5話 永久の薔薇メイズ
ラウド
「なるほどな
薔薇迷宮の神髄は
彼女自身が薔薇として植物として
イルとなった怨念のガンズを弔う為だったのか」
ラウド
「しかしだ
成仏しておらんな」
薔薇迷宮の薔薇を駆逐していく
その繭の先にイルが存在していた
ラウド
「これが怨念の塊イルか
おや?薔薇が蠢いているな
ローズ、君はまだ生きているのか?」
ローズはそのままイルを守りつつむ
ラウド
「それは無駄だよローズ
何故なら俺の真空メイズで直ぐに勝機が上がる
それでも何故守り抜くのだ?」
ローズ
「それは私が彼を愛しているからよ
あなたにも思い人がいたはずよ」
ラウド
「思い人…か
その思い人は変身メイズを生誕させて
そのまま遠くへいったよ
だから俺は世界のメイズを吸収しながら
この世の悪夢を終わらせるために生きる事にしたんだよ」
薔薇を真空メイズで殺す
ローズ
「そう…それがあなたのナイトメアメイズなのね
悪夢迷宮
私はそれが愛だった
あなたにはあなたの迷宮がある
それをたどった先に何があるかな」
イルの中に入る
ラウド
「うん
王子に殺された側近の憎しみと情愛で満たされているな
どうやら、ガンズと相性の良い匙加減で怨念が渦巻いている」
恐らくイルは相性の良いメイズで無ければ相殺出来ない
ラウド
「俺の真空メイズは
怨念とは相性良いな
何故なら、怨念は真空で切り裂けるからだ」
ラウド
「切り裂けないものは無い
己の感情も、誰も俺は知らないのだから」
イルを成仏させた
『ありがとう…』
ラウド
「感謝の声が聞こえたぞ
ローズと二人で幸せにあの世へ旅立てたのだろうか」
果たしてそれは
二人しか分からないだろう