表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

前編

ボーイズラブです。苦手な方は注意してください。

「ねぇ〜大翔っ行こうよっっ」

 今日は七夕前日。

 響は、楽しそうに俺の、腕を引っ張る。

「行こうって何処?」

 どこって言わなくても、響の顔で分かっていたけど、訊いてみた。

「七夕祭り!!花火が上がるんだよっっ」

 興奮しているのか、響は目をキラキラに輝かせている。

 とにかく落ち着かせようと、俺は水を渡した。

「あぁ……分かったけど、もう少し落ち着かないか?」

「えっあ、うん………」

 慌てて響は、床に座る。

 恥ずかしそうに、座っているあたり、はしゃぎすぎた自分を恥じいたのかもしれない。

 そんな響は可愛いけど。

「俺は行かない」

 響のデートのお誘いをきっぱり断る。

「えぇっっっ!!!どうして大翔ぉ……」

 それには訳がある。

 何とも恥ずかしいことだが、俺は花火が大の苦手だ。

 あの音を聞くと、体中がびくびくして……はっきり言えば怖いということだろう。

「その日は用事があってな」

 何とも見苦しい言い訳だが、俺には思いつかなかったのだ。

 響は俺の顔を上目遣いでのぞいてくる。

「とても大事な用事なの?」

 しゅんとした声で聞いてくる響の声はまるで子犬のようで。

 嘘をついている罪悪感があるが、カッコ悪い姿を見せるよりは……と、何としてでも嘘をつきとおす。

「あぁ。とっても大事な用事だ」

「……そっか、うん分かった。じゃあ今日は、その分ずっと一緒にいてね?」

 意外に早く引き下がるのに違和感を感じたが、何とか花火を見なくて済むことに安心していた。





こんにちは。彩瀬姫です。

今回の「響×大翔」シリーズは連載にしてみました♪が、

忙しくて今日中に終わらないと思いますので、のんびり更新していきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