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竜騎士の生き方  作者: 骨騎士
9/19

登場

「死ぬ、絶対死ぬこれ‼」

自分は、今上空数千メートルからのスカイダイビングを体験している。

突然空に放り出されて、一体何が起きたのか理解できない。

とにかくこのままでは、地面に叩きつけられて、潰れたトマトのようになるのは明白だろう。

(一体どうすれば!?)

必死に頭を働かせていると、突然声が聞こえた。

【クロノ殿すみません、説明を忘れていました。】

頭の中に直接声が響いてきた。

【今、念話で直接頭に語りかけております。今から私の言う事を良く聞いてください。】

黒野は一言一句聞き逃さないように、その言葉に集中した。

【まずは、竜騎士の鎧を身に纏って下さい。】

その言葉に従い、腕輪を触ると鎧が展開され、自分を覆った。

【その鎧はその場に応じて様々な形に変化します。もうすぐ、形が変わるはずです。】

その言葉が終わらない内に、鎧に変化が現れた。

背中から黒く大きな翼が生え、広がった。

そして、落下速度を落とすように羽ばたき出した。

【それから、闇の魔法についてお教えします。闇の魔法は他の属性と違って、形を持ちません。自分の想像通りの魔法になります。クロノ殿の思うように魔法を使って下さい。】

そう言い終わると、頭から声が消えた。

(自分の想像通りの魔法か。ちょっと楽しみだな。)

そう思いつつ、どんどん地面に近づいていった。

Side out


村の住人Side

村の住人を白銀色の鎧を纏った兵士達が襲っていた。

あちらこちらで、悲鳴が上がり村人は逃げ惑っている。

そんな様子を見て、兵士達はニヤニヤ笑いながら剣を振り下ろしていた。

その中でも、一際目立つ黄金の鎧を身に纏った兵士が反撃してくる村人を次々に切り捨ててマントを真っ赤に染めていた。

「弱いな~魔物って奴は。嫌、俺が強すぎるのか。ヒャハハハ!」

そう下品に笑う兵士こそフラギリス国が召喚した勇者、山下謙二である。

召喚された時は戸惑いオロオロしていた謙二だが、今では戦う事を楽しむ最悪の勇者となっていた。

彼が戦う理由は、ただ単に楽しいからである。

初めて魔物を斬った時の感触が忘れられず、まるでゲームのように魔物を斬っていく。

今ではそれが当たり前となっていた。

反撃してくる魔物をあらかた片付けるとその魔物の死骸に、火を着けて燃やし始めた。

「魔物は良く燃えるな~。景気よくもっと燃えやがれ。」

その様子を子供達は、脅えながら見ていた。

すると突然、一人の子供の魔物が、謙二に飛び掛かった。

「よくも、よくも僕の親を‼」

飛び掛かったのは、今燃やされている魔物の子供だった。

しかし、その魔物は簡単にあしらわれ、地面に叩きつけられた。

「弱い奴が何をやっても無駄なんだよ!いい勉強になったたなガキ!授業料は、てめえの命だ!」

そう言い、謙二は剣を振り上げた。

誰もが血が吹き出るを想像した瞬間、空から黒い物体が降ってきた。

「な、何だ一体!?」

もうもうと立ちこめる砂煙の中から現れたのは、黒い竜の鎧を纏った一人の騎士だった。

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