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リオンは帰ったけど一人では眠れないようです2

42話



公園でゆっくりして夕暮れ前に宿へと帰った。


いつも通りにみんなと夕食を食べて、風呂に向かった。


風呂にはムサシさんが先に入っていた。


「ミナト殿はすごいでござるな。拙者公園で見てしまったでござる。」


「えっ、見られてたんですかそれは恥ずかしいな。」


「拙者も若かりし頃はああいうのに憧れたでござる。でも今はちょっと恥ずかしいでござる。まあそういう相手もいないでござるが。」


「ムサシさんならすぐに見つかりますよ。」


「いや某貴族は苦手故、なかなか出会いがないでござる。」


「冒険者ギルドとかならどうなんですか?」


「拙者を利用して儲けたい女子は近づいてくるでござるが、他のものはハードルが高いのか畏れ多いと敬遠されてしまうでござるよ。」


「じゃあ今度エルウッド王国に帰るときに一緒に来ますか?もしかしたらいい相手が見つかるかもしれないですよ。」


「それもいいかもしれないでござるな。」


ムサシさんがなんとなく乗り気に見える。


今日デートを目撃してしまって触発されたのかもしれないな。


でもホントに気を付けよう、知り合いに見られるとか、なんて羞恥プレイだ。


風呂を出てから部屋に戻ると既にカティアとプリシアが待っていた。


「今日は私達が添い寝しますね。」


・・・・・・。二人とも可愛いネグリジェ姿なんだけどもうっすらと下着が透けて見えてて、俺の精神的には良くないわ。


「「あの、そんなに見つめられると少し恥ずかしいです(わ)。」」


「ごめん。2人のネグリジェ姿を見るのが初めてだったからみとれてしまったよ。」


「ミナト様にそう言っていただけるなら来てよかったです。」


「別にミナト様ならじっくり見てもいいですわ。」


少し恥じらってそんなことを言われると・・・・・・、落ち着け、落ち着くんだおれ、ここは冷たいものでも飲んで頭を冷やそう。


「まあ風呂上がりの一杯でもどうだい。」


そう言ってフルーツオレを取り出して渡す。


「「程よい甘さでとても美味しいです(わ)。」」


フルーツの配合をかなりこだわって仕上げた自信作なので気に入ってもらえると思っていた。


しばらくフルーツオレを飲みながら談笑してから


「ところで2人とも、明日、デートしない。」


「「ミナト様が誘ってくださるなら行きます(わ)。」」


「じゃあ朝食が終わったら出かけようか。」


「「はい。」」


「いい時間になってきたからそろそろ寝ようか。」


そう言って明かりを消してベットに入る。


今日は右にカティア、左にプリシアが入ってきた。


「「ミナト様おやすみなさい。チュッ」」


2人から寝る前のキスをされて、今日も寝れなくなりそうだったが


『今日もあたしにまかせなさい。』ってティピの一撃で意識が刈り取られたのだった。


翌朝、日の出と共に目が覚める。


この世界に来てから夜の寝る時間が早いから、自然と朝も早くなってしまう。


起きようと思ったが今日も腕が動かない。


そうだった昨日はカティアとプリシアが横に入ってきたんだった。


2人の寝顔を眺めながらもう少しゆっくりしてもいいかと思い直す。


せっかくの2人の可愛い寝顔を見る機会なんてあんまりないからね。


交互に二人の寝顔を見ていると先に目が覚めたカティアと目が合った。


「おはようございます。ミナト様もしかしてずっと見ていたんですか?」


小声でささやいてくるのを笑ってごまかす。


カティアが照れているのがわかる。


それを眺めていると、カティアからキスをされた。


逆に不意打ちを受けてこっちまで恥ずかしくなってくる。


「おはようのキスです。」


そういって布団に潜り込んでしまった。


仕方ないからプリシアのほうを向いたら、目が覚めたプリシアと目が合った。


「わ、わたしもしてもいいですか。」


少し照れながらそういうプリシアにおはようのキスをしてあげた。


そうしたらプリシアも布団に顔を隠してしまった。


そんな感じで幸せを満喫しながら、着替えて朝食を作りに厨房にいった。


パンを竈に放り込んでいたらどんよりした料理長がやってきた。


「えらく雰囲気が暗いですけど、どうしたんですか。」


「昨日、彼女と喧嘩してしまったんだ。俺が悪いのはわかってるんだが彼女の言い方に腹が立ってつい言い返してしまった。あれだけ言った手前どうしたものかと。はぁ~。」


「自分が悪いとわかってるならさっさと謝ったほうがいいですよ。」


「それはそうなんだが・・・・・・。」


「へんに時間を置いたら修復不可能になりますよ。謝ってもすまなくなって破局なんて話はよく聞く話ですよ。」


「向こうから謝ってくれたら、謝りやすいんだけどな。」


「面白いことを言いますね。まあ料理長が振られても私には損害がないからいいですけど。」


「そんなこと言わないでよ。」


「じゃあさっさと謝りに行ったほうがいいと思いますよ。」


さてパンも焼き上がりそうだし退散しよう。


このまま料理長のどんよりした顔を見ていたら幸せな気分がなくなっちゃう。


「じゃあ準備終わったんで、私はもう行きますね。あとちゃんと決断せずに夜もそんな顔してたらオーナーに言って厨房から追い出してもらうんで、早くなんとかしてくださいね。」


