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久しぶりに狩りへ 後編

29話



次の日寝不足になった俺とは対照的にレインは生き生きとして敵を狩っていた。


『あんたはよく耐えていたわ。』


ってティピが励ましてくれる。


眠たいので不味いポーションを飲んで目を覚ます。


えげつない不味さに目が覚める。


彼女も順調にレベルが上がっていってるからまあ良しとしよう。


そうして進んで気づいたがレインから色のついたオーラが綺麗に練られて弓に伝わっていく。


ダークエルフは何らかの属性を持っているのかもしれない。


プレイヤーとか召喚者は職業特性で属性を持っている以外は幻獣との契約でのみ属性が使える。


だから今、俺は空間属性と雷が付与できるのだ。


めったにしないけど。


手の内はさらさないように気を付けている。


どんどん森を進んでいくと前に倒した地竜が、また復活していたので問答無用で倒してお肉を確保する。


こいつは経験値もお肉も美味しいからいうことなしだ。


前回はこの奥に進む前に引き返したが今日は進んで行く。


敵はミノタウロス、ダークフォース、ハイオーク、ゴブリンロードが主に出てくる。


偶にドリルホークかな。


一度ボスを確認するのもいいかなって思う。


だからどんどん進んでいく、そうしてボスエリアをみつけたがそこにいたのはクレイジーコングだった。


倒そうと思ったら倒せるけどやめておいて引き返してレベル上げに戻る。


「レインはまだ大丈夫か?」


「はい少し疲れてきましたがまだ大丈夫です。」


やっぱりこの辺で休むか。


その日はそこで野営して過ごす。


何処で野営してもロウガーが見張ってくれるので、ぐっすり寝られるのは最高だね。


次の日もその周辺をうろついているとマップに妙なところを見つけたので行ってみる。


この森の中に結界に守られた小さな村がそこにあった。


結界で入れないかと思ったが通れたので入っていく。


なんか甘い匂いが漂っている気がする。


前から誰かが出てきた。


それはレインすら霞むほどの巨乳な女性だった。


「あなたはだれですか?」


「すいません。森で狩りをしていたら村を見つけたので入ってきてしまいました。」


「迷い人の方ですか。たまに来られるのですよ。ここはミルク村という村です。」


「こんな森の中でよく生活できてますね。」


「基本は自給自足ですがたまに牛乳を売って物資を得ています。よかったら何もないところですがゆっくりしていってください。」


そう言って中に案内してくれる。


しかし見渡す限り巨乳の女性ばっかりだ。


「ここが村長の家です。」


そう言って中に入っていった。


しばらくして招かれたので家に入っていく。


「お主らが迷い人か。ようこそきなすった。ワシは村長のタリアという。何もないとこだがゆっくりしていくがええ。ここには女しかおらんから気を付けなされ。もし手を出したらばきちんと責任を取ってもらいますぞ。」


「私はミナトこっちはレインといいます。承知しました。気を付けます。」


話を聞くとここは特殊スキル獣人化のミノタウロス系統を持っている種族の村だそうで、人間の国ではこのスキルで暮らしていくのが難しいからここに住んでいるようだ。


この村の結界は人とモンスターが近寄れないようにするものらしいが偶に迷い込む人がいるようだ。


全部女性らしく男は初めてきたそうだ。


ここの名産は村の名前にある通りミルクなどの乳製品らしい。


『ここの結界が弱ってるみたいだから、改良強化してあげたら?私がいるからできるわよ。』


そう言ってくるので提案してみる。


「タリアさん、良かったらこの村の結界を私が修繕しましょうか?」


「ほう、結界が弱っているのがわかりなさるとはお主過去の英雄の類かな?」


「まあそんなもんです。」


「それでしたらぜひお願いしたい。」


とタリアさんと話してたら、


「母さん今日の分終わったよ。」


って胸を丸出しの女の子が入ってきた。


「こりゃミレイヌ客人の前でなんて格好だい。」


そこで初めて俺たちの存在にきづいたようだ。


「きゃあああごめんなさい。」そういって大きな胸を抱えて出て行った。


「すまんのはしたない娘で。とりあえず部屋を用意しますのでゆっくりしていかれよ。」


そういって部屋を用意された。


寝るには早いので結界の強化をさせてもらった。


その後オークをふるまったら大変喜ばれた。


村には温泉があるということで入らせてもらった。


お湯は白く濁ったミルク湯だった。


久しぶりの温泉に癒されながらイベントリーから果汁ポーションを出して飲みながら羽を伸ばす。


温泉を堪能してたら誰かが入ってきた。


「あっよかった。お兄さんまだいた。」


先ほどのミレイヌさんだった、彼女はお風呂なので当然だが一糸まとわぬ姿でやって来る。


そして何でもないかのようにお風呂に入ってきた。


「あのぉなんで入ってきたんでしょうか?」


「レインさんのほうはいっぱいだったから、お兄さんに外の世界の話を聞きたくて。」


「これでも男なんで、恥ずかしくないんですか。」


「恥ずかしいけどこんなチャンス滅多にないから。だからあんまり見ないでほしいな。」


ついお湯に浮く胸に目がいってしまった。


「ごめんつい。」


そう言って上を向く。


「お兄さんなかなか紳士だね。わたしはミレイヌよろしくね。」


「ミナトだよ。よろしく。」


空を見上げながら答えて彼女にも果汁ポーションをわたした。


「なにこれすごく美味しい。」


「だろ自信作なんだよ。」


「ねえねえ外の世界の話をしてよ。」


だからエルウッド王国の王都の様子を話してあげたらとても喜んでいた。


「いいなあ行ってみたいなあ。私達は目立つから滅多にここから出ないしでても選ばれた人だけなんだ。たまに帰ってこない人もいるし。母さんは多分攫われてしまったのだろうって言ってたけど。」


