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屋台の始まり

18話



ついにこの日がやってきた。


そうラーメンを屋台で販売するのだ。


今回はメニューはラーメンとセットで焼き飯、オプションは麵の大盛りとチャーシュー追加だけだ。


ユニフォームはシャツ、ズボン、エプロンを用意、カティアとプリシアはスカート。


いつもより早く城を出て商店街の中央通り広場のど真ん中へと屋台を牽いていく。


料金はラーメンは小銀貨1枚、セットなら小銀貨1枚と大銅貨1枚、オプションは銅貨2枚だ。


この点は昨日のうちにカティアとプリシアに伝えてシュミレーションもばっちりだ。


2人が計算できてよかった。


さあ広場についたので準備をしていく。


まだ周りにはどの屋台も来ていない。


この屋台はそれなりにハイテクになっている。


鍋用のコンロが2つ、普通のコンロが4つ、洗い場が1つ、冷蔵庫がコンロ台の下についている、油やスープの残しは流すと分解される仕組みになっている。


屋台のエネルギー源は気鉱石で、そこに予備のバッテリーパック、走ると自家発電して充電される。


それかオーラを蓄える性質を持つ気鉱石に直接オーラを注ぐかこれの管理は麒麟のライカが頑張ってくれている。


注文、配膳、会計、片付けはカティアとプリシアが交替で行う。


テーブルを3つ、椅子を12用意した。


あとは立ち食いになるだろう。


広場にいる人に味見用のスープを一口分配ってみる。


カティアとプリシアがお盆スープをに乗せて広場を回る。


これで美味しいと思った人は昼飯に来てくれるだろう。


目の前に片手に酒を持っているおじさんがいるので炙ったチャーシューを一欠けら渡してみる。


「なんじゃこれは!!酒にあうぞー!兄ちゃん、ちょっと酒を買ってくるわ」って走って行ってしまった。


そうだお釣りを用意してなかった。


カティアを呼んで金貨を1枚を渡して両替をお願いする。


さて周りも少しずつ屋台が集まってきた。


カティアが帰って来たので一足早く開店する。


最初はエルフの若者がカティアに注文している。


「ラーメン一つ入ります。」


「了解。」


麵をゆで、その間にチャーシューを炙り、割ダレを入れて、麵の湯切りをしている間にスープを入れ、麵、チャーシューを盛り付けて出す。


「ラーメン1丁上がり。」


「ありがとう。 お待たせしました。ラーメンでございます。」


カティアが配膳してくれる。


若者が一口スープを飲む。


「うめぇ。」そう言って一気に平らげる。


そしてお会計して「友達にも教えてこなくちゃ。」って走っていった。


次は恰幅のいいドワーフだった。


「ラーメンセット入ります。」


「了解。」


麵をゆでる間に一気に焼飯を作り同時に出していく。


この辺の作業はなれたもんだ。


「ラーメンセット上がり。」


「ありがとう。お待たせしました。ラーメンセットになります。」


今度の配膳はプリシアのようだ。


順調に進んでいるがピークが来たらどうなるか・・・・・・。


お昼に近づくにつれて人が増えていく。


既に列ができ始めている。


どんどん作っては出していくが列は増える一方になってきた。


あっという間にスープ鍋が1つ無くなり、次を出す。


列の中に商業ギルドのイリアさんが見えた。


立ち食いしてる人や自分で椅子を持ってきている人もいるようだ広場はパンクしそうなくらい人があふれていた。


日が暮れだしてようやく捌ききったが周りの屋台から人が集まってきた。


「すまねえが俺たちにも食わしてくれないか。」


「はいよちょいお待ちを。」


「「「「うめえええ。」」」」


「ありがとうございます。」


そんな感じで一日目の営業が終わった。


ちょっと予想を超えてしまっていたので夜はせずに閉店することに。


手伝ってくれると押し切ってくれたカティアとプリシアには感謝しかない。


「2人ともお疲れ様です。そしてありがとうございました。ホントに助かりました。」


「「お疲れ様でした。いいんですよ。それより一日目からすごい売り上げですよ。」」


ハモって二人が言う。


ラーメンが265食、セットが176、チャーシュー60 麵の大盛は無しと。


日本円換算で649000円かすさまじいな。


明日から次第では手が足りなくなりそうだ。


「明日からも頑張ろう。」


「「はい。」」


帰って風呂に入り部屋に戻ってくると


『ミナトぉ。屋台お疲れ様。』『お疲れ様ですぅ。』


「ティピとライカもお疲れ様。」


『リーナが仲間はずれで悲しがってたわよ。』


「そうなのか。うーん人ではほしいがリーナさんは公務があるからなぁ。」


『昔小烏丸様が言ってました。参加できなくても誘ってほしいもんだって。』


「そうだよな。じゃあ声をかけに行ってみるか。ティピ、ライカありがとう。」


『ミナトのフォローが私たちの仕事よ。『ですぅ。』』


そうと決まればリーナさんの部屋に向かう、まだ寝る時間には少し早いだろう。


リーナさんの部屋にきてドアをノックする。


「はい。」


「ミナトですが今大丈夫ですか?」


「今開けますね。」


ドアが開くとネグリジェ姿のリーナさんが出てきた。


部屋の中に入れてもらうがネグリジェのリーナさんの破壊力は抜群だ。


特に明かりがランプしかないので薄暗さがまた何とも言えないドキドキがここにある。


その結果どこを見ていいのか挙動不審になってしまう。


「ミナトさんは婚約者なんですから別に見てもいいんですよ。」


「いや、そういわれてもとりあえず俺ので申し訳ないですけど。」


と言って上着をかける。


「相変わらず優しいんですね。ところで今日はどうされたんですか?」


「今日の報告をしようかなって思って。」


「噂では聞いてますよ。大繫盛だったって。」


笑顔で言ってくれるがティピの言ったように陰りが見える。


「お陰様で大繫盛で嬉しい限りなんですが、手が足りなくなってまして。お恥ずかしい話なんですがリーナさんに手を貸していただけないかなってお願いに来ました。」


「最初に言ってくれなかったことに少し怒ってます。」


て怒った顔をする。


ちょっと怒ったリーナさんも可愛い。


「すいません。一人で全部できると思い上がってました。だから助けてくれませんか。」


仕方ないですねぇって顔で


「そこまで言うなら助けてあげてもいいですよ。」って言ってくれる。


「本当ですか。ありがとうございます。」


「ミナトさんは私をいつも助けてくれます。だからホントは頼ってくれて嬉しいです。」


って明るく笑ってくれた。


その笑顔が見れて幸せだし、手伝ってもらえて助かるしでいいことずくめだ。


助言してくれたティピに感謝したい。




読んでくださってありがとうございます。


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