そういって厨房から出ていく。


みんなが来るまでにテーブルにセッティングをしておく。


朝食後、昼食用の用意をしてからカティアとプリシアと出かける。


「2人はどこか行きたいところはあるの?」


「私はどこでもいいですよ。」


「私もどこでもいいわ。」


2人もどこでもいいようなので昨日は学園を中心に西側のほうへ行ったので、今日は北に向かって歩いていく。


せっかくだから手をつないでいこうかと思って、手を出したら両方から腕に抱き着いてきた。


少し歩きにくいけど、こんなこともめったにないからいいかと歩き出す。


流石にこの格好は注目を浴びるが2人が気にしてないんならいいか。


しばらく行くとお店が見えてきた。


最初の店に入ってみたら下着を売っているお店だった。


これは不味いなぁって思って引き返そうとしたが2人に引き留められた。


なんとか逃げようとするがびくともしない。


「ミナト様せっかくですから見ていきましょう。」


「わ、私もそろそろ新しいのが欲しかったのですわ。」


「・・・・・・。わ、わかったよ。」


ゲームでのボス戦のように逃げることができないようだ。


仕方ないから2人に連れられて奥へと入っていく。


唯一の救いは中に客が少ないことだ。


それでも他の客の視線が気になって仕方ないが途中で見てはいけないものを見てしまったきがした。


宿の女装したゴリラな従業員がいたような。


ここは気にしたら変なフラグが立つかもしれないからスルーだ。


俺は何も見ていない、見ていないったらいないんだ。


気がつけば女性用の下着しかない売り場のど真ん中にいた。


非常に居心地が悪い、しかも目の前には結構際どい下着がたくさん。


しかしここを離れようにも右も左も女性用下着しかない。


どうしようかなって考えてたらカティアが手招きしてくれたのでそっちに行く。


「ミナト様はどちらが好みですか?」


そういってピンク色の下着と水色の下着を見せてくる。


「カティアならどっちも似合うと思うけど見てみないとわからないかな。」


「わかりました。少し待っててくださいね。」


そういって奥へと行ってしまった。


何かまずいことを言ったかなって考える前に今度はプリシアによばれたので行ってみる。


「ミナト様どちらがいいと思いますか?」


そう言って青色のストライプと薄緑のストライプ柄の下着を見せてくる。


「どっちも似合うんじゃないかと思うけど、見てみないとわからないから好きな方でいいんじゃないかな。」


「わかりましたわ。少しお待ちくださいね。」


プリシアも奥へと行ってしまった。


この世界、服や下着はちゃんとしているんだが誰かプレイヤーが作ったんだろうか。


そう思っていたらカティアによばれたので行ってみる。


何処にいるのかと思ったら試着室っぽいところから顔を出している。


近づいたらカーテンが開いて上も下も水色の下着をつけたカティアがあらわれた。


「ちょ、ちょ、何をしてるの閉めて閉めて。」


「ミナト様が見てみないとわからないっておっしゃったんですから見てくださいよ。」


あれは失言だったことに今気づいた。


「いやあれはそんな意味で言ったんじゃ。」


「私の下着姿なんか見る価値もないということですか。」


そう言って悲しそうな顔をしてくる。


「違うから、違うよホントに。」


「じゃあ見て選んでくださいよ。」


観念するしかないようだ。


こうなったら見るしかないと気合を入れてみる、普段メイド服に隠れていてわからないが、カティアも胸は大きいのが下着だとよくわかる。


そしてスタイルもバランスがいいので正直見ていて飽きない。


少ししたらカーテンが閉まって、開いたらピンク色の下着姿のカティアがあらわれる。


水色の髪をしたカティアには正直言ってどっちも似合っているし甲乙つけがたい。


「そこまで見られると少し恥ずかしいです。」


いかん、ついじっくりと見すぎてしまったようだ。


「どっちもよく似合ってるから両方買おう。」


「ありがとうございます。じゃあ着替えますね。」


そういってカーテンが閉まると隣からプリシアが顔を出して手招きしている。


覚悟を決めてそっちへと向かうとカーテンが開いて青色のストライプのプリシアがあらわれた。


プリシアも普段はメイド服なのでじっくりとスタイルを見ることはないが、胸はカティアより少し小さいが十分平均はあると思われる。


