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ほどけた靴紐 結んだ約束

作者:早能 せい
 ほどけた靴紐を結んだ時、見えた景色は曇り空だった。

 高校生の凪は、部活にも勉強にも中途半端で、友人も数少ない。いつも悲しい結末の本を読みながら、世の中なんて矛盾だらけだと言い聞かせるように暮らしていた。
 数年前から父は愛人を作り家には帰ってこなくなり、幸せな家庭への嫉妬が募っていった。
 大学生になった凪は、同じように家族が欠けた澤村と知り合う。
1章 最後のページ
2025/03/16 07:47
2章 焦げたパン
2025/03/16 07:48
3章 最後の一兵
2025/03/16 07:48
5章 重い冬服
2025/03/16 07:50
6章 氷の雪
2025/03/16 07:51
7章 咲かない桜
2025/03/16 07:52
8章 音だけの花火
2025/03/16 07:53
9章 落ち葉の道
2025/03/16 07:54
10章 心のささくれ
2025/03/16 07:55
11章 冬の月
2025/03/16 07:55
12章 泣いた顔
2025/03/16 07:57
13章 結べない約束
2025/03/16 07:57
14章 春の雨
2025/03/16 07:59
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