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Aランクモンスター討伐

王都に移ってからレーヴァテインは、たまにアルムガルトと魔剣と魔槍で訓練をしていた程度で、相手を倒す為に使うのは、3年前のギガントフィス以来だ。

炎を纏い殺気を向けるマッテオを、インフェルノホークは獲物から排除すべき敵と認識を改めたようで、上空を旋回した後、何発もの火炎弾を浴びせてきた。


「ヴァルムボルグ!」


斬撃を飛ばし火炎弾を撃ち落とし、狙いをつけて相手に向かって更に斬撃を飛ばす。

インフェルノホークも斬撃を躱しながら、火炎弾を打ち続ける、それを撃ち落とし続けると、上空が爆煙で覆われて相手が見えなくなった。

探知スキルで探るとまだ上空を旋回しているようだった、相手の出方を伺っていると、急激にこちらに向かって降下してくるのがわかったので、瞬歩のスキルで後ろに下がった途端、黒煙の間から自らを弾丸の様にしてインフェルノホークが突っ込んできた、マッテオが既に回避行動を取っている事に気づくと、地面スレスレで向きを変え、また上空へと昇っていく。

少しの間上空を旋回した後、今度は少し離れた所から高度を下げ、地上付近を高速で、こちらに向かって飛んてきた、また鉤爪で攻撃するつもりみたいだ、それを見てマッテオも剣に力を込めて構える、相手が間合いに入った瞬間を見逃さず一閃を繰り出す。


「ヴァルムブラド」


ガキィン!と音が響いて、インフェルノホークは再び上空へと昇っていった、地面には切り落とされた鉤爪の一部が落ちていた、インフェルノホークは鉤爪を斬られた事で、警戒を増し中々降りてこない様子だ、マッテオはレーヴァテインに更に多くの魔力を込めて、強いスキルを撃つ準備に入る、3年間の訓練で魔力出力も上がって、同じ魔剣の付与魔術でも以前より威力が増している、調節しながら戦っていたけど、このままでは倒せそうにないので出力を上げて攻撃する事にした。


「フラムボルグ!」


さっきより高温で大きな斬撃を何発か飛ばしてインフェルノホークを攻撃する、さっきより大きく速い斬撃だったが、相手も更にスピードを上げて躱している。


「さすがAランクモンスターだな、このままじゃ埒が明かない」


どうするか考えていると、インフェルノホークが小さく旋回し始めた、今まで違う行動だったので不思議に思いじっと見ていると、口を開けて高温の熱線を吐いてきた。

咄嗟に盾を構え、魔力障壁を張って熱線を防いだ、防がれている事は気にせず熱線を吐き続け魔力障壁を押してくる、マッテオも負けないように押し返して、力比べにの様な形になっている、魔力障壁で防いだ熱線が拡散して辺りに飛び散り火がつき始めてしまい、それに気にしてよそ見をした隙にインフェルノホークは熱線の威力を上げて押し込んできた。


「ぐっ!しまった…」


「スコール!」


マッテオへの攻撃に集中していたインフェルノホークに高圧水流が何本も当たり、体勢を崩して下降してきた。

高度が低くなった事を確認したマッテオは、脚に気力を集中させ高く跳躍し、三角跳びの形で岩壁を蹴って更に高く上昇してインフェルノホークに向かって剣を振りかぶった。


「フラムブラド!」


高温の剣閃がインフェルノホークの首に食い込んで、あっという間に通り過ぎ首を落とした。

インフェルノホークの巨体と共に着地したマッテオにノアが駆け寄ってきた。


「マッテオ!やったな」


マッテオの背中をバシバシ叩いて喜んでいる。


「ノアの援護のお陰だよ、ありがとう、だいぶ周りに飛び火しているから、まずは消化しよう山火事になっちゃう」


「そうだね、手分けしてやろう」


ノアと2人で辺り一帯の燃えている箇所の消火して回り、消火作業が終わった後、インフェルノホークを回収して町に戻る事にした。


「切り落とした鉤爪も回収した?」


ノアに言われて、そう言えばと思い出して、地面に転がっている鉤爪も拾った。


「最後にとどめを刺した技って、あの魔族を倒した時と同じ技だよね」


帰り道ノアが尋ねてきた。


「そうだね、魔力が上がったから威力は全然違うはずだけどね」


「斬った後、魔族は燃えてたけど、今回は燃えなかったね」


「そう言えばそうだね…やっぱり火への耐性が高いんだな」


「素材を少し返してもらって、防具とかに加工したら結構いい物ができないかな」


「なるほど…この鉤爪も盾とかに付ければシールドバッシュの威力があがるな」


「だよね、今回は少し素材を返してもらって、落ち着いたら色々考えようよ」


「そうしようか、陛下にもいいお土産になるかもしれないしね」


「いいねそれ」


2人は話しながら町に戻っていった、町に着いた2人は早速ギルドに向かう事にした。

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