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ダンジョンの仕事②

「ラミィ様こちらダンジョン内にある本のリストです。」

そう言ってマリルはラミィに本のリストを渡す。

「はぁ〜やっぱり多いなぁ〜」

ラミィはため息を吐きながらリストを確認する。

「やっぱり二人でする量じゃないね」

ラミィが文句を言っていると

「大丈夫です。すでに私の配下に伝えてあるので」

それを聞くとラミィ様は文句を言わなくなった。

「よしじゃあやるか」

と笑顔で仕事をし始めるラミィ、それを見て呆れるマリル

いつもの流れである。

「じゃあ私は1階そして2階の整理するから他の所は任せたよ」

そう言ってラミィは2階にテレポートした。

「さてやりますか」

2階にテレポートしたラミィはリストを確認しながら本を見渡す。

「よし全部あるね。それじゃあ整理整頓しますかね」

ラミィは本の数が欠けていないか確認すると本棚に寄って整理整頓し始めた。



「よし終わった〜次行こ」

あれからラミィが整理整頓し始めて30分ようやく2階の仕事が終わった。


「じゃあ1階にの仕事しますかね…って言いたいけどここ魔力密度が凄いね」

ラミィがテレポートした1階は辺りを魔力で埋め尽くされていた。

「おかしいなこんな魔力放出する本は置いて…あったわ」

するとラミィはある1冊の本に向かって歩き出した。

ラミィはその本の前に立つと魔導書を出現させた。そして魔法を使った。

「通魔球」

しかしラミィが使った魔法をその本に使うものでは無かった。そのかわりラミィが出現させたのは黄色の球体だった。


「マリル聞こえる?」

と球体に話しかける。

「はい、聞こえていますよ」

球体からこの場に居ないマリルの声が聞こえてきた。

「あのね1冊魔力が凄い溢れてるの、だからこの本の魔力を私の体を通して放出するから」

とマリルに今からすることを報告する。

「分かりました。ダンジョン内にいる者たちに報告します。」

マリルがそう言った後ダンジョン内にマリルの声が響いた。

「ダンジョン内にいる皆さん今からラミィ様が魔力を放出するので衝撃に備えて下さい。後ダンジョンの真ん中付近には近寄らないで下さい。」


するとマリルのもとにマリルの配下のエルフが来た。

「マリル様ご報告です。」

とマリルに跪き報告する。

「何事ですか?」

と配下の報告を聞くマリル。

「はいダンジョンの上空にドラゴンの群れが出現、数は15」

配下の報告でマリルは

「ちょうど良いですね」

とそれだけ言うとマリルは配下にさがるように言った。

そしてマリルの横に浮いている黄色の球体に話しかけた。

「ラミィ様報告です。放出する的が出来ましたよ」

と放出準備中のラミィに的ができたと報告する。


「準備完了いくよ」

そうしてラミィは両腕を上げる。するとダンジョンの真ん中が開き始めた。

完全に開くと同時にラミィは魔力を放出する。

放出した瞬間にダンジョンは衝撃に襲われた。


ラミィが放出した魔力は上空にいるドラゴンの群れを襲った。襲われたドラゴン達は当然全滅した。


「終わった〜」

とラミィはその場に座った。

「はぁ〜最悪だよ。整理整頓した本がバラバラになっちゃった。」

ラミィはため息を吐きながらマリルに終わったと報告する。

そしてまたラミィは本の整理整頓をし始めた。


執務室


「お疲れ様です」

とラミィにマリルは言った。

「ほんと余計に疲れたよ。まぁ仕方ないよね」

と座りながらマリルに言った。

「ところでラミィ様近日中に魔王城に行くと言っていましたが正確にはいつですか?」

とラミィに問う、するとラミィは

「えっ明日だけど」

と普通に言った。

「はぁ〜明日ですか、別に良いですけど」

マリルはため息を吐きながら言う。

「よし決まりじゃあお疲れ」

ラミィはそう言うと執務室を後にした。

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