バードスキル発動(お約束)
”ヒャッハー”な声がする方向へ。襲われているのは商隊かな?
愛犬のエトロと走って向かう。そこにはゴブリン?的なモンスターが数体。
人数的には、モンスターよりも商隊の護衛の方が少ない。
テンプレ的なお約束!!救出だ!!お礼だ!!金だ!!!!!!!
「だ〜が〜、しかし
どうやって俺はスキルを発動すればよいんだ!? 神様との記憶も曖昧だし・・・発動条件がわからん!
ま、なるようになるさ!ダメなら弓や石で攻撃すれば良いだろうし・・・
きっとスキル発動!って叫べばいいはずだ!自動で演奏してくるでしょう!・・・多分・・・試しておけばよかった」
”助太刀致す〜” 元気よく宣言。おっさんは元気なのだよ!
バードスキル発動 〜攻撃補助のメロディ〜(タイトルが浮かばなかったのは秘密)
アップテンポなメロディが自然に弾き始める(お!勝手にリュートを弾き始めた!!)
「お、、、おぉ成功してる。」
商隊全員に歌の効果が発動する、うっすらと光り輝いている。
今まで五分五分だった戦闘も、商隊の護衛がゴブリン達を押し出し始めた。
数分、曲を弾き続けると戦いは終わったようだ。無事に商隊の勝利!
「ありがとう。君のおかげで何とか退けた。私は商隊の護衛リーダーをしているゴーダーだ。
しかし、君が楽器を弾き始めたら我々の力が上がった気がするんだが? あれは一体??」
「あーあれは俺のスキルです。企業秘密ですけど、無事で良かった。」
「そうか、君のスキルか。冒険者なら自分のスキルは隠すものだな。
こちらは商隊の代表のマーシャさん。お礼をいいたいそうだ」
「無事で良かった、吟遊詩人をしているリョウトと申します。助けたお礼と言ってはなんですが俺と愛犬を一緒に街へ連れて行ってもらえないでしょうか? 財布と食料がなくて困っていたのです。」
「助けていただき誠にありがとうございます。行商人をしていますマーシャと申します。
あと半日ほどで街には到着しますので、お礼もしたいので是非に。」
「ありがとうございます。無一文だったので街へ入る方法がなかったので、こちらも助かります。」
「ワン!」