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たまにはかっこつけてみようと思う

11話


なんだかんで巡業へと行く日がやってきた。


城の中庭に1台の馬車と騎兵20名が城門前へと集まり、リーナさんとシズクさんそして馬に乗ったことのない俺が馬車に乗り込んで御者はダニスが務めることになった。


騎士たちの目が痛いが仕方ないじゃないか。


乗馬なんて経験することがなかったんだから、しかも乗ろうとしたら馬が暴れるんだから。


レイチェルさんがそう指示したら誰も逆らえないだろう。


そうしていざ出発して30分くらいで尻が痛くなってきた。


なぜなら道は舗装などされていないうえに馬車のクッションも悪く振動が直に伝わってくるのでたまらない。


「ミナトさん大丈夫ですか?」


「いてて、すいません。馬車に乗るのも初めてでこんなにクッションが悪いと思ってなかったので。」


「まあ私の母のせいでもあるんで申し訳ないな。」


リーナさんとシズクさんが気遣ってくれる。


「お二人はよく平気ですね。」


「「慣れておりますから。」」


そして馬車に揺られること2時間休憩ポイントにやってきた。


馬車から降りて食事の準備をする。


メニューはワカメスープと炊き込みご飯のおにぎりなのでちゃちゃっと作ってシズクさんが配ってくれる。


「「「美味い。」」」ってみんなが言って、そこからはおかわりを要求され、作った分はすべてはけてしまった。


食後の休憩が終わって出発になったらレイチェルさんが馬に一緒に乗せてくれた。


「どうですか少しはマシでしょうか?」


「そうですね、この馬が気を使ってくれているのか振動があまりないですね。」


「この子は馬の中でも体格がいいし賢いからね。」


レイチェルさんにつかまっているが残念ながら鎧の硬い触感しかない。


そのまま雑談しながら進み最初の村に到着すると村長たちが迎えてくれて、歓迎の宴をするとのことでその日は終わった。


次の日リーナさんは、シズクさんとレイチェルさんを連れ村長と今年の税についての話をしにいったので、ダニスと村を回ることにして歩いていると『ミナトあっちに面白いものが売ってるわよ。』って念話でティピが伝えてきたので行ってみるとそこではおばちゃんがチーズを売っていた。


「あら騎士様じゃないか。なにか用かい?」なんか警戒されている。


「ここに売っているのはチーズではないですか?」


「よく知ってるね。これは山羊の乳で作ったチーズだよ。」


「少しだけ味見させてもらえませんか?」


「いいけどちょい待ちな。」って中から切ったものをもってくるおばちゃん。


「濃厚で美味いですね。素晴らしい一品だ。パンに載せたらたまらないでしょうね。」というとダニスもうなづいていた。


「あんたなかなか分かってるね。昔は王都にも持って行ってたんだけどね、見た目と臭いが悪いって変な騎士様に、いちゃもんつけられてるからさ疑っちゃたよ。」


「その騎士は人生を損した馬鹿ですね。もしよければここにある分全部売ってくれませんか?ついでに定期的に買いたいですね。」


「そんなに評価してくれるなんて嬉しいね。でも定期的には難しいねぇ。なんせ村のもんが王都に行くのも年に数回だからね。」


「じゃあ俺が買いに来ますよ。とりあえず金貨5枚でいいですか。」


「それはもらいすぎだよ。ここにある分だけなら1枚もあれば十分さ。」


見た感じチーズの塊が50くらいあるが「そんなに安くていいんですか。」


「前に王都で売れなかったからね値段がつけにくいさね。」


「いやいややっぱり駄目ですよ。5枚払います。受け取ってください。」


そういって押し切った。


チーズを受け取りイベントリーにいれて次に移動していると、


「せっかく安くしてくれるって言ってるのにどうして余分に払ったんだ?」とダニスが聞いてきた。


「安く買えるのはうれしいが、それでこの村でチーズは金にならないからって、作るのをやめてしまったら意味がないだろ。せっかくいいもの作ってるのにそれがなくなるのは嫌だからな。」


「ちょっとでも安く買いたたいてやろうって商人が王都にはたくさんいるけどな。」


「そいつらはバカなんだろ。適正な値で取引しないと一時は得しても長続きしないよ。」


そんな話をしながら村を回っていたらコッコを売っていたからそれも卵とともに買いまくった。


王都ではコッコを育てている場所がないためになかなか手に入らないのだ。


そして、昼過ぎにリーナさんは村をを出発した。


それからも村に入って村長と話をして調査して、すぐに出発してが続いたある日の夕方盗賊が現れたが一瞬で制圧されていたが時間的に野営をすることになったので湖の近くで準備をする。


