第2話 クソガキとの決闘
4年経った。今年で私は成人する。って事は、私と許嫁が今年で結婚するって事だ。そういや、私がラウグ君に惚れた理由を言っていなかった気がする。
それは14年とちょっと前。私は走れるようになったので、村の中限定で外に出られるようになった。凄い田舎なので、みんな顔見知りで犯罪なんか起きないからだ。私は村の様子を見るために村の隅から隅まで見て回った。すると人気のないところでずっと剣を振っている人を見かけた。私は何か気になって鑑定してみた。
ラウグ ルーディエット
体力 1502
魔力 248
筋力 2843
敏捷 1219
スキル:詠唱破棄 縮地 剣技(低)
職業:剣士
剣士って言ったら剣士系最弱の職業だそれなのになんでこんなにステータスが高いんだろう?この鑑定には生まれてきた時のステータスもわかるようになっている。それを見てみた。
ラウグ ルーディエット
体力 25
魔力 8
筋力 16
敏捷 3
スキル:なし
職業:剣士
だった。体力と筋力が平均より上だけどそれ以外は平均以下だし、スキルもない。因みにクソガキのステータスは生まれてきた時は
ラキル カミール
体力 15347
魔力 28
筋力 20642
敏捷 19827
スキル:縮地 剣技(高) 限界突破 威圧
だ。どうでもいいが。それよりあのラウグって人だ。まだ1歳ぐらいなのに、ステータスがめちゃくちゃ上がっている。これはめちゃくちゃ鍛錬しないとこうならない。門限が迫っていたので仕方なく家に帰ったけど、私はそれからずっと彼のことを考えていた。前世を含めて彼ほど努力している人を見たことが無い。
それから私は気がついたら彼のことを目で追っていた。前世を含めてもう19年も生きている私は自分が恋に落ちていることに気がついた。そこから少しずつ仲良くなっていき、今では一緒に鍛錬をするようになっていた。
だからクソガキはラウグ君に決闘を申し込んだ。仲がいいのを妬んだのだろう。好都合だ。しかも決闘が行われる今日は私の誕生日だ。ラウグ君が勝ったら私は告白する。負けても何処かへ愛の逃避旅行に行ってやる。因みにクソガキのステータスはほぼ変わらず、スキルも増えていない。ラウ君(最近になってそう呼び始めた)のステータスは
体力 928492
魔力 15275
筋力 861279
敏捷 792436
スキル:詠唱破棄 縮地 剣技(鬼) 神の怒り 魔術効果上昇(中) 魔法杖不要
職業:剣士
となっていた。私は、
体力 17264
魔力 94265146246512784
筋力 25761
敏捷 172642
スキル:詠唱破棄 魔力操作 魔法効果上昇(最高) 魔法杖不要 言語理解 鑑定 Q &A
職業:賢者
となっている。スキル減ってんじゃんと思うけどQ &Aが思ったより高性能だったのだ。会話式から思ったことの答えがすっと頭に思い浮かぶようになったのだ。それによって多重思考などが統合されたのだ。とまぁステータスの話になってしまったが、今絶賛決闘中なのだ。結果はステータスから分かるように、ラウ君の圧倒的勝利だ。クソガキは負けた後
「ずるをしている‼︎」
とか叫んでたけどこれが努力の差なのだよ。そして私はラウ君に告白した。
次の日ラウ君が行方不明になった。




