実験材料の採取④と神鳥のウーちゃん
「ちょっとやりすぎたな。」
そう言ってラミィは自分が攻撃した場所を見下す。
そこには、巨大なクレーターができていた。
「まぁ、冒険者達は巻き込んでいないから結果オーライ」
そうラミィは冒険者達を巻き込まないように爆風で飛ばしたのだ。
「まぁ爆風で飛ばしたといえど数人の冒険者達はちょっと怪我したと思うけど死ぬよりかはマシでしょ。」
そう言ってラミィは少し考る仕草をする。
「しかし、どうやって魔獣の毛皮を回収しようかな。一番最悪なのは魔獣の毛皮を全て冒険者達に回収されるのが一番最悪」
ラミィはどうやって魔獣の毛皮を回収しようか考えていた。
「魔法書使って必要な分だけ魔獣転送しようかな。………良しやろう。そうと決まれば場所を移そう。」
そう言うとラミィ上空から魔獣の死骸がある所に血を垂らす。
「さすがに少し痛い」
そう、ラミィは自分の指をナイフで切ったのだ。
「まぁ、これで良し。じゃあ早くこの場所から移動しよう。」
そう言ってラミィはこの場所から離れた。
クレーターができた場所から少し離れた森の中にラミィは上空から降りた。
「ここら辺でいいでしょ。」
そう言うとラミィは空中に魔法書を出した。
「転送開始」
そう言って魔法発動させる。するとラミィの目の前に魔法陣が現れる。そして、魔法陣が完成した直後クレーター付近にあった魔獣の死骸が魔法陣から現れる。
「良し、これだけあれば大丈夫。良し解体しよう」
そう言ってラミィは魔法を発動させる。
「解体開始」
魔法を発動させると魔獣はあっという間に解体された。
「これで魔獣の毛皮を採取できた。魔獣の肉はどうしょう?あっ!」
と何か思いついたような顔をしたラミィは突然指笛を吹いた。
「おっ来た来た。」
指笛を吹いて少し時間が経つすると地上に大きな影が現れた。
「おぉ〜早かったなウーちゃん」
上空から現れたのはラミィと仲が良い神鳥ウルグス略してラミィは「ウーちゃん」と呼んでいる。
「ねぇウーちゃんこの肉要らないからウーちゃんにあげる。」
そう言うとウーちゃんは喜んで魔獣の肉を持って行った。
「仲良く分けてねぇ〜」
手を振りながらウーちゃんを見送る。
「良し残るはスターフラワーのみ。よし頑張るぞ」
ある行事のせいで投稿が遅れました。
すみませんでした。