騎士たちがテントを張っている間に女性陣は水浴びに行くというので見張りをすることにした。


楽しそうな声が聞こえてくると、覗きに行こうとするやつが出てきたがダニスの威嚇に恐れて引き下がっていった。


その内に女性陣が戻ってきたので夕食の準備をする。


メニューはチーズが手に入ったのでピザを作ってみたが大人気だった。


みんなが寝静まった夜に目が覚めて水浴びをしようと湖に入っているとリーナさんがやってきて出くわしてしまい大声を出されそうになって慌てて口をふさいでしまった。


「ごめんなさい。でもみんなが起きるとまずいですから。」と言うとこくこくとうなずいてくれたので手を放すと同時に後ろを向く。


「わたしこそびっくりしてしまってすいません。先におられたのはミナトさんなのに。」


「いえいえこんな暗闇に誰かいたら驚きますよね。」と言いながらアイテムボックスからタオルを出して後ろ手に渡す。


「もうこちらを向いても大丈夫ですよ。」って言われて振り向くがタオル一枚巻いただけの美しい女性がいたら目に毒すぎる。


直視できずに「先に行きますね」って言うと「少し話しませんか?」って言われて困る。


なるべくリーナさんを見ないようにしながら「いいですよ」と答える。


「実は今回の巡業はとても不安なんです。」


「どうしてですか?エルフィナさんには何回か行ってるから大丈夫だろうって聞いてますよ。」


「母様の方針で私達(兄弟姉妹)には婚約者がいません。でもこの前やってきたダブリン侯爵は息子との婚約話を持ってきました。母様は適当に断っていましたけど本来なら王族として結婚していても当たり前な年齢です。だから母様は何かあっても自己責任でと言っています。そのことはいいんですが。」


「何か気になることがあるんですか?」


「ダブリン侯爵はこの国の発展に大きく貢献してきました。そして侯爵の息子エブリンは昔から嘗め回すように見てきていたので私に気があるのかもしれません。。だから今回の話を断られて、巡業中になにかをしてくるかもと思っています。その時にもし王族の責つまり国益について話を持ち出されたら抵抗しきれるか自信がないんです。」


「嫌でも受け入れてしまう可能性があるということですか?」


頷くリーナさん。


あのバカそうな侯爵がそんなに影響力を持っていることに驚きだ。


「なら嫌でも受け入れてしまいそうになってしまったら俺の名前を呼んでください。必ず助けますし、もしその責を問われそうなら俺がダブリン以上の益をもたらして見せますよ。」


「そんなこと言ってもいいんですか?ホントに呼んじゃいますよ。責任重大ですよ。」


「呼んでくださっていいですよ。って言ってもリーナさんは優しいから遠慮してしまいそうだから。責任を負うことのできる根拠を作るために俺の力を一つお見せします。」と言ってライガーを呼び出す。


びっくりしてリーナさんが湖に座り込み口をパクパクしている。


「こいつはライガーと言って俺の相棒です。はっきり言って強いです。その力で森のボスを倒して、切り拓くこともできるでしょう。そうしたらダブリンなんかの功績なんか目じゃないです。」


「私にこのとんでもない力を少しでも明かしてしまってよかったんですか?」


「リーナさんはこの世界で一番最初の弱いだけの俺の友達になってくれました。あの時がなかったら今はなかったでしょう。だからリーナさんが困っているなら必ず助けますし覚悟もあります。だから絶対に嫌なら呼んでください。」


