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アーカード王国編 2

137話



あれから数日、特にすることもなく王都で連絡を待ちつつリーナと共に過ごしていた。


リーナの仕事を手伝えるわけもないので傍で見ているだけなのだが。


邪魔にならないかと心配していたんだけど「ミナトが近くにいてくれると仕事がはかどるわ。」って言ってくれるから遠慮なくこの部屋にいるんだけど。


できることがあるとすればおやつと、お茶を用意して休憩を促すことくらいだ。


そのかわりカティアとプリシアは休みを取らせている。


今日に関してはシズクさんも休みだから、執務室の中にはリーナと俺の二人しかいない。


だからあんまりしゃべりかけて邪魔をするのも悪いからと椅子に座っているだけなので、時間が過ぎるのがすごく遅い。


ふとリーナの方を見るとリーナが丁度腕をあげて身体を伸ばしていて、リーナの大きな胸が強調されてついつい目がいってしまう。


毎日ずっと座りっぱなしで仕事していると身体が凝ってくるのだろう。


そんなリーナを見ていると暇していたのもあって、ふといたずらごころが湧いてくる。


「リーナ、なんだか疲れてそうだから肩でも揉んであげようか。」


「あらいいの。最近肩が凝ってるから助かるわ。」


と言ってくれたので、椅子から立ち上がってリーナの後ろへと回る。


そして肩に手を置いて少しずつ力を入れていく。


リーナの肩は思っていたよりも凝っていてしっかりとほぐしてあげなければ。


そう思って力を込めていく。


「んっ、あっ。」


「ゴメン痛かったかな。」


「いえ、ちょうどいいくらいですよ。気持ちよかったからつい。」


「それならよかった。」


肩を揉んでいるうちにリーナの力が抜けてきている。


そんなリーナを見下ろすと肩越しにリーナの胸の谷間が見えている。


リーナの肩を揉みながらそうこれは夫婦のスキンシップなんだと心の中で言い訳しながら、手を下ろしていく。


そしてリーナの胸をドレスの上から揉んでみる。


掌におさまりきらず柔らかいリーナの胸に指が沈んでいく。


「んっ。ミナト急にどうしたんですか。」


「ちょっと急にリーナの胸が触りたくなって。」


「もう。仕方ない旦那様ですね。このままでいいんですか。」


「しばらくはこのままで。」


そういってしばらくリーナの胸をドレス越しに堪能させてもらう。


「ミナトぉ。くすぐったいですわ。」


「じゃあ。」といってドレスの下に手を入れて下着越しに触ってみる。


そのまま触っているうちにリーナの顔が赤くなってきている気がする。


リーナが顔をこちらに向けてきたので、その綺麗な唇にキスをする。


「んっ、んん。」


最初はいたずらのつもりだったんだけど、だんだんとおさまりがつかなくなってきた。


そのまま2人で見つめあって「みなとぉ。」「りーな。」とお互いを呼びあってお互いの口から糸をひいているものを見ていると、トントンっとドアがノックされた。


その瞬間お互いぱっと離れて、リーナが乱れたドレスを直す。


「どうぞ。」とリーナが返事するとメイドさんが入ってきて「追加の書類です。」と机の上に置いていく。


メイドさんが出て行ってから「もう、ミナトあんまりいたずらしちゃだめよ。」といってリーナが仕事に戻る。


「ごめん。」って謝ったら「続きは寝る前にしましょう。」といってくれる。


素晴らしい奥さんだと思った。


その後はおやつの時間まで仕事に集中しているリーナを眺めていた。


おやつにはアップルパイを用意して、お茶もアップルティーを用意している。


「そろそろ休憩しておやつにしよう。」


「もうそんな時間かしら。じゃあこの書類にサインしたら休憩するわ。」


切り分けたアップルパイを皿にのせて、机の上に並べる。


「今日もとっても美味しそうなおやつね。」


「りんごを使ったパイだよ。」


「お茶も甘いいい香りでとっても美味しそうね。」


「そっちはアップルティーっていう新しいフレーバーを使ったお茶だね。召し上がれ。」


「いただきます。」


リーナがアップルパイを少し切って食べる。


「うん。りんごの甘酸っぱさがパイとあっていて美味しいわ。ミナトが作ってくれるおやつはやっぱり最高ね。」


「そこまで喜んでくれると嬉しいよ。」


リーナが喜んでくれるから毎回作り甲斐があるよ。


もちろんカティアとプリシアにも渡している。


おやつを食べ終わったらリーナをお昼寝させることにした。


「リーナ、膝枕してあげるから少し休みなよ。」と言って手招きする。


リーナがこちらにきたのでソファーに寝転んで頭を足にのせてもらう。


「休ませてくれるのは嬉しいけどさっきみたいにいたずらしちゃだめよ。」


とくぎを刺されてしまった。


「大丈夫だよ。夜まで待つからさ。」そう伝えると疲れていたのだろう寝息が聞こえてきた。


最近はずっと忙しそうだったから疲れがたまっていたのだろう。


そんなリーナの寝顔を見ながら夕食は何か精のつくものを用意してあげようと思った。

読んでくださってありがとうございます。


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