特殊なスキルを持つものはみんな苦労しているのかもしれない。


プリシアもそうだったし、今はレベルも上がって制御できるようになってきたみたいだけど。


彼女たちもきっと同じなんだろう。


先に風呂を上がろうとしたらミレイヌが真っ赤になっていた。


声をかけても返事がない。のぼせてしまったようだ。


仕方ないから抱き上げて脱衣所で寝かせる。


すぐにタオルをかけて仰いであげるが、そこにタリアさんが入ってきた。


・・・・・・。


気まずい時間が流れる。


タリアさんの前にはタオル一枚で倒れている娘と全裸の男・・・・・・。


タリアさんがニコって笑っている。


温泉から出て居間では笑いながら


「ミナト殿、儂は手を出したら責任を取ってもらうといいましたぞ。もちろんきちんと責任を果たしてくれますなぁ。」


「・・・・・・。申し訳ございません。どうすれば良いのでしょうか?」


「ミレイヌを嫁としてもらってもらわねば困りますなぁ。」


「そ、それは彼女の気持ちもありますし、私にも妻になる予定の方が・・・・・・。」


「別に妻が一人じゃないといかんということはないじゃろ。わが村はこのままだと衰退する一方でのいやあ助かりますのぉ。」


駄目だどうやっても連れて行かされそうだ。


リーナには帰ったら全力で謝るしかないな。


「わかりました。責任は取りましょう。娘さんのことは任せてください。」


「そう言ってもらえると安心ですわい。ではこれからは儂を母と思ってゆっくりされるがよい。」


そんな気分になれません。


その夜はそうして過ぎていった。


次の日村の特産のミルク、バター、チーズを大量に購入して、かわりに小麦粉、オーク肉、野菜、塩、こしょう、をわたした。


タリアさんの家ではミレイヌさんが「不束者ですが、よろしくお願いします。」って三つ指ついて言ってきた。


「あの出会ったばっかりの男に嫁いでほんとにいいの?」


「昨日話してミナトさんはいい人って思ったからいいよ。それに外に出られるから。」


諦めて彼女の服を空間属性を付与して用意した。


これで胸が目立つことはないだろう。


夜に寝室に来たミレイヌにもリーナのことを説明して時間をもらった。


その間にお互いを知ろうと決めた。


この件に関してタリアさんは問題ないようだ。


翌日に村をでて森に戻った。


結界から出ると村は消えてしまったが、マップには記されている。


『この村に関してはあんたはいつでも来れるわよ。』


ってティピが教えてくれた。


そこからはついでにミレイヌのレベル上げもして道をもどっていく。


帰りにミレイヌに戦わせてみたら拳にオーラを纏わせ敵を殴った。


種族スキルのせいかすごいバカ力で殴ったおかげでホブゴブリンがモザイクが必要なくらいの光景になってそれを間近で見たレインが森で吐いた。


しかもそのあとが大変で、夜の野営でミルクが止まらなくなったミレイヌが小屋で樽に搾乳し続けていた。


なんでもスキルを使うと戦闘力が跳ね上がる代わりに胸にミルクがたまるのだそうでなかなか大変な種族スキルだった。


それが村の特産だと初めて知った。


仕方ないのでいざという時のために彼女の下着と服に出たミルクを吸収しそれをイベントリーの樽に行くように細工しておいた。


これで戦闘中とか街中でとか事故を避けられるだろう。


3日後森を抜けて機甲トラックで王都を目指したのだった。


帰りの野営時にタリアさんからの手紙を渡された。


『ミナト殿へ

 急なことを言って申し訳なかった。ミレイヌはずっと外へ出たがっていた。しかし外の世界は私達の種族にとって危険が多すぎる。特に女である私達は格好の餌食になるだろう。だから強引な手を使ってしまった許してほしい。ミナト殿を信頼したのはあの結界を入ってこられたからじゃ。あれは悪人は通れぬようにできておるだから娘をよろしく頼みます。もしどうしても無理と思うたらその時は村へ帰してくだされ。追伸ミナト殿はいつでも村に来てくださって結構ですじゃ。偶にお土産を持ってきてくださればみなよろこびますじゃ。』


そんなこと手紙に書かなくてもいいのに。


でも託された以上はしっかりと守ろうと思った。


帰ったら城ではリーナに全力で頭を下げた。


素直に言いに来たから許してくれた。


カティアとプリシアは順番は私たちが先ですよって言っていた。


エルフィナさんは笑いながらお前の周りは女ばかり増えていくなって言ってたけどミルク村のことは知っているようだったので聞いてみた。


あの結界は残っていたプレイヤーが作ったものだそうでその人は今はどうなってるかは不明らしい。


その後お土産のミルク製品を飲んで楽しんでいた。

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