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デートの約束と日常生活

25話


あれからカティアとプリシアに説明するのが大変だった。


自分たちに手を出さないのに奴隷を3人も連れて帰ったからショックだったらしい、


宥めるのに時間がかかった。


当面の間は3人で俺のベットに寝てもらうことにした。


俺は床に布団を敷いて寝ることにしたんだが、夜に下半身がもぞもぞして目を覚ますと、布団の中にレインがいた。


小声で「何やってるんですか。」


って言うと


「わ、わたしが頑張って奉仕しますから、どうかチヨ様には手を出さないでください。」


「落ち着け、手なんか出さないからだからやめて。」


「しかし男はいつ暴走するかわかりませんから。」


「ほんとに大丈夫だから。理由は明日また話すからね。」


そこまでいってようやくベットに戻ってくれた。


少々寝不足で朝起きて、朝食を作りに厨房へ行く。


やわらかいパンを人数分焼いて、付け合わせにベーコンエッグを作って、サラダを添えてプレートに盛る。


そうして部屋に持って戻るとカティアとプリシアも来ていた。


テーブルに並べて牛乳を出してグラスに注ぐ。


それを見て驚いている3人、慣れてるカティアとプリシアは何も言わない。


因みにエルフィナさん、リーナさん、ミリアリアさん、シズクさんあとはセバスさん、ルリアさん、グスタフは同じメニューを食べている。


他の人の分はグスタフがつくっている。


自分だけ美味いのを食べてるとグスタフが恨まれているらしいが、厨房の仕事を全て奪うわけにもいかないので頑張れグスタフ。


最初はグスタフは、入ってなかったんだけどあまりにしつこいので根負けしてしまった。


肉も卵もこの世界ではまだ高いのだ。


食べ始めると「なんやこのパン。やわらかいやないか。この国では毎日これが食えるんか。」


て叫ぶユカに、


「ミナト様が作られている一部の方だけですわ。」


ってプリシアが言う。


チヨとレインは食べるのに集中しているようだ。


食べ終わったら片付けてミリアリアさん達にも届けに行く。


ミリアリアさん達に渡した後、エルフィナさんの執務室へ持っていく。


朝食を食べながら「ミナト、何でも奴隷を連れ込んで遊ぼうとしてるんだって?」


って聞いてきた。


「何ですかその話は。奴隷は買ってきましたが遊ぶつもりはありませんよ。」


って返すと


「本当か。リーナに手を出せないから我慢できなくなったんじゃないかという噂だぞ。」


「誰ですかそんなことを言うのは。」


「私だ。これから流そうかと。」


「質が悪いですよ。やめてください。」


って言うと急に真面目な顔になって


「それなら何故、奴隷を購入したんだ?」


って聞いてきた。


それでユカが召喚された中にいたこと、アヅチ帝国で奴隷にされたらしいこと、昨日のランドルフ共和国からの商人から買った経緯を話した。


「そうか日本人か。というか他国は召喚をしておいて何をやっているんだか。じゃあとりあえずミナト専属メイドとして登録しておこう。ユカという少女だけは別でここに連れてきてくれ。」


「エルフィナさんのことを教えてあげるんですか?」


「いや、ただ私も関西弁がききたいだけだ。それに多分だが年齢的にゲームのことを知らんだろうから、ここがただの異世界と思っておいた方がいいだろう。あとリーナにはきちんと話しておけよ。誤解させておくとめんどくさくなるぞ。」


