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46:Haunted House

「おかえり」

「あ、ああ。ただいま」

「心初さんとの『デート』どうだった?」

「いや、別にデートじゃなくて……と言うか、デートの部分強調しないで……」

「で、デートはどうだったの?」

「うん、まあ、楽しかったよ。家族とこうやって出かけたのは久しぶりだし」

「そっか」

「あと、デートじゃなくてだな……」

「でもさ、調べてみると『男女が日時を決めて会うこと。その約束。』って書いてあるよ?」

ほ、ほんとだ。やべえ、デートじゃないか。

「じゃあ、まあいいよ。デートで」

「へ〜、彼女以外の人とデートかあ〜」

「いや、デートかも知れないけど、家族だからね!?姉だからね!?」

「まあ、いいよ」

「………」

「で、何したの?」

「ウィンドウショッピングってやつだな。あと昼飯一緒に食べて、映画を観た」

「内容が完全に恋人とのそれじゃん」

「そんな感じするけど、姉だからね!?」

「はいはい、もういいよ。」

「いや、先に言ってきたのそっちじゃ……」

「映画って何観たの?」

「この前一緒に観た恐竜のやつ」

「観れたの?」

「半分くらい目瞑ってた」

「二回観ても怖いの?」

「普通に怖かった」

「恐竜が怖いの?急に『バンッ!』って出てくるのが怖いの?」

「ッ!?」

「いや、今のでビックリしないでよ……」

「ご、ごめん……」

「じゃあ、お化け屋敷でも行って、特訓する?」

「え……、お化け屋敷……?」

「うん。お化け屋敷」

「お化け屋敷の方が怖くないか?実際に遭遇する訳だし」

「別に元はみんな人間じゃん」

「いや、まあそうなんだけどさ……」

「行こ?」

「………」

「ね?」

「わ、分かったよ……」


で、やってきた訳だが……

「なあ、ホントに行くのか……?」

「何言ってるの?もう来ちゃったんだから」

「ですよね……」


「なあ」

「ん?なに?」

「懐中電灯一本って、少ないと思わないか?」

「確かに思うけど、お化け屋敷ってそういうものじゃない?」

「ぐ、ぐうの音も出ない……」

「ほら、じゃあ行くよ」


何とか終わった。だが、寿命は確実に減っただろう。

「はあ……はあ……」

「そんなに?」

「そんなにだ」

「じゃあ今日は、海斗くんの好きなハンバーグ作ってあげるから」

「………」

「ん?なに?もしかして、ハンバーグいや?」

「そういう訳じゃないんだけど、なんか子供扱いしてないか?」

「だって、子供じゃない?」

「うーん。そうかも知れない……」

「ね、ハンバーグ作ってあげるから」

「は、はい。よろしくお願いします」

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