第一話
『…』
どこからか、何かを…
『…』
誰かを、読んでいるのか…
『…カン…!』
ゆっくりと明るくなり、穏やかな風が木葉の間を吹いた。
徐々に手足の感覚が戻ってきた。
『…精閑!』
目を覚ますと、青い空が映る。
高い梢を通じて露が降りた草に太陽が輝いていて、
冷たい地面と冬の空気で金髪の青年が少し震えた。
『…』
慎重に彼は立ち上がり、ゆっくりと周りを見回した。
目が見える限り鬱蒼とした森に囲まれた小さな林と、
小さな木製の祠がある。
青年の頭の中に一つだけの考え。
「ここ、どこ?!」
皆さん、お久しぶりです!詩嵜と申します!
いつも『2 Souls』を読んで頂き、誠にありがとうございます ♪
もはや9年前からこのストーリーが始まり、2年半前に第一章のドイツ語版をここにアップさせて頂きましたが、ついに!日本語版も頑張って書きながらアップしたいと思っております!!
自分は2018年10月から日本で暮らしているドイツ人なんですが、日本語を毎日毎日勉強しながら、自分の作品をみんなに読ませたいという夢を叶えていきます。
もちろん、ネイティブではないのでちょっとおかしなところがあると思うんですが、そこは皆さまのご協力で直したいと思っております!
言語だけではなく、書き方も違うというのをついこの前に気づいたんですが、挑戦したいと思います。ブロックのような文章ではなく、読みやすい一口サイズのような文章の方が良さそうみたいですね。
これからも頑張るので、皆さんのご応援とご協力をお願い致します!