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恋とか愛とか結婚とか  作者: 更西東花
第一章
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馨13歳 柾月

 先日お風呂上りに手伝いますと、僕がまだ暑くてゆるっと着物を着ていた時に扉を開けた汐田さんが赤面して「失礼します」とすぐに扉を閉めてから、二度と着替えを手伝うとは言わなくなった。


 そのことを貴祥様や晄さんとの勉強の合間の休憩の時話すと2人に笑われた。


「くくっ。それは俺が見たかった。さぞ色っぽかったと思うぞ」


「う~ん。男の裸など日々の稽古の時見るしつまらないけど、馨なら見たかったかも。今度一緒に風呂に入るか?」


「貴祥様僕は女性ではないので色っぽくなるはずがないです。晄さん入ってもいいですが、途中でやっぱり無理とは言わないでくださいよ」


 別に男同士お風呂に入るぐらい何でもない。ただ晄さんには着替えも稽古後のお風呂も皆と一緒は禁止にはされているので南条家で入らせてもらっている。たまに一緒に稽古をしていた者に一緒に入らないのか聞かれるが、禁止されていることを伝えると諦めてくれるので問題は起きてない。誰とでもだが途中で無理だと出られるとそれなりに傷つきそうだ。


「ごめん馨無理。想像しただけで馨が見られない」


 本当に顔を赤らめていく晄さんを見て貴祥様は笑うが否定はしてくれない。


「それは俺も無理だ。汐田は一瞬でも見られて得したな。いや得したのか絶対忘れられなくて結婚に影響しなければいいが」


「忘れないでしょうね。でも結婚には影響しないでしょう。ちゃんと現実は見られますよ。あれは憧れの人にあったようなものだと分かっているはずです」


「そうだといいが。これからは入浴中や脱衣場にいる時は立ち入り禁止にしよう。それと寝起きも危

なそうだな。もし寝過ごしたら佳那に頼んで、ほかの者は緊急時以外立ち入り禁止としよう」


「そうしましょう。すぐに両家の者に通達しておきます。玲のもあることだし、馨の入浴中の札もすぐに作ります」


「それがいい」


 なんでそんなことが必要なのだと、きっと2人の冗談かと思ったら本当にすぐに入浴中の札が作られ、汐田さんも就寝前に部屋で別れてから起きて部屋を出るまで絶対に部屋に立ち入ることが無いので冗談ではなかったのだと分かった。


 なぜと晄さんに尋ねると、必要だからとしか教えてもらえなかった。


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