町に戻って
転職して約1ヶ月覚えることてんこ盛りですわ〜
町の戻って冒険者ギルドへと向かい、アンドリューサルクス討伐の報告をした、受付で伝えると奥から報告を聞いたギルドマスターが走って出てきた。
「早かったなお前達、もしかしてアンドリューサルクスの討伐は無理だったか?」
「そんな事ないですよ、しっかりと依頼を成功させてきました」
「本当か!念の為討伐証明を見せてくれるか?」
「ここでは、出せないので解体場へ行きましょう、ノアもマッテオもそれでいいよね?」
「はい、それで大丈夫です」
ミュラー、ノア、マッテオの3人は解体場へ移動した、他のメンバーはミュラー達に、ギルドとの対応を任せて酒盛りを始めている。
解体場でノアはアイテムボックスからアンドリューサルクスの死体を出して台の上に乗せた。
「おお、噂通りでかいな」
ギルドマスターも職員たちも驚きの声を上げている。
「すみません、これまだ半分です、もう半分はマッテオが持ってますけど、もうここじゃ出せないですよね」
「そ、そうだな、すまない場所を空けてくれるか」
ギルドマスターが職人に指示を出して、もう半分を出す場所をつくらせる。
「兄さんここに出してくれるかい」
「じゃあ出しますね」
もう半分を出すともう一度「おぉ…」と声が漏れた。
「それじゃあ…討伐証明は十分だから俺の部屋に来てくれ、じゃあ解体の方よろしく頼んだぞ」
職人全員が元気に「あいよー」と返事をしたのを聞いて解体場を出た、3人は移動する途中で既に何杯か飲んでいる各チームのリーダーに声をかけ、ギルドマスターの部屋へ向かった。
「今回は急な依頼で申し訳なかったな、改めて礼を言わせてもらう、ありがとう。
討伐成功報酬の金貨60枚だ、分け方は話し合っているか?」
「ええ、事前に等分に分ける事にしてますので、問題ないです」
「そうか、ならよかった、モンスターの素材はどうするんだ?」
「それも買い取り金額を等分に分ける事にしてますので、後日また皆で伺わないといけないね」
すると申し訳なさそうに、Cランクの3チームが手を挙げた。
「さっき話していたんだけど、俺達3パーティーは素材の買い取り報酬については辞退するよ」
「あぁ、私達は何もしてないからね、さすがにタダ働きは嫌だから、討伐報酬は貰うけど」
「いやしかし…」
ミュラーが話そうとすると、ターヒルが手を前に出して首を振る。
「ミュラー、これも冒険者のプライドみたいなもんだ、汲んでやろや、俺もケガして、しかもノアに治療までしてもらってるんだ、辞退しようと思ってる」
「ターヒルさん、何言ってるんですか逆ですよ、体を張って時間稼ぎしてくれたから、倒せたんじゃないですか!」
マッテオが思わず声を上げて説得する。
「そう言ってくれるのは、ありがたいが俺としちゃあ情けなくてな…」
「そんな事…」
今度はミュラーが、マッテオの肩に手を置いて話を制する。
「みんなそれぞれ役割を果たしたんだ、事前の話し合い通り報酬は等分に分けよう、そうじゃないとまた話し合わないといけなくなる、面倒くさいじゃないか」
ミュラーのそんな態度に、その場の全員が少し和んだ。
「リーダーのあんたがそう言うなら、ありがたく報酬をいただく事にするよ」
「あぁ、もっと強くなって報酬に見合うようにならないとな」
その後、成功報酬を山分けし、素材の査定も終わるであろう5日後にギルドに再度集まる事にして解散した。
マッテオとノアは宿を確保してから、ギルドに食事をしに戻ってくると、そこでミュラーやターヒル達と一緒に酒盛りをしているグスタフとベティを見つけた。
「おお、マッテオ!ここに座れ」
グスタフに声をかけられて、皆と一緒に食事をする事になった。




