ギルドマスターからの依頼
やっとGWが始まる
受付では「本当にすぐ戻ってきた!」とちょっと騒ぎになった、前回同様に買取カウンターで討伐証明のためにモンスターを出して確認してもらう。
ノアはキラービー5匹のところその場にいたからと7匹倒していた、マッテオがビッグタランチュラをカウンターへ出して確認てもらっている時に奥から、解体職人と中年の男性がやってきた。
「本当にCランクの依頼を1日で3つ達成したのか…」
解体職人と一緒にいた中年男性が驚きながらつぶやくと、解体職人が男性の紹介をしてくれた。
「お前たちこちらはギルドマスターのギオルグさんだ、お前たちの事を話したら、直接会ってみたいと言ったから連れてきたぞ」
「失礼した改めて俺はギルドマスターのギオルグだ、まさかCランクの依頼を1日で3つ達成する強者がいるなんて驚きだよ、ちょっと頼みがあるんだが、部屋に来てもらえないだろうか」
2人は少し悩んだけど、ギルドからの印象は良くしたほうがいいだろうと考えて、ギルドマスターの部屋に移動して頼みを聞くことにした。
「まぁ掛けてくれ」
ソファへ座るように促されると、飲み物が運ばれてきた、飲み物をすすり
ギオルグが話し始める。
「頼みというのはだな、Aランクモンスターの討伐でな、依頼掲示板を見たなら気づいたかもしれんが、うちのギルドはCランクDランクのクエストが中心だ、冒険者もCかDランクの者が多い、だから普段滅多に現れないAランクモンスターの討伐が残っているんだ」
「我々はCランク冒険者なので、Aランクモンスターの討伐はできませんよ」
ノアがギルドのルールについて確認の意味で聞き返す。
「分かっている、だからお前たちをBランクに昇格させる」
「えっ?そんな簡単にいいんですか?」
「大丈夫だ、Cランクモンスターを簡単に討伐するパーティなんだBランクに上げて文句はでないさ」
緩いルールだな〜と呆れていたけど、Aランクモンスターについて興味が湧いたので、依頼内容をもう少し詳しく聞いてみることにした。
「件のモンスターだが、インフェルノホークで元々はこの辺りに集まってくるモンスターを狩るために現れたみたいなんだが、モンスター討伐をしている冒険者を襲う様になってな…今では人を積極的に襲うようになってしまって、どんどん被害が拡大していってる」
状況を聞いたノアがギオルグに尋ねた。
「他のギルドにBランクやAランクの冒険者を要請できないのですか?」
「既に要請して、来てくれたんだが失敗した、インフェルノホークは鳥型のモンスターだから、弓や魔術で戦うのが基本なんだが、戦いが始まると炎を纏い始めるから矢が燃えて届かない、猛スピードで飛び回るから魔術も当てにくい、それに上空から炎で攻撃され、滑空して来て高温の鉤爪を突き刺してくる、こちらが手こずっている間に、体力と魔力を削られ最終的にやられてしまうというわけだ」
確かに厄介そうだ、けどノアの魔術なら何とかなるかな…などとマッテオが考えていると、ノアの方から話しかけてきた。
「マッテオやってみようか」
「何か勝算があるの?」
「いや、ただ僕とマッテオなら倒せるって思っただけだよ」
「ノアがそう思うならやってみようか」
マッテオはノアにそう答えてギオルグの方を向いた。
「ただ俺達もAランクモンスターは初めて相手にするので、撤退する事も十分あり得るとだけ、ご認識お願いしますね」
「あぁもちろんだ、人的被害以外にも綿花畑が3つ焼かれてしまってな、俺達も次の冒険者を待っていられないんだ、やるだけやってみてくれ」
こうして2人は、インフェルノホークの討伐依頼を受ける事にして、ギルドを出て夕食の時にマッテオとノアは明日の討伐について話し合った。
「さて、明日の作戦を立てようか、なんせ初めてのAランクモンスターだからなぁ」
「そうだね、一応考えていたのはやっぱり魔術での攻撃が、中心になると思うんだ、初級、中級魔術がどれほど効くか分からないから上級魔術中心で攻める事になるだろうけど、僕達なら問題ないだろ」
ノアの倒せると思った根拠はこれかと理解した、確かに2人は訓練のお陰で、上級魔術も撃てる様になったし魔力量もかなり増えて魔力切れはほとんど起こさなくなった。
「それなら戦う場所を考えないとね、上級魔術は威力が高い分周りを巻き込む恐れがあるからね、ギルドマスターが綿花畑が3つ焼けたって言ってたし、町に迷惑がかからない場所を選ばないと、賠償とかでマイナス報酬にならないように気をつけよう」
「確かにそうだね、教えてもらった出現場所は綿花畑の近くだから上手く誘導しないと」
この辺りの地理などを調べて、どの辺りで戦うか、どう戦うか考えてから、ギルドの取ってくれた宿で休んで明日の討伐依頼に備えた。




