第二章終了時点でのキャラクター紹介
※本日3度目の更新です。
※キャラクター紹介です。本筋とは関係ありません。
※第二章までのネタバレを含みます。
ルージュ
ある日突然勇者兼魔王に就任してしまった不憫な町娘。14歳。
故郷のエイピアの町を出て、生まれて初めての旅を開始して早二ヶ月。魔物や盗賊の跋扈する町の外での生活に、意外と逞しく順応している。
勇者と魔王のいいとこ取りをして一夜にして世界最強になったが、虫どころか動物や魔物すら寄せ付けないサイ○人的魔力と極度の手加減下手から、なかなか戦闘に突入できない希有な悩みを持っている。レベル一桁が密かな悩み。
魔法の才能がまったくないが、女神のおかげで一つだけ、好きな相手に好きな音楽を聴かせるという魔法を覚えた。
目下の目的は魔界観光。
音楽の力を何より信じている。
腐っている。
ちょっぴり露出にも目覚めたが、同じく露出に目覚めたオットーとは違い、見られるかもしれないというシチュエーションに興奮するタイプ。
好きな曲は『Take a Step Forward』。
女神トーラ
この世に現存する唯一の神にして人界の守り手。
人界に住む人間を守るため、魔王に対抗するために勇者を選抜し、加護を与える力を持つ。
人界のあらゆる場所を見通し、隠された人の心を見抜く力を持っている。本来は人のために使われる力だが、ことルージュの事となると私的利用される傾向が強い。
目的はルージュを勇者の道に導くことで、人界を救う勇者が悪の道に堕ちぬようルージュの旅に付き纏い、本人的には献身的に、ルージュ的には余計なサポートを繰り返している。
人の心を利用して金を稼ぐのが得意。
魔界なんて滅びればいいと思っている。
金の亡者。
好きな貨幣はミスリル記念通貨。
魔王バロール
勇者と人界に強い怒りと恨みを持つ歴代魔王たちの魂の集合体。前代魔王バロールの意識を最も強く継承している。
魔狼族の出身で、三つの首を持つ魔狼に変身できる。
人界なんて滅びればいいと思っているし、人間は一人残らず惨殺してやりたいほど大嫌いだが、滅ぼし合わない道もあるというルージュの考えの一端に触れたことで、僅かに心を動かされた。
目的はルージュを魔王の道に導くことで、魔界を知りたがっているルージュのために、協力を一切惜しまない。
日に日に傾いて行く勇者:魔王のバロメーターを、より魔王サイドに傾けることに無類の生き甲斐を感じている。故人だが。
ルージュやアグニ、女神によって振り回される人界の人間たちを、少し同情的に見ていることに最近気付いて愕然としている。
好きな肉は森牛。
アグニ
輝く金髪に紅蓮の瞳を持つ人族の男性。
ゴードグレイス聖王国に仕える近衛騎士であり、『騎乗』スキルと爆炎系魔法を使いこなす天性の騎兵にして魔法剣士。
町娘としての弱さと勇者としての強さを併せ持つルージュに惹かれ、時には守り、時には頼る独特の信頼関係を構築した。
目的は勇者ルージュを聖王国の王都ディアカレスへと連れて来ること。生まれ持ったスキルによって、馬に乗れないルージュのために、わざわざ近衛棋士であるアグニが選ばれた。
煩悩に素直に見えて時々ぐっと我慢することのあるルージュをここぞとばかりに甘やかす、女をダメにする系に分類される爽やかイケメン騎士さま。
王国支給の金属鎧はルージュの鉄拳によって大破したものの、間に合わせで纏った安物の革鎧が異常な性能を発揮し始めたことに気付き、日々戦々恐々としている。
好きな料理は鶏肉料理。
デルタ
リエリアの町で軍馬をしていたところをアグニに見初められ、依頼の解決を条件にアグニへと譲渡された。
