不安を感じたようで「何か不満なてんがあったでしょうか。」


「いや不満なんてないさ。ただ急に自分の体で洗ってくるとは思わなかったからびっくりしただけだよ。」


「それならよかったです。私を楽しんでください。」


途中でやめさせることもできずに背中を洗い終わってもらった。


湯に浸かって膝の間にクリスが入ってくると今度は俺の手を取ってクリスの胸に持っていく。


突然のことに気が動転してしまった。


「ミナト様、どうですか私の胸は。」といわれてハッとなって手を胸から離す。


「やめてくれ。そんなこと望んでない。」と強くいってしまった。


その瞬間失敗したと思ったのか、「も、申し訳ございません。どうか許してください。」と泣いて謝ってきた。


強く言ってしまったことを謝ってもう一度膝の間に座らせる。


しばらくしてそんなに怒っているわけでないとわかったのか泣き止んでくれた。


「どうしてこんなことをしたんだ。」


「・・・・・・ったっかったんです。」小さい声で聞こえなかった。


「すまないよく聞こえなかった。」というと


「ミナト様に気に入ってもらいたかったんです。ミナト様の近くにはたくさん女の人がいるので、お気に入りにしてもらえないといつか捨てられるんじゃないかと思ってました。」


「別に無責任に捨てたりしないよ。」


「私の村では毎年食い扶持を減らすために誰かが売られていきます。その中で私の姉は売られる候補に入ったことがありません。私は何も知らなかったので自分も大丈夫だと思っていましたが候補に選ばれました。3人候補がいたんですけど2人は商人の条件に合わなかったんでしょう。そして私がえらばれました。絶望しました。」


一息ついて続きを話してくれた。


「連れていかれる前の夜に姉が言ったんです。売られた先がいいところだったらご主人様に気に入ってもらえるようにこうしなさいって。そうしたら姉のように捨てられたりしないからって。」


「まあいいところだと思ってもらえるのは嬉しいけど。」


「最初は恥ずかしくてできないって思ってたんですけど、アンジェリカ様、カティア様、プリシア様、と美しい方ばかりでそれにリーナ様、ミレイヌ様、レインさん、アイリスさんと可愛くて胸も大きい方も多くていらない子になってしまうんじゃないかって考えてしまったら不安で。それにミナト様に会う機会もあまりなくて。」


「それは悪かった。」


「いえミナト様は悪くないんです。ただ私が今回のチャンスを逃がしたくなくてやったことなので。あまり気に入っていただけなかったみたいですけど。」


そういって落ちこんでしまった。


「いやクリスは悪くないさ。男だったらみんな喜ぶんじゃないかな。」


「ではミナト様はどうして。」


「・・・・・・。すまん。」と言ってから何を言うか考えてたら


「一つだけお願いしてもいいでしょうか。」と言われたので


「いいよ。」と答えたら


「本当に私を捨てないというなら一度だけ胸を触ってください。そうしたら信じます。」


というので手を前に回して胸をもむ。


「ありがとうございました。ミナト様を信じます。私はいつでも心の準備はしてますから。」


そう言って膝の間から出ていった。


俺はこの後自分を落ち着かせるため、もうしばらく湯につかるのだった。

読んでくださってありがとうございます。


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