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領地の開発10

130話



レオンさんに捕まってパスタ地獄に襲われたために、次の日は何もする気もおきなかったので、ベットでゴロゴロしてすごしてしまった。


その際には奥さんが入れ替わり甘やかしてくれたからなんとか精神的に持ち直すことができた。


当分はレオンさんにみつからないように行動しようと思っている。


自分が広めようとしたんだから責任とれよってつっこまれそうな気がするけど、一日中腹がいっぱいになってもやって来るパスタはトラウマになりそうだ。


しばらく別の誰かを派遣して腕を磨いてもらいたい。


ということで今回もレイン、ミレイヌ、アイリス、の3人を連れてベイカーさんのところへと行こうと思う。


屋敷を出る前に屋敷のメイドの一人にゼスト商会に行ってパスタの味見をするようにお願いしてみたら快く引き受けてくれた。


今度特別ボーナスを支給しようと思う。


さてベイカーさんの工房についたら復帰したベイカーさんが声を張って弟子を指導していた。


「ベイカーさん元気になったみたいでよかった。」


「ミナトの旦那じゃないですかい。心配かけてすまねえ。もう大丈夫だから仕事の話をしようじゃないか。」


「話が早くて助かります。」


「乗ってみた観点から少しばかり改造させてもらうがいいかい。」


「ええ。それはもちろん。乗りやすく改造してもらえるなら助かります。」


「そこはまかせてくれ。ところでいくつくらい作るんだ。」


「とりあえず、一隻作ってもらえたらそれをみて量産をお願いしようと考えてます。」


「わかった。じゃあまずは一隻作ってみよう。」


「よろしくお願いします。サンプルとして乗った船を置いておきましょうか。」


「大体見て覚えているからまずは試作してみようと思う。あれを置いとくと何かあっても困るからな。」


「わかりました。じゃあよろしくお願いします。」


ベイカーさんに請け負ってもらえたから工房を後にした。


まだ夜までは時間もあるけどおとなしく屋敷に帰ることにしようと思う。


屋敷に帰るとライアーノ侯爵がきていて娘のローラと談笑していた。


「ようこそライアーノ侯爵。」


「おお婿殿。お邪魔しておりますぞ。」とガーラさんと握手を交わす。


するとローラが「ミナトさん、父がお願いがあるそうなんですが聞いていただけないでしょうか。」と言ってくる。


「いいけど。お願いとは何でしょうか。」


「実は鉱山までの道の護衛を貸していただきたいのです。お恥ずかしい話なんですが、うちの兵士ではこの森のモンスターを相手にできなくて困っているのです。」


「それくらいならいいですよ。空輸隊が戻ってき次第護衛につくようにシェリルに伝えておきます。」


「助かります。これで鉱山開発が進みそうです。」


その後はお茶を飲みながらガーラさんと談笑して、夕食と風呂を共にして時間を過ごした。


時間も遅くなったのでガーラさんは客室に泊まってもらい、世話はローラがしてくれるとのこと。


なのでいつも通り俺は自室で眠れそうだ。


自室で果汁ポーションを飲みながらゆっくりとしているとドアがノックされた。


どうぞって声をかけると薄いピンク色の可愛いネグリジェ姿のレインが部屋に入ってきた。


じっと見ているとこちらにやってきて、「ミナト様、どうですか。」って聞いてきたから「とても似合っていて可愛いと思うよ。」って答えたら頬が赤く染まっていく。


椅子を勧めてレインの前にも果汁ポーションを出してあげるとゆっくりと飲み始めた。


レインの方からお風呂上りに何か香油をつけたのか少し甘い香りが漂ってくる。


「いい香りだね。新しい香油。」と聞いたら


「はい。この間新しいお店ができたので、アイリスと買い物に出かけて購入しました。」


「へえ。香油を取り扱う店なんかできてたんだ。」


「ミルキー2号店の近くですよ。」


いつの間にかお店も増えてアイアンウッドが発展していっているのを感じられるね。


それにしてもレインがなぜかもじもじしているのがすごく気になってしまう。


普段は俺の護衛としてキリっとしているレインもいいけど、もじもじしているレインも可愛くていいなぁ。


なんて考えていたら意を決したように「あ、あの、ミナト様。」とこっちをじっと見てくる。


「な、何かなレイン。」と少し焦ってしまう。


「そ、その、えっと。」と言おうか迷っているのをじっと待ってみる。


「前にミナト様は私のことを抱けるって言ってくださいましたよね。」


「あ、うん。確かに言ったね。」


「リーナ様たちとは関係を持ったと聞きました。だから私のことも抱いてくれませんか。」


いきなりのことで一瞬かたまってしまったからレインが俯いてしまう。


レインも奥さんだからいつ関係を持ってもよかったんだけど、中々機会がなかったから手を出さずにいたんだけど、レインにこんな事を言わせるのは良くなかったなと反省する。


今は目の前のレインをこのままにしてはいけないからすぐに立ち上がってレインの方へ行く。


俺が何も言わなかったからレインが泣きそうな顔をしてしまっている。


手をレインの頬に添えて、「レインのことを抱いていいかい。」と言うと「はい。」とレインの方から口づけしてきた。


「ん、んう。」


しばらくそのままレインと口づけをして唇が離れると唾液が糸をひいている。


レインと見つめあいながら、そっとレインをお姫様抱っこをしてベットに運んで行った。


ベットにレインを寝かせると覆いかぶさってもう一度口づけをした。

読んでくださってありがとうございます。


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