実験材料の採取①
目が覚めたラミィの初めての行動は…
目が覚めるとそこには無数の本棚が並んでいたり、飛んでいたりしている。
「ふぁ〜知らない間に寝ていたのね」
あくびをしながら目を擦り起き上がるパジャマ姿のラミィ。そのラミィの周りには様々な本が散らかっている。その本をラミィは人差し指の指先に魔力を宿し円を描くように人差し指を動かす。すると本は次々と動き出しそれぞれの本棚に戻っていく。
そして、ラミィの周りに散らかっていた本は全て元の本棚に戻っていきラミィの周りはあっという間に綺麗になった。
「さてと、そろそろ外に出てみようかな」
そう言ってラミィは立ち上がり指を鳴らす。するとパジャマ姿のラミィの周りを小さな光の粒子が包みラミィはパジャマ姿から動きやすい服装に変わった。
「よし準備完了実験用の材料を採取しに行きますか。マリル〜いる〜?」
ラミィは何も無い空間に話しかける。すると目の前の空間が揺らぎ一人の妖精が現れた。
「お呼びでしょうか?主様」
空間から現れた妖精マリルがラミィの言葉に返事を返す。
「マリル、私今から実験用の材料を採取してくるからお留守番しといてね」
とマリルに告げると、
「分かりました。お気を付けて」
返事2つでラミィの要件を了承した。
「じゃあ行ってきます」
そう言うとラミィの身体は光の粒子となり消えていった。
文字が少し多いので誤字っていたら教えてください