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訓練しよう

早くも2月か

どうやらノアは、魔力の出力を高める訓練をしているようだった、魔力線を太くするために自分の最高出力を出し続ける訓練をしている、放出した魔力は床に描かれた模様が吸っている。

それにしても、マッテオが気づいてからもう数分続けているので魔力量も、かなり多いと分かる。

それから更に10分くらい魔力放出を続けて、クラウスからストップがかかった、ちょうど休憩が始まるようだったから近づいて、アルムガルトから話しかけた。


「相変わらず、激しい訓練だな」


「アルムガルト様、こんな所までいかがされましたか」


声をかけられクラウスは、アルムガルトの存在に気がついて頭を下げた。


「マッテオに城内を案内をしていんだ」


「なんと、アルムガルト様自らですか!それはご苦労さまでしたですね」


「ノア、更に魔力が高くなっているな、ビシビシと感じるぞ」


「ありがとうございます、そう言って頂けると励みになります。マッテオくん久しぶりだね、これからは一緒に訓練を受けてい

くんだよね、頑張っていこう」


「うん、こちらこそよろしくお願いします」


「どうだ、マッテオ早速訓練に参加しないか?」


そうクラウスが、誘ってきたがアルムガルトが止めた。


「まあ待て、先ずはマッテオがどれくらい、魔剣を使えるようになっているのかを、見たいと思っているんだ」


「なるほど、それも良いですね、ノア、我々も見学するとしよう」


そう言って、武術の訓練場に移動した。


「さあ、レーヴァテインを抜いてくれ」


そう言いながら、アルムガルトは訓練場の真ん中に立って俺の方を向いている。


「えっ?いやしかし、陛下と訓練をするのですか?さすがに陛下に剣を向けるなんて事は…」


「構わん、早く構えないと私から攻撃するぞ」


そう言ってアルムガルトはニヤリと笑って、空に向けて手を広げた、すると、一瞬にして魔槍ブリューナクが出現した。


「えっ?」


「ははっ驚いたか?私もブリューナクに認められて使える様になったんだよ」


「えー!」


マッテオは驚いて大きな声で叫んでしまった。


「と言うわけで、このまま魔槍と魔剣で、模擬戦を開始…」


「いけませんよ、陛下」


これにはさすがにハインツが止めに入る。


「そんな事をしたら、互いに大怪我になりますし、城にも多大な損害が出ます」


「でも、魔槍と魔剣で稽古すれば互いの成長が、加速度的に良くなると思わないか?」


「思いません、危険の方が大きいです、訓練は今まで通り、魔力量を増やし魔力線を太くする訓練に加えて、槍術訓練、実戦はモンスター討伐で十分です、マッテオの実力を見るなら剣を構えて、魔力を高めてもらえば十分です」


最初はハインツが、アルムガルトを甘やかしているのかと思ったけど、そうではなさそうだ、マッテオも一応、たしなめる方向で説得を試みる。


「陛下、私も魔剣の扱いはまだまだ未熟ですので、ハインツさんの言う通り、模擬戦は危ないと思います」


「マッテオまでそう言うのか、ちなみにお前は、魔剣で何かモンスター討伐をしたのか?」


「そうですね…私は例のミスリス鉱脈の洞窟で、アーマーリザードを討伐しました、ギガントフィスには敵わなかったので、まだまだ魔剣の力は引き出せてないと思います」


「例の洞窟でアーマーリザードを討伐と言うと、もしかしてあのミスリルを含んだ鱗を持った変異種のやつか?」


「ご存知でしたか、そうですねその個体です」


「あいつはお前が単独で討伐したのか?」


アルムガルトは少し動揺しているようだった。


「ええ、倒した後は、疲れて動けなくなりましたが」


「そうか…よし分かった、模擬戦はまた今度にしよう」


アルムガルトの顔が若干引っている様に見えたが、分かってくれたようだ、安心しているとクラウスが近寄ってきてマッテオに声をかけてきた。


「あれを単独で討伐したのは本当か?」


「あっ、はい、やたら硬いし魔力も通りにくいから、手こずりましたけどなんとか倒しました、アーマーリザードってBランクモンスターでも下位から中間くらいのモンスターですよね?そいつに手こずったくらいだから、まだまだ魔剣使いとしては未熟です…」


「やたら硬くて、魔力も通りにくいのは、あの個体がミスリルを含んでいたからだ、通常の個体より強力なのは明白だな。

そしてミスリルと同程度の硬さと魔力耐性のある鱗なんて、希少性がありすぎて、買い手がつかず、結果、城が買い取って今、鎧への加工を模索中だ」


「そう…なんですか」


「しかしギガントフィスまで相手にしていたのか」


ハインツも驚いた様子で話しかけてきた。


「あぁそいつには、本当に敵いませんでした、父さんと2人でなければ死んでいました」


「ルイス殿とたった2人で討伐したのか?いったいどうやったらそんな事が可能なんだ…?」


「えーっと…俺は巻き付かれて骨折したから魔剣はほとんど使えなくて、魔術であいつに傷をつけました。

その傷口を更に、父さんが剣で斬ってあいつの骨を砕いて動けなくしてくれて、その深手からの出血で死んだみたいです。

俺も父さんも大ダメージを負って気を失ったから本当に、危なかったです」


「なんと壮絶な……」


クラウスは言葉が出ない様子だ、その横で話しを聞いていたノアはドン引きしている。


「クラウスさんやハインツさんなら、もっと簡単に倒せますよね?」


クラウス・ハインツ「バカを言うな!」


2人共声を揃えて叫んだ、鼻息を荒くしながらクラウスが説明を始める。


「普通のアーマーリザードならともかく、ミスリルの特性を持った奴なぞ、ウィザードの我々が倒せる訳ないだろう、せいぜい撃退できればいい方だ」


ハインツの説明も入る。


「ギガントフィスもあんな素早い大蛇、単独で倒せるか、誰かが引き付けてくれないと、高レベルの魔術を放つために、魔力を練る時間が稼げんじゃないか、引き付け役だって1人では務まらない、5人いや7,8人いてどれほど保つか…」


「へえ〜……」


「お前もルイス殿も強さが異常だぞ」


最後にぼそっとクラウスが呟いた。

ルイスは確かに強いと思うけど、自分はまだまだとマッテオは思っていた。

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