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06:Correspondence

顔合わせが終わり店に向かうと扉の前に一人の女性が立っていた。三十代くらいだろうか。

そんなことを思っていると店に入っていった。俺は裏口から店に入る。


着替えを済ませカウンターに顔を出すと、さっきの女性が遙香さんと会話をしていた。

どんな話をしているかと思っていると

「最近売り上げがイマイチらしいじゃない。大丈夫なの?」

「はい、大丈夫です。今しっかり対策をしていますので」

店の関係者だろうか。

「まあ、それならいいけど。キリマンジャロをホットで貰える?」

「かしこまりました、お待ちください。」

「遙香さん、すいません」

「あれ誰ですか?」

「覚えてない?」

「うーん。檜川先生?」

「そうそう檜川さん。実はこの店の持ち主なの。」

「へえ、そうなんですか」

檜川花織ひかわかおり。俺たちが小一だった時の担任。予想もしない再会だった。

一応挨拶しておくか

「あの、檜川さん。こんばんは。俺のことわかります?」

じーっと俺の顔を見つめる檜川さん

「もしかして、海斗くん?」

「久しぶりだね、なんでここにいるの?」

「実は、この前からここで働かせてもらっていて」

「そうなの!?」

「ええ。檜川せ、さんこそ、ここの持ち主なんですね」

「うん、そうなの。それで今日は話があって来たの。あと先生でいいわよ」

微笑みながら言ってくれた。そんな会話を交わしていると

「お待たせいたしました。キリマンジャロになります」

「ありがとう」

檜川先生はごくごくとコーヒーを飲み干し『頑張ってね』と、言い残し帰っていった。

そういえば、売り上げを良くする案をそろそろ実行した方がいいのかもな、と言うかしないとだな。

「そろそろ何かしないとなあ」

とか遙香さんが呟いていた。同じことを考えていたようだ。

「あの、店の外の看板置いたりなら比較的すぐできるんじゃないですかね」

「そうねえ、どんなのにすればいいかな?」

「まあ、やっぱ看板メニューの写真を載せたりとかじゃないですかね」

「じゃあ、早速やってみようか」

写真を撮り印刷屋に行って刷ってもらい、家具屋に行き額縁を買ってきた。

「今日はそろそろ閉店だから看板は明日からかな」

もうそんな時間か

「そうですね」

これで少しは効果はあると思うが、どのくらいあるだろうか。

「よし、今日はこれで終わりね。お疲れさまー」

「お疲れさまでした〜」


読んでいただきありがとうございます。

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