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2話 エンド村の災厄

~エンド村~


エンド村に着いた

そこでは村人が死んでいた


ラウド

「何があったんだ?

しっかりしろ」


死に絶えそうな奴を瀕死から救う


「私は見た…

あの災害は…エールの…メイズ道具…」


ラウドを見て

そのまま死んでいった


ラウド

「エール…俺の母親の名だ」


リリーナ

「何故ラウドの母親の名前が…?」


トルギス

「それは僕から話そうかな」






ラウド

「闇の商人トルギス!

お前の道具か?メイズ道具とは」


トルギス

「そうだな

お前の母親は僕のメイズ道具を高値で買い取っていたよ」


トルギスはメイズ道具で

ラウドから悪夢を吸収する


ラウド

「何だ…!俺に何しやがった…?」


ラウドの気力が下がる


トルギス

「お前の悪夢を吸収したのだ

この吸収メイズ道具を使ってな

高値で買い取らせてもらったのは息子の悪夢だ


お前の母親は父親を殺したぞ」






ラウド

「嘘だろ?

俺の母親はいつだって眩しくて優しかった

リリーナと同じで」


リリーナ

「ラウド…」


トルギス

「そうだな

エールはそんな女だ

あいつの元の職業は無だ

最初から職業など無い

メイズとして生誕していればそれだけで飯を食う事が出来るのだ

僕はメイズを持たないからな メイズ道具を所有しながら闇商人として渡り歩いてるのだ


そんな僕もエールのメイズは恐れ入った

エールのメイズは最初からいない

エールは寄生型の電脳生物 それがエールの正体」






ラウド

「母親が電脳生物と言われて

はいそうですかと言える訳が無い」


トルギス

「まあそうだろうな

しかし事実だよ

そして災厄をもたらしたのはラウド

お前だよ」


ラウド

「俺が…災厄を?」


リリーナ

「嘘

嘘でしょ?だってラウドは

あの時守ってくれるっていったもの…」


リリーナは徐々に思い出す

思い出したくも無い記憶をラウドの慰めで終わった光景を





ラウド

「止めるんだリリーナ

戻ってこいリリーナ」


リリーナ

「駄目

ラウド

私はもうそこには行けないよ

私は…私だよ」


リリーナはメイズとして生誕する


トルギス

「お…

リリーナはメイズを持っていたのだな

しかも変身メイズか

トランス能力のあるメイズはレアだよ

リリーナはどう生きていくの?

メイズとして生誕すればこの世はパラダイスだ


あの迷宮王女も自分の漕がれた幻想に現を抜かしてるのだから」




リリーナは変身メイズでガーゴイルに変身して

ガーゴイルでトルギスを攻撃した

トルギスはそのまま死に絶えた




トルギス

「前の僕なら死んでるよ

しかし真空メイズのラウドから悪夢を吸収してからは

悪夢と真空が組み合わさって吸収メイズ道具の所持者である僕を何度でも復活してくれる


既に僕は生命体としての在り方を変えることが出来た

これほどうれしいものは無いよ」


トルギス

「さてと、ラウド

もうリリーナもいない

このエンド村とはおさらばした方がいいだろう

君にはもう悪夢は残ってないはずだ」




ラウド

「悲しいはずなのに…俺は悲しんでいない

何故だ?」



トルギス

「それは君の悪夢を全てこのメイズ道具に吸収したからだ

確かにエールは最低な母親だ


しかし同時にその対価としては見事に君の憎しみの全てが

ラウド自身の真空メイズで巻き起こされた災害だったという事実を何とも思わないようにすることが出来たのだから」





ラウドは記憶を巻き戻した

そう、災害は全てラウドが招いた結果だった

ラウドがいたからこそ災害は置き続けたのだ


トルギス

「雨女という言葉を知っているか?

雨女は雨が降り続ける

しかしそれはなんてことは無い 雨メイズを有していたからだ

君の場合は災害メイズでは無くて真空メイズだったというだけだ」




ラウドはリリーナに何かをいいたげだった


ラウド

「リリーナ

俺からは何も言えない

けど俺がやったという事では決してない」



リリーナ

「いや、覚えてるよ

ラウドはあの時笑っていたんだ

真空メイズを使って笑っていたんだ

それをメイズ道具を使ってラウドの父親であるビシターが抑えていたんだ

記憶を消去していったんだ」





そして用済みとなった村はエールによって殺された


リリーナ

「この人殺し一家

私はもう許さない

全てを――」



変身メイズした

ドラゴンへ変身した


ラウド

「リリーナ!

待て!」


リリーナ

「うるさい!

虫けらめ!」


ドラゴンは火を吐いてそのまま飛んでいった





ラウド

「トルギス

お前は何故商人になったのだ?」


トルギス

「それはメイズ道具によって生命を変えたいからだ

全く僕は何も考えちゃいない全て自分の為だ」


メイズ道具を託す


トルギス

「僕は確かに君に嫌な事をしてしまったかもしれないな

だから僕は君に最大限の強さを引き出すメイズ道具を君にプレゼントしよう

僕はもうそのメイズ道具を持っているから」





メイズ道具は

10年を犠牲にして力をつける道具


ラウド

「つまり寿命が減るという事だ」


トルギス

「そういう事

僕は何度でも使えるけど

何年でも生きられるからな

だから君にはそれで満足してくれ」





ラウドは犠牲メイズ道具を使った

10年を犠牲にして真空メイズが強化される


ラウド

「修行無しで全てに力が付いた」


ラウドはそのまま真空メイズでトルギス以外の全てを壊した


トルギス

「凄いね

ラウドの力で死体も全て粉々だ」




ラウド

「跡形もなく全て過ぎ去った姿だ

それを思い出すなど愚の骨頂だよ」


トルギス

「真空メイズを強化した代償か

彼もまた理性が無くなったようだ」



変身メイズは強かったのでリリーナの理性は崩れたが

ラウドの理性もまた崩れた



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