「ありがとうございますミナトさん。気が楽になりました。私先にあがりますね。」


そう言ってリーナさんは去っていった。


『かっこいいわねぇ。ミナト。』ってティピに言われて恥ずかしくなってきて頭を冷やすために水に沈んでいく。



次の日に向かったのはエルウッド王国の最北にあるエルウン砦だ。


そこに駐在している第六騎士団への連絡事項があるとのことでリーナさんがレイチェルさんと入っていった。


こちらはすぐに出発できるように外で待機しているだけなので暇でしょうがない。


ダニスとしゃべっているとシズクさんがやってきた。


「シズクさんはついていかなくてよかったんですか?」


「ああ。私は第六騎士団の副団長とは相性が悪くてな。」


「ああ彼女と会ったらいつも喧嘩してますもんね。」


とダニスが言うと心外なって顔しながら


「別に私からどうのこうのしているわけではないのだが、どうもリーナ様のおつきになったことに不満があるみたいでな。」


「それ以外でも喧嘩してるのは有名な話ですよね。」


「私も困ってるんだがな。」


「シズクさんが喧嘩っていうのも意外で面白いですね。」


「当事者はたまったものではないがな。」と苦笑いしている。


そんな話をしている間にリーナさんとレイチェルさんが戻ってきて出発となった。


そして夕方にはダブリン侯爵の治める都市エルウンに到着した。


その夜は宴が開かれたが特に何もなかったが次の日にそれは起こった。


ダブリン侯爵との話を終えて出発段階になってリーナさんの馬車の車輪が壊れてしまったので修理するために2、3日滞在しなくてはならなくなったのだ。


タイミング悪く宿もいっぱいでリーナさんとシズクさんはダブリン侯爵の屋敷で、他は別邸に部屋を用意されることとなった。


部屋に案内された後、街に出かけて馬車の修理してくれる店に行ってみたが馬車はなく「ここにはそんな馬車運び込まれていないよ。」って言われて疑わしくなった。


ダニスにそのことを伝えたら何かあるのかもなって同意してくれた。


まさかとは思うがあのバカそうな侯爵は本気で息子にリーナさんを襲わせる気なんだろうか。


ただのリーナさんの妄想でしたで終わったら良かったんだけどそうはならない感じがしてきたな。


念の為ティピにリーナさんの様子を見ておいてもらうことにした。


その日は何事もなく過ぎていった。


次の日はエルウンの近くに盗賊が出たという連絡が来て、レイチェルさんがエルウンの警備隊と騎士たちを率いて出撃していった。


俺は料理人ってことでダニスが残れるようにしてくれたので別邸でいつでも動けるようにゆっくりしておく。


ダニスはいいやつだと評価を上げておく。



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リーナ視点


その日は朝からダブリン侯爵との会談がありました。


お昼は大しておいしくもない食事をダブリン侯爵とエブリンと共に頂きました。


その際にエブリンは上から下まで気持ち悪いくらいに身体を見てきます。


特に胸を見る視線にはもう少し遠慮ってものがあってもいいのではないかと思うくらいです。


昔に出会った時からでしたからなるべく避けていたのですけどこういう場ではどうしようもありません。


そしてなぜか常に父親の偉大さを自慢してきますが、それは貴方の成したことではないでしょうに。


その点ミナトさんは、彼も少しエッチなので胸に視線が来ることもありますがすぐにそらしてくれます。


何よりも友達になってからずっと観察してきましたが、最初は苦労なさっていましたが、それでも努力を怠らずに頑張っておられましたし、共に過ごすときはいつでも気軽に接して楽しませてくださいます。


