異世界生活2日目 その3
今日は良い実験が出来た。風の精霊シルフは色々と応用ができる。
風の刃や弾も出来た。威力は弱いが・・・レベルが低いからかな?
あと、結構練習したのに気だるくない。MP的な要因はどうなってるんだろう?
そのうち、自分のステータスを見に行こう。金がかかるからな・・・今の俺の財布には優しくないだろうし・・・・
門をくぐり街の中へ戻る、
明日からは今の冒険者ランクで可能な薬草採取などの戦闘がなさそうな依頼を日中に受けよう。
夜は酒場で吟遊詩人生活だ。収入の基盤を作らないと無一文になってしまう。
明日以降の冒険者生活の必要な品をマーシャさんの店で購入しようと思いながら向かう。
エトロ君は朝からずっと一緒にいるからご機嫌だ!!
尻尾をフリフリしながら、一緒に歩いている。
「なんか金になる仕事を考えないとな〜元手がかからない仕事で吟遊詩人で出来そうなこと・・・?
ちんどん屋さん・・・この世界って広告って概念はないよな??」
「紙媒体が高いからチラシがない。あっても貴族への商品案内の招待状の手紙などか。
平民は食料以外は、物が壊れたりしない限りは使い続けるよなぁ〜。
必要なものを必要なタイミングで店に買いに行くのが基本だよなぁ・・・」
「主婦の財布の紐はセールや目玉商品だよね、紐を緩めるには。ついつい余計なものを買うっていう」
「バードスキルで購買意欲を沸かせる。
風の精霊で音を大きくして伝えやすくする、
あとは目玉になる商品があれば解決する」
「あとは収益と俺へのギャラ、顧客依頼主それぞれがリピータになるように検討すれば商売になりそうな予感!」
ちょっと待てよ。この世界に特許や権利の概念があるのか? 色々調べてからにしないとすぐに真似される可能性もある。これは商業ギルドで確認してみたほうが良さそうだ。
今日は買い物はやめて検討しよう。きっともっと良いアイデアが浮かぶはずだ。
「エトロ〜今日は宿に帰ってご飯を食べるよ〜」 「ワン!!!!」