ダンジョンの仕事
私はダンジョンに帰るとすぐ自室に籠り実験をした。
皆さんこんにちはダンジョンの守護者、第六司書官の一人第一司書官のマリルです。
私は今このダンジョンの主の部屋の前にいます。それは何故か理由は単純、ラミィ様は実験や勉強、自分自身に身に付く事に夢中になる癖があるのです。
だから食事の時間になっても来ないのでいつも私が呼びに来るという感じです。
「ラミィ様食事の時間です。」
マリルは部屋にいるラミィにそう言う。すると
「ごめんごめん」
そう言って白衣姿のラミィが部屋から出てきた。
「ラミィ様食事の時間です。他の皆さんはすでに食べ終わっていますけど」
マリルはラミィにそう言うとラミィの部屋に入り片付けを始めた。
「あっマリルは机の上にあるスターフラワーはそのままにしておいて」
ラミィはマリルに机の上にあるスターフラワーは片付けないでと言う。
10分後
「それでは行きますよ。」
マリルはラミィを急かす。
「はいはい今行くよ」
そう言うとラミィはマリルの後を追った
食事後
「よしじゃあ部屋に戻って次の実験しよ」
ラミィは部屋に戻り次の実験をしようとするが
「それはダメですよ」
マリルにダメだと言われる。
「ラミィ様明日のご予定を覚えていますか?」
マリルはラミィに明日の予定を聞く、がラミィは「えっ何かあった?」みたいな顔をしている。
「はぁ〜明日は書類整理や魔導書の整理整頓など仕事がありますよ?」
マリルは呆れながらラミィに言う。
それを聞いてラミィは「あっいっけね」みたいな顔をしている。
「じゃあ、今日はお風呂入ってもう寝るね。マリルおやすみ」
「おやすみなさい」
翌日早朝
「よしじゃあ仕事しますかね」
そう言ってラミィは執務室の机の上にある書類の山を見て
「はは」
苦笑いを浮かべていた。
「まぁやりますか」
そう言ってラミィは椅子に座り書類整理を始めた。
「この書類は全方位の探索範囲の拡大か…許可しよう」
ラミィはそう言って書類に判子を押した。
「次の書類は魔界との交易ねぇ〜とりあえずこのまま、次の書類は本の種類を増やすねぇ〜これもこのままかな。私的にはもっと具体的にして欲しかったな。例えば図鑑系の本を増やすとか」
そうラミィが書類整理をしているとあっという間に時間が過ぎていった。
書類整理開始から四時間後
「やっと終わった〜」
ラミィが書類整理をやり終えると執務室の扉からノック音が聞こえてきた。
「どうぞ〜」
ラミィが入室を許可すると入ってきたのはマリルだった。
「ラミィ様書類整理は終わりましたか?」
マリルはラミィに書類整理を終えたか聞く。
「今ちょうど終わったよ」
今終えたとマリルに報告する。
「お疲れ様です。ラミィ様今何か飲み物入れますね」
そう言ってマリルは近くにあったコップを持って珈琲を入れてきた。
「どうぞラミィ様ミルクと砂糖です」
マリルはラミィの前に珈琲とミルク、砂糖を置く。
「うんありがとう」
ラミィはマリルに礼を言う
「いえいえ」
マリルはラミィの礼を受け取る。
ラミィが珈琲を飲み始めて少し時間が経つ、すると廊下から慌ただしい足音が聞こえた。その足音は執務室前で止まると
「ラミィ様はいらっしゃいますかっ?!」
執務室に鳥人の男が入ってきた。
「ここにいるけどどうしたロム?」
ラミィにロムと呼ばれた鳥人の男はカバンから一通の手紙を取り出す。
「ラミィ様魔国からの急ぎの手紙です」
そう言ってロムはラミィに手紙を渡す。
「急ぎ?」
不思議に思いながらラミィは手紙を見る。するとラミィは
「今ここで手紙の返事を書くからちょっと待ってね」
真剣な顔でロムに言う。するとラミィは椅子から立ち上がり近くの棚の引き出しから紙を取り出し、了解 と書いた。
「じゃあロムこの手紙を魔国まで届けてくれる?」
ラミィはロムに手紙の配達を依頼する。するとロムは
「おまかせください」
とそれだけ言うとロムは執務室を出ていった。
「ラミィ様手紙の内容は?」
マリルがラミィに手紙の内容を聞く
「魔王が人間界の不審な動きを感知らしい。恐らくその会議だろうね。近日中に魔王城に行くマリル一緒に着いてきて」
ラミィはマリルに同行を頼む
「もちろんです」
マリルはラミィの頼みを了承する。
「でもまずは仕事だ。マリル魔導書の整理整頓行こ」
「はい」
そう言うとラミィとマリルは執務室を出ていった。
遅れてすみません