スキルで強くなったと打ち明けてくださってからは、毎回驚かせてくださいます。


特にあのラーメンというものは衝撃でした。


今度市場に出すとのことですが、大変な騒ぎになることでしょう。


何せここしばらく名前を聞かないくらいに、動かない商業ギルドのマスターであるイリアさんがゼニス商会と交渉するというのですから。


そして誰にも言えませんがミナトさんのあの能力は一部だと言っておられましたが、あのライガーという相棒だけで義伯母さまと戦えそうです。


昔の義伯母様はエルウッド王国の最強騎士で緑の荒れ狂う暴風だと世界中に恐れられていたぐらいですから、そんなのが一部だなんて誰にも言えません。


楽しくもない昼食を終えて、部屋に帰るとエルウンの近くに盗賊が出たのでレイチェルさんが出撃したという話を聞きました。


嫌な予感が的中してしまいそうで憂鬱な気分になってしまいます。


夜にはこの都市の有力者を招いてのパーティーだそうです。


パーティが始まると、有力者が挨拶に来る度にがどんどんお酒を勧めてきますが無下にもできません。


そんなに弱いわけでもないのでお付き合いしますが、正直美味しくない料理を肴にお酒のループからは解放されたくなってきました。


そんな苦行のような時間が終わって、部屋に帰ってきましたがえらくフラフラします。


飲みすぎというほどにならないように後半は抑えめにしたはずなのに。


このままベッドで眠ってしまって、明日の朝にお湯をお借りしましょうか。


そういえばシズクはパーティーでみかけたのですがその後は見てませんね。


そんなことを考えているうちに意識が朦朧としてきました。


次に気が付いたのは部屋のドアの方で物音がしたからでした。


どのくらい時間がたったのかわかりませんがまだ頭がボーってしていますし気を抜くと眠ってしまいそうになります。


しかし眠らないように頑張らないといけません。


なぜならはっきりと言い争う声が聞こえてくるからです。


「・・・・・・。どけと言っている。たかがメイド風情がじゃまをするな!」


「なりません。エブリン様といえど入れることはできません。」


「もういい!力づくで通るまでだ。」


そんな声が聞こえると同時にドアが開いてメイド(私の世話役カティア)が転がってきました。


今のやり取りのせいでしょうか服が破れて肩口から血が出ています。


「リーナ様をもらうためにエブリンがやってきましたよ。」


開いたドアからエブリンと3人くらいが入ってきました。


「そんなことをお願いした覚えはありませんわ。それにこんな夜更けに許可もなしにレディーの部屋に来るなんて失礼ではありませんか。」


「全ては貴方と国のために仕方なくやっているのですよ。」


気持ちの悪い笑みを浮かべてゆっくりと近づいてくる姿は不気味で仕方ありません。


そして後ろの男たちのいやらしい視線も最悪です。


「私と国のためですか。そんなことを頼んだ覚えはありませんし、全てはあなたの欲を満たすためでしょう。」


「そんなことはありませんよ。貴方の母上はことの重要さを分かっておられませんから仕方なくやっているのです。」


後ろに後ずさりながら


「私の母が何をわかってないというのかしら。」


答えますがエブリンも近づいてきます。


「成人した王族が何人もいるのに未だに誰も結婚もせず世継ぎもいない。そんな国は健全ではないでしょう。」


「そんなことはあなたの考えることではありませんわ。」


と言ってるうちに後ろに壁がありました。これ以上逃げれません。


「わが父ダブリン侯爵は常々国の将来を憂いております。それ故息子の私には父の思いに答える責務があるんです。」


「貴方の父上は立派かもしれませんがそんな理屈で押し入るのはおかしいでしょう。」


迫ってくるエブリンの圧が気持ち悪い。


その時先ほど転がってきたメイドがエブリンの足をつかみました。


「ゴホッゴホッ、エブリン様なりません。リーナ様に手を出しては。しかも父上の名で迫るなんて卑劣でかっこ悪いです。」


「五月蠅い。おれに意見するな、黙ってられないなら後ろの奴と遊んでいるがいい。おい好きにしていいぞ。」


「リーナ様お逃げください。きゃあああ。」


そう言って彼女を後ろの連中に投げます。


彼女の作ってくれた隙を無駄にしないようにと逃げようとしますが身体にあまり力が入りません。


何とかベッドのほうに動きましたが途中で足がもつれて転んでしまいました。


その瞬間エブリンに抑え込まれてしまいました。


向こうでは3人につかまった彼女が服を脱がされていくのが見えます。


「わたしもこんな無理矢理なんてのは好みじゃないですけど仕方なかったのですよ。」


「やめてください。今ならまだ許してあげますよ。」


怖いとても怖いで、逃げようにも抑え込まれていますし力が入りません。


「許しなんて必要ありませんよ。今から貴方が私に犯されて泣き叫びながら許しを請うのですから。」


そう言って私のドレスに手をかけます。


「いや、嫌です!やめてください。助けてミナト!」


そしてドレスが破かれてしまいます。


「誰かは知らないが無駄だ。騎士たちは皆この都市にはいないし、メイドも部屋に閉じ込めてある。さらにこの家には屈強な兵が守りを固めている。」


何とか逃れようと抵抗しますがびくともしません。


そうして上の下着も取られてしまい、とっさに両手で胸を隠します。


「さぁ、もうあきらめるんだリーナ!おとなしく私と夫婦になるといえば優しくしてやるよ。ほら」


「嫌ぁ、嫌です。絶対にあなたのものにはなりませんから。」


次の瞬間右頬に熱さがやってきました。


どうやら顔をぶたれたみたい。


「いい加減にしろ。こうなったら覚悟しろもう泣きわめいてもやめてやらんからな。」


そう叫びながら下の下着にてをかけます。


あきらめるしかないと思った次の瞬間でした。部屋の壁が壊れてエブリンが吹っ飛んでいきました。


「遅くなってごめんリーナさん。」


そう言ってミナトさんが目の前にいました。


まるでミナトさんが白馬の王子様みたいに輝いてみえて、その瞬間胸がキュンって締め付けられたような気がしました。


私のあられもない姿を目にした瞬間すぐにマントを着せて抱きしめてくれました。


そして飛んで行ったエブリンのほうを見ながら怒っています。


こんなにも怖い顔したミナトさんは初めてです。


でも私にはそんなミナトさんも輝いてみえていました。


メイドの彼女に暴行しようとしていた3人が気づいてミナトさんに襲い掛かってきます。


「「「この野郎何してやがんだよ!」」」


「それはこっちのセリフだ!」


そう言って一瞬で3人が蹴り飛ばされました。


ミナトさんは、裸にされていた彼女にもマントをかけて背中にのせて縛っています。


でも彼女背負った瞬間顔が緩くなったのを見ました。やっぱりたまにエッチですわ。


戻ってきて私をお姫様抱っこしながら「一気に逃げますからしっかりつかまっていてください。」って言って走り出します。


エブリンが起き上がりましたが「このくそ野郎がリーナさんに二度と近づくな!」と言いながらミナトさんが蹴り飛ばしました。


エブリンは10回転くらいしながら廊下に向けて転がっていきます。


その後は圧巻でした。


襲い来る兵士はすべて蹴り飛ばし屋敷の外まで来たところで屋台のようなものに載せられてものすごいスピードでエルウンを後にしました。


そこで私の意識は途切れてしまいました。



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読んでくださってありがとうございます。

評価してくださると励みになりますのでよろしくお願いします。

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