馬車の中で情報収集
街への道中、馬車に揺られながらマーシャさんにこの世界について聞いていく。
「そうですか、崖から落ちるとは災難でしたね。その時に記憶が一部無くなってるわけですね。」
「えぇ、ですのでお金の価値やら土地勘とかが、わからなくなっているんです。で偶然歩いていたところにマーシャさん達が襲われていたので。覚えていることは私は吟遊詩人だと言うこと、自分と愛犬の名前くらいしか覚えていないわけなんですよ。」
「なるほど。では、この国のお金は金貨、銀貨、銅貨。大雑把に分かるとこういう種類のお金です。平民の食事は一食銅貨10枚ほどです。1人の生活費は大体、月に銀貨10枚ほどが目安になります。」
(ふむふむ、銅貨一枚100円くらいか、銀貨一枚一万円換算すればわかりやすいな)
色々と質問は続く
なるほど身分証は冒険者ギルドに登録すれば良いと。
吟遊詩人は一曲銅貨3 〜5 枚程度。
会話に護衛隊長のゴーダさんも参加してくる。
「リョウトは、冒険者はしないのかい?
さっきのスキルは役に立ちそうだが。ダンジョンに行くにしろ、俺たちのように護衛するにしても便利だと思うんだ。」
「うーん、冒険者ですか?まだ記憶が曖昧なので自分が何が出来るか確認してからですね。演奏して当座の日銭を稼がないと行けませんしね。」
「それなら酒場で演奏してくれ!助けてもらった礼に俺たちで宣伝するからよ!今日は奢らせてくれ!!
酒場の酔っ払いに絡まれても守ってやれるしな!
お、そろそろ街の門だ、また後でな。俺たちは依頼が終わったら冒険者ギルドにいるからよ」
街の門をくぐり、初めての異世界の街スピタルへ