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エルウッドでの1日 1

69話



孤児院から帰って久しぶりにグスタフの作った夕食を食べた。


なかなかグスタフも腕をあげているじゃないか。


そう言ったら大喜びしているグスタフがいた。


そして走ってどこかに行ってしまった。


そんなグスタフを見送って風呂に行こうとしたらカティアとプリシアに捕まった。


「「ミナト様、お帰りなさいませ。」」


「ただいま。カティア、プリシア。」


「今からお風呂に行かれるのでしたら、是非ミナト様の買われた5人の成果を試してあげてもらえませんか。」


「別にいいけど。」


「ありがとうございます。では今日は私が付き添いでいきます。」


そう言ってカティアは5人のうちの誰かは分からないけど呼びに行ってしまった。


「ミナト様、明日は私が付き添いますからね。」


プリシアはそう言って少しだけ抱き着いてからカティアを追っていった。


しばらく待っているとカティアが連れてきたのはメルルだった。


「ミナト様、精一杯がんばりましゅ。」


緊張のあまり嚙んでしまったようだ。


そんなメルルに癒されながら「そんなに緊張しなくてもいいよ。別に失敗しても何もないから。」と言ってみたけど、メルルの緊張はほぐれなかったようだ。


風呂場の脱衣所で服を脱ごうとしたらカティアに止められた。


今日は全部メルルにやらせてほしいとのことだ。


ということで脱衣所でじっとしているんだけど、メルルは目の前で深呼吸している。


「じゃあメルル頼んだよ。」というと「ひゃい。」と言いながら服を脱がしに来る。


最初はいきなりボタンを外さないで服を引っ張られた。


しかしここは我慢してあげようと頑張ったが無理に引っ張ってくる。


少ししてカティアがボタンを外すのを忘れていることを指摘したらようやく気付いたのか、謝罪しながらボタンを外してから服を脱がされる。


それなりに時間がかかったけどなんとか全部脱いでタオルを巻いて先に風呂へと行く。


しばらく待っていると「こら、メルル。」というカティアの声が聞こえてきたので、振り向くと慌ててきたのかタオルもまかずにこちらにくる全裸のメルル。


うーんなかなかいい胸をしている。


自分の腰にあるタオルで悪いけどメルルに巻いてあげると顔を真っ赤にして暴走を始めた。


背中を流すといって水をかけられ石鹼を泡立てずに直にこすり付けてきた。


途中でカティアがメルルを止めてくれて、丁寧に洗いなおしてくれた。


そして湯船に入って膝の間にメルルがいるんだけど、メルルは泣きながら謝ってきた。


「ごべんなざい。ごじゅじんざまぁ。」


「まあまあ、失敗は誰にでもあるからね。」と言って頭をなでてあげる。


しかしカティアの視線は厳しかった。


多分メルルの失敗よりも、メルルが一緒に湯船につかっていることに対してのものっぽいけど。


「じゃあ、六日目にもう一回メルルにお願いするよ。」


そう言うとようやく泣き止んだ。


しばらくお湯に浸かって体も温まったところで風呂から出た。


お風呂から出てリーナの部屋へと向かう前に自分の部屋に寄った。


「兄さんやん、いつ帰って来たん。」


「兄様、お帰りなさいませ。」


「今日の昼前かな。ユカとチヨちゃんは仕事してたでしょ。」


「うちとチヨちゃんかなり成長してんねんで。」


「楽しく働けているみたいでよかったよ。」


2人はこれから風呂に行くというので別れてリーナの部屋へと向かった。


リーナの部屋で果汁ポーションを飲みながら待っていると、お風呂からリーナが戻って来た。


「おかえり、リーナ。」


「ミナトはずいぶん早かったのですね。」


「風呂に行くのが早かったからね。」


「お風呂でカティアがメルルちゃんを慰めていたわよ。」


「風呂でね・・・・・・」


お風呂での出来事を説明したら、それは災難だったわね、って笑っていた。


リーナにも果汁ポーションを渡す。


それからカティアがきたので寝ることにした。


誰かと一緒の布団で寝るのも久しぶりだったのでドキドキするね。


今夜はティピもいないから眠れるまで時間がかかるかなって思っていたら、ニヤッと笑うライカが出てきた。


『マスター。ついに私の出番ですよ。くふふ。』


『いやちょっと待って。ライカ今日は自然に眠りたい気分なんだ。』


『遠慮はいらないですよ。』


そう言ってライカは電撃を当ててきた。


強烈な痛みが走って気を失ったのだった。


次の日、目が覚めたら全身がえらくすっきりとしていた。


ライカによるとライカの電撃で全身のコリをほぐす効果もあるように調整しているらしい。


スッキリと目覚めたので、朝食の準備に厨房へと向かった。


今日は芋のポタージュとベーコンエッグとパンにしよう。


まずは芋のポタージュを作ってパンを焼いている間にオーク肉のベーコンとコッコの卵を熱したフライパンに投入する。


ベーコンの焼けるいい匂いがしてきたところでグスタフがやってきた。


「おはようミナト。今日もいい匂いさせてるな。」


「おはようグスタフ。おいしそうだろう。オーク肉のベーコンはボアよりも臭みがなくて柔らかいからな。」


「ああ、朝食から美味しいものが食えるなんて最高だよ。」


「えっ、グスタフの分もいるの。」


「またまたミナトは冗談がきついなぁ。」


「・・・・・・。」そっと目をそらしてみる。


「えっ、噓だよね、噓だと言ってミナト。」と言って腰のあたりにしがみついてきた。


「冗談だよ。ちゃんとグスタフのはあるよ。」


「よかった。よかった。心臓に悪いよ。」


グスタフよそれはどうかと思うぞ。


さてみんなの分を作り終わったから持っていこう。


まずは自分の部屋に、中に入るとまだみんな布団の中にいる。


寒いだろうから暖炉に火をつけておく。


それからテーブルを真ん中にもってきて朝食を並べていく。


すると匂いにつられて布団から出てきたのはリアとレアだった。


「「ご主人様おはようございます。」」


「おはよう。朝食をしっかり食べて1日頑張るんだよ。あとみんなも起こしてあげてね。」


そう言って部屋を後にする。


廊下でカティア、プリシアとすれ違ったので朝食は俺の部屋に置いてあるよと伝えておく。


次にミリアリアさんたちの食卓にいく。


まだリーナ達も来ていないのでお茶などの準備をしておく。


しばらくしてセバスさんとルリアさんがやってきた。


「おはようございます。ミナト様、今朝はえらく早いですな。」


「すいません。目が覚めてしまったので。」


「ではミリアリア様が来られるまでお茶でもしましょうか。」


という提案に乗ってセバスさんとルリアさんとお茶を飲みながら話を楽しんだ。


その際に屋敷を購入したので、内装工事が終わって住めるようになったら、管理する人を捜しているって言ったらセバスさんの孫が今年成人するので紹介してくれることになった。


セバスさんの一族は公爵家ながら城で代々執事をしているそうだ。


一応城に勤めるわけじゃないけど大丈夫なのか聞いたけど、城は人が余っているから問題はないとのことだ。


いい人材がすぐに手に入るなんて幸先がいいね。


その後ミリアリアさんたちがきたので一緒に朝食をとった。


読んでくださってありがとうございます。


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