もとは普通の軍馬だったが、アグニの『騎乗』スキルによって精神に影響を受けた結果、とても意識の高い馬として変貌を遂げた。
二人旅に必要な荷物を一手に引き受けるどころか、時に金貨300枚を追加されるなど嫌がらせとしか思えない扱いを受けるが、アグニの調教と意識の高さで様々な困難を乗り越え続けてきた。ホワイトタブでは七日に渡り放置されるなど、第二章に置ける最大の苦労人(?)と言っても過言ではない。
名前の由来は『なんとなく』。なんとなくったらなんとなくなのである。
好きな温泉は足湯(ただし混浴に限る)。
オットー
おんぼろ温泉宿『オールドウッド』の主人であり、オーナーであるダーディの一人息子。
幼馴染みのツーマ、フレードと三人で、子どもの頃から温泉に入って遊んでいたら、いつの間にか男女ともにイケる範囲型アタッカー。
ツーマという妻を持ちながらフレードと関係していたことがバレてツーマによってSATHUGAIされるも、女神パワーによって蘇り事件の円満解決を迎えた。
その際長時間全裸で晒されたことで新たな性癖に目覚め、夜な夜なホワイトタブの住人を恐怖に陥れている。
ルージュとは異なり、情けない姿を実際に目撃され、蔑まれることに対して興奮を覚えるタイプ。
好きな季節は夏。
ツーマ
おんぼろ温泉宿『オールドウッド』の女将であり、オットーの妻。
不貞を働いた主人を衝動的にSATHUGAIするも、主人が勇者の特殊体質の犠牲になっただけと知り、夫婦関係をやり直すことをルージュに誓った。
その後オットーから新たな性癖の目覚めに関する告白を受けたが、上述の経緯からオットーを全面的に受け入れ、今では愛する主人を全裸に剥いて、首輪を掛けることに興奮を覚えるまでに成長を遂げた。
好きな景色は宿の前から見た夜景。
フレード
おんぼろ温泉宿『オールドウッド』の常連であり、オットー、ツーマの幼馴染みの男性。
中性的な顔立ちをしており、幼い頃にダーディから受けた性的なアレが原因で男性しか愛せないようになってしまった。
オットーがSATHUGAIされた時、誰よりも早く犯人に気付き、ツーマを庇うために嘘の自供までした友情に生きる人。
今はホワイトタブから離れ、とある屋敷で侍女服を来ながら、幸せな日々を過ごしている。
好きな筋肉は大臀筋から腸脛靭帯にかけてのライン。
ダーディ
おんぼろ温泉宿『オールドウッド』のオーナーであり、オットーの実の父親。
男女両党どころか実の息子と同年代の男児を襲うほどの極上の変態。
運の力か金の力か、今のところ逮捕歴はなく、本人はそれを「初犯は温存している」と主張する。
貴族ではないものの温泉宿の経営で莫大な富を得ており、近隣の町で大きな屋敷を持っている。
今は新しく迎え入れた妾とともに、毎晩幸せな夜を過ごしている。
好きな衣装は侍女服。
レガート・マツコビアン
森牛の聖地と言われるマツコベ村の村長。
自身が素晴らしいと感じたものを他人に薦めずにはいられないという特殊な性癖を持っており、これを有望視した先代の村長から成人したその日に地位を譲り渡された。
村の発展に多大な貢献をしたが、森牛の価格を下げるという野望に挑み、それに対抗した貴族グループに敗北。その日以来豹変し、金の亡者と化したように見えたレガートだったが、水面下では野望の成就に向けて密かに牙を研いでいた。
勇者ルージュの来村によって野望の成就を企むレガートであったが、森牛の暴走という事件を経て安定的な森牛の供給が困難となり、暫くの間はマツコベ村を建て直すために日夜奔走することになる。
また、馬がちょっとトラウマになった。
好きな女性のタイプは話を最後まで聞いてくれる人。
主人公の年齢を度々失念する……。設定が甘い……。
あ、サブタイ変えました。