カティアより少し背が高く、腰も細くスタイルは抜群でそれが金髪と相まってすごく綺麗にみえる。


少ししてカーテンが閉じられて、次に開いた時には薄緑色のストライプ柄の下着であらわれた。


こちらも甲乙つけがたいので「両方とも買おう。」って言ったら


「じゃあ少し待っててくださいね。」


ってカーテンが閉じられた。


ここで一気に心を落ち着かせるために椅子に座って違うことを考えようとしたが、先ほどの2人の下着姿が脳裏に焼き付いてしまった。


両手で頭を抱えて悩んでいると「あんら、お客様どうしたのかしらん。」って言われて上を見たら女装したイケメンなおっさんが立っていた。


その瞬間全てが吹き飛んだように頭の中が真っ白になってしまった。


「あんら、大丈夫かしら。」


そう言って目の前で手を振ってくる。


気を取り直して「大丈夫です。ありがとうございます。」って言うと


「それならよかったわん。」


って言ってくる、きっといい人なのだろうけど関わりたくないというより身体が拒否反応をおこしそうなところで


「あらヒカリ店長じゃないですか。」


「ほんとだ。ヒカリ店長お久しぶりですわ。」


「あんら懐かしい。カティアちゃんとプリシアちゃんじゃない。」


どうやらこの人物ヒカリという名前のようだ、カティアとプリシアの知り合いである以上関わらないと駄目なようだ。


「店長がお店にいるなんて珍しいですわね。」


「そうなのよん。メリッサがイベントの情報をくれたから戻ってきたんだけど、間に合わなかったのよん。噂ではとっても美味しいものがでたってみんな言ってるから残念で仕方ないわん。あなたたちはどうしたの?」


「「私たちもご主人様についてイベントに来たんですよ(わ)。」」


「あんらそうなのねん。ところでご主人様って誰かに召し抱えられたの?カティアちゃんはともかくプリシアちゃんは不思議ねん。」


「いろいろあったんですわ。」


「ところでそのご主人様は一緒なのん?」


「ええっと、そこの店長の後ろにおられますよ。」


「あんらお兄さんがそうだったのねぇ。2人のことちゃんと大切にしないとぶち殺すわよん。」


こわっ、正直言ってホントにこわってなったわ。


「は、はいそれはもう重々承知しています。」


「店長、私はご主人様のおかげで今はとても幸せですわ。」


「私もですよ。」


「2人がそう言うならきっとそうなのねん。でもなにかあったらいつでも言いなさい。こう見えてめちゃくちゃ強いんだからねん。」


そう言って彼女(?)が言った瞬間オーラが溢れて危険察知が頭に警報を鳴らしてくる。


この人は間違いなくプレイヤーだわ。


それもムサシさんクラスの。


「あんら、あたしの威圧に腰を抜かさないなんてあなたやるじゃない。」


「・・・・・・。いきなり威圧はひどくないですか?」


「だってこの二人に何かあったらって警告しとこうかと思ったのよ。」


やっぱりこえぇ、この人やばい人だわ。


「店長大丈夫ですよ。ご主人様が助けてくれたから私達はここにいるんですから。」


カティアとプリシアが両腕にくっついてくる。


「あんら、あなたいい男だったのね。2人の顔が物語ってるわ。いいわあなたも困ったら頼っていいわよん。」


「そ、その時はよろしくお願いします。」


「ところでカティアちゃんたちはイベントの出し物食べられたのん?」


「はい。ご主人様の作るラーメンは絶品でしたわ。」


「あんらあなたが作ったのねん。よかったらごちそうしてくれないかしらん。」


ここで断ったらひどい奴だよね。


「いいですよ。どこか調理場があれば。」


「うちの店の従業員ようの休憩室にあるけど材料はあるのかしら?」


「大丈夫ですよ。すぐにでも作れますけどどうしますか?」


「じゃあすぐにお願いしてもいいかしら。うちの子たちもついでに休憩にしちゃうわ。あとあたしはヒカリって言うのよ。ヒカリちゃんでもヒカリンでも好きに呼んでね。」


そう言って調理場へ案内してくれた。


「私はミナトと言います。では調理場をお借りしますね。」


「わかったわん。ミ・ナ・トちゃん。」


そう言って店長は従業員を呼びに出ていったが、鳥肌がたってしまった。


読んでくださってありがとうございます。


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