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顔のいい先輩  作者: writer
1/1

イケメン

初めて見たときの印象は、

ああ、またか

だった。


先輩は俗にいう「イケメン」で、さらにはスポーツ留学をしていたほど運動神経がよく、誰に対しても愛想よく接する人だった。噂では合コンに行きまくり、そしてもてまくっているらしい。好みのタイプは細くて足がキレイな女性。良くも悪くも、先輩は典型的な「イケメン」だった。

それまで、私は安易な恋愛をして傷つくということを繰り返していて、特にイケメンには弱かった。散々、痛い目を見てイケメンはこりごりだと思っていたので、なんとなく先輩には近寄らないほうがいいと思っていた。


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