「わかりました。これから行ってきますよ。」


そしてエルフィナさんのところを出て、リーナさんの仕事部屋へ。


ノックしてから入ると、さっきを感じた


「ミナト貴様リーナ様と婚約しておきながら奴隷で遊ぶ気だとはいい身分だな。」


ってシズクさんが襲ってきた。


それをいなしながら「誤解ですよ。それを説明するために来たんですから落ち着いてください。」


「言い訳なんぞいらん。」


「ホントに誤解ですから。」


「シズクやめて。」


リーナさんがそう言ってやっと落ち着いてくれた。


「ミナトさん説明をお願いします。」


エルフィナさんに言ったのと同じことを語った。


「事情は分かりましたが、もっと早く言ってほしかったですわ。」


「すいません。そこまで気が回らなくて。」


「でもミナトさんらしくてよかったですわ。今までは辛かったかもしれませんが、彼女もこれからは楽しく暮らせると思いますわ。」


「そうだといいんですが。まあミリアリアさんが優しい王様でよかったです。そうじゃなかったら俺もどうなっていたか。」


「それにしてもアヅチ帝国はどうなっているのか。召喚しておいて捨てるなんて酷い。」


シズクさんが憤慨している。


やっぱりみんないい人たちだと実感した。


「ところでリーナさんは次の休みはいつですか?」


「明後日ですわ。」


「じゃあ明後日は二人でピクニックに行きましょう。」


「わかりましたわ。楽しみにしています。」


「ごほん。二人の世界をここで作られると私が困る。」


そう言われて照れてしまう。


リーナさんの仕事部屋を出て、自分の部屋に帰るといつもの癖でそのまま入ってしまった。


ドアの向こうでは裸の3人と、採寸しているカティアとプリシアがいた。


・・・・・・。気まずい沈黙が。


すぐに部屋を出てドアを閉める。


「すまん。」


そう言ってドアの前に座り込む。


『ふむふむ。ミナトあのダークエルフはなかなかね。おそらくEね。そしてチヨとユカは今後に期待かしら。』


「いやいやそんなこと言わなくていいよ。」


『でもばっちり見たんでしょう。隠さなくていいのよ。』


見てしまっただけに反論ができない。


とりあえずは思い出してはいけない。落ち着こう。


助かったのは誰も叫ばなかったことだ。騒ぎにならずに済んだ。


もういいですよって言われて入って謝ったら別にいいと許してくれた。


とりあえず3人は下着なんかもないらしいので買い物に連れていくことにした。


アイテムボックスを確認すると銀貨と銅貨は大量に入っていたので、昨日レオちゃんに借りなくてよかったことが判明した。


確かにあれだけ屋台で稼いだのに持ってないはずはなかった。


まあ金貨700枚分を銀貨とか銅貨で払ったら嫌がらせになるだろうが。


今から行く服屋は問題ないだろうと思うがギルドで一部両替とレオちゃんに返すお金を引き出して店に向かう。


3人にとりあえず1週間分の下着と服を選ぶように言ってベンチで待つ。


女性用の下着コーナーなんて入れない。


服とか下着はそれなりに充実してるから助かる。


暇なので自分の分を選んでいると


「ご主人様はどちらがお好みでしょうか」


ってレインが黒と白の下着を持ってくる。


・・・・・・。持ってこられてもすごい困るんです。


「・・・・・・。白かな」って答えておく。


そういうと戻っていった。


心臓に悪いから持ってこないで。


『むこうではマスターが清純系が好きなんじゃないかってユカが言ってますぅ。』


「本当に勘弁して。カティアかプリシアに押し付けたらよかった。」


『そうしたら今度は部屋でカティアとプリシアに下着を見せられて好みを聞かれるんじゃない。』


やりそうで怖い。


俺もおっさんだけど、男だから誘惑に負けちゃうよ。


『2人なら喜ぶと思うわよ。』


・・・・・・。考えるのやめよう。


リーナさんのことをまずは。はっきりさよう。


それぞれが選んだ服と下着をまとめて清算してもらって店を出る。


帰りに商店街で野菜類を購入して帰ろうとしたら、


「兄さんあれは何の列なん?」


ってユカが聞いてくる。


「ああ、あれはラーメンだね。」


「ラーメン・・・・・・。ゴクッ。」


つばを飲み込む音が聞こえた。


「食べたいのか?」


「食べたいにきまってるやん。こっちにきてからずっとまともなもん食うてへんねや。朝のパンかて感動や。食のありがたみを実感させてもろたで。」


「じゃあ並んでみるか?」


「ええん。」


「時間もあるしいいよ。」


「おおきに兄さん。」


そうして並ぶこと1時間ようやく中に入ることができた。


「いらっしゃいませ・・・・・・。」


従業員の時が止まる。


口元に指をあてて内緒ってアピールする。


伝わったみたいでこくこくとうなづいて席へ案内してくれる。


「こちらお冷になります。ご注文はどうしましょう。」


「ラーメンセット4つで。」


「はいかしこまりました。少々お待ちください。」


しばらくしてラーメンセットが4つ運ばれてきた。


「「「いただきます。」」」


一斉に食べだす。


「うまいでえ。」「おいしい。」「これは美味しいです。」


3人とも満足そうだ。


個人的には不満がある。


スープがやや薄いし、ボアの臭みが出てる。


焼飯がべちゃっとしている、これは炊飯担当がミスしてる気がする。


チャーシューも手抜きしてるのか硬い。煮込み時間が足りてない。


この辺は今度レオちゃんに報告しておこう。


お会計を終えて店を出ると


「やっぱり日本のラーメンのが美味いなぁ。」ってユカが言ったので


厳重注意しておこうときめた。


日本のラーメンと比べても負けないくらいまでに仕上げたものを落とされては困るのだ。


「じゃあ今度は日本のより美味いのをごちそうするよ。」


って言っておく。


「ほんまにぃ。楽しみにしてるでぇ。」


3人と約束して城へと帰った。

読んでくださってありがとうございます。



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