ギルドに登録
体力の衰えを感じる今日この頃です
王都に来てそろそろ1ヶ月が経とうとしていた、生活にも慣れてきて、訓練も順調にこなしている、ゲイルの勧めで、剣術訓練中に盾の訓練を取り入れている、普段使う剣もショートソードだし、レーヴァテインも片手剣の部類なので、確かに習得したほうがいいと思い習い始めた、使うのは小さい盾でバックラーの類いだ、戦闘スタイルが高速移動が主体なので、邪魔にもならない、剣と盾を構えると、ファンタジー感が増してウキウキしてくる。
小盾なので槍術、弓術の時は腕に付けて両手も使える様にしている、ここまでは城内での訓練だったが、この週からしばらくは実戦訓練という事で、冒険者ギルドに行って依頼を受けるそうだ。
マッテオはまだ冒険者登録してないので、登録からしないといけない、クラウスが、ギルドの受付に声を掛ける。
「すまない、この子の登録をお願いしたい」
「はーい…えっ?この子…ですか?」
「そうだ」
「えーっと…大丈夫ですか?まだ…その…早いんじゃないですかね…」
「大丈夫だ、この子も近衛師団の候補生だから、訓練の為に登録をお願いしたい」
「えぇ!この子も近衛師団の候補生なのですか?数ヶ月前にも子供を登録して、ギルド内で噂になったのに」
ノアの事だなとすぐに予想がついた、なかなか話が進まないので、マッテオからも声をかける。
「よろしくお願いします。登録は何か用紙に書いたりする必要ありますか?」
「あっ!はい、こちらに記入お願いします」
登録用紙を渡され、必要項目を書いていく。
・氏名
・年齢
・使用武器
・魔力 有無
・クラス
「クラスか…あのーまだクラスが決まってない場合はどうすればいいですか?」
「では、現状で就けるクラスを調べますね、こちらの魔道具に手を置いて下さい」
現代でいうと、タッチ決済の機械みたいな魔道具に手を置くと、文字が浮かび上がり、何やら書いてあり、それを受付の人が読み上げる。
「えーっと、現状で君が就けるクラスは…ウォーリア、ナイト、アーチャー…ウィザード?…ほ、ほとんどの基本クラスに就けますね、どれにされますか?」
受付の人は驚きを隠せないでいる。
「うーん、どうしようかな」
「どうした?」
「クラウスさん、どのクラスにしよかと思って」
「俺としては、ウィザードと言いたいが、お前は武器の扱いもいいと聞くしな、将来、武術と魔術両方で上位クラスを狙えるだろう、そうなると今は、ナイトとウィザードだろう」
「えっ?ナイトとウィザード…?2つとかいいんですか?」
「ああ大丈夫だ、メインクラスとサブクラスの登録ができる、俺もメインはアークウィザードで最近サブにプリーストを登録したところだ」
「そうなんですね、じゃあメインにナイトでサブにウィザードでお願いします」
マッテオがそう答えると、受付の人は心配そうに答えた。
「本当によろしいですか?初めからメイン、サブ両方登録される方は一定数いらっしゃいますが、ほとんどの方が両方中途半端な状態で、なかなか冒険者ランクも上がらない、なんて事になってますので…」
「この子は大丈夫だよ、言っただろ近衛師団の候補生なんだ、毎日訓練も受けているし、それに冒険者ランクを上げるのが目的じゃないからね」
その心配はないと、クラウスが答える。
「確かにそうでしたね、では登録を行います、手を置いたまま少々お待ちください」
受けの人も納得して登録作業を進めてくれた、登録が終わるとペンダントが渡された。
「これで登録は終わりです、こちらが冒険者ギルド登録の証明証になりますので、失くさないようにお願いしますしますね」
「分かりました、ありがとうございます」
ペンダントを受け取り、早速首にかけるとギルドの説明が始まった。
「それではギルドについて説明しますね。
冒険者ランクはF〜AAAランクまでの8段階です。
受注できるのはF〜Bランク冒険者は1つ上のランクのクエストまで受注可能です。
Aランク以上の冒険者はAランク以上のクエストとギルド指定や領主様指定の、特殊なクエストが受注可能です。
ランクアップにはクエスト受注数やモンスター討伐数などの規定がありますので、その時が来たら確認してくださいね。
討伐したモンスターの、解体依頼や買い取りは隣のカウンターで受け付けておりますので、持ち込みの際はお越しください。
簡単ですが、以上で説明を終わります」
説明を受け終えた所で、クラウスがクエストを受注しにカウンターまで来た。
「この3つのクエストを受注したい、いつもの様に訓練用だから、ギルドマスターに許可を頂きたいのだが」
クラウスの要望を聞いて、受付の人はギルドの奥へ向かった、それからしばらくすると、奥から大柄の中年男性が出てきた。
「やあクラウスさんまた訓練だって?」
「そうです、依頼の確認と許可をお願いします」
クラウスもギルドマスターも慣れた様子で話し合い、無事許可が下りた。
「訓練もいいけど、たまには滞り気味の高ランクのクエストも受けてくれよ」
「それはまた、今度ですね」
クラウスはギルドマスターに挨拶をして、冒険者ギルドを後にした。




