人間のやり方
人間やめたい…… なんて言葉を聞くたびに、僕は少し見当違いな方向へと考えがいってしまう。
人間やめるとは、何ですか? そんな仕事辞めたい、みたいな感じで言えることなんですかね。
そもそも、人間をやめるとはなんですか? 生きることをやめる、とはまた別なんですよね。 生きることをやめたいなら「死にたい」と言えばいい訳ですし。
それから、やめるための条件とはなんですかね? そもそも、人間である条件とはなんなんだろう……
二足歩行で、言語を使って、感情を持ってて…… 目があり耳があり髪があり口があり手があって腕があって足があって。 なんて細かく言えばそうなってくるのかな?
そんな中で、僕が考えた人間である条件。 それは「ルール」に従うこと。
例えば、人間は服を着ます。 当たり前のことですよね。 次に、人間はお金を使えます。 お金を使って、物を手に入れます。 これも当たり前。 こんな風に、人間には人間だけの「ルール」があります。 人間をやる、とはそのルールの中で生きることなのではないでしょうか。
だからといって、他の生物に「ルール」が無いとは言っていません。 でもそれは他の生物の「ルール」であり、人間の「ルール」ではありません。
とても極端な話ですが。人間をやめたいならば、他の生物の「ルール」の中に入って行けばいいのかもしれませんね。 例えば、お猿さんの群れに入って、そこの「ルール」に従い生きていけばいいのです。 見た目は人であっても、その人のすむ世界の「ルール」は別物になる。 つまり、その人は人間を辞めた、と言えるんじゃないかな?
そして裏を返せば。 人間をやめたいと言う人は、きっと「ルール」の中で生きることに疲れているのでしょうね。 面倒なことから抜け出して、自由に生きたい! そんな風に感じているのかもしれません。
僕が人間を辞めたいと思わないのは、この「ルール」に不満はないってことなのかな? なんて考えると、少しおかしくて笑ってしまった。




