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学生生活も終わり

早く春にならないかな

次の日からは、見つけたマラカイト、ミスリルの鉱脈までの道の整備と並行して、残りルートの探索も行われた。

探索の結果、キュプライト、アズライトの鉱脈が見つかった。

この洞窟には今のところ脅威となるモンスターはいなくなっているようだった、兵士団の調査に、同行している間に学校はもう卒業の時期に来ていた、特に卒業式をやったりするわけではみたいで、最終登校日が終わるとそれで終了という感じみたいだ。

久しぶりにマッテオが登校すると、ミアとパオル以外にも大勢のクラスメートが囲んできた。


「マッテオくん、洞窟調査に付いて行ってたって本当?」


「う、うん、そうだよ」


「でっかいトカゲのモンスターが出たんだって?」


「あ〜そうそう、いたよ」


「大蛇も出たんだろ?」


「戦ったのか?」


「あ〜うん、巻き込まれて…」


「すげーモンスターと戦ったのか!なんか倒した?」


「えーっと虫のモンスターを弓でちょっと…」


「すげーな、弓が使えるのか!」


どこの世界もこのくらいの年齢の男子は、戦いとかの類が好きなんだなと思う。

逆に女子は虫のワードにドン引きだ、その日は帰るまで、男子に囲まれて探索の話をさせられた、帰り道ミアとパオルが駆け寄ってきた。


「今日はすごい人気者だったね!」


「ミア、まいったよ、何で調査の事バレてるんだ?」


「だってお前、この前の調査隊と一緒に練兵場から歩いて向かったじゃん」


「そうか…そうだった」


「アーマーリザードとか大蛇の事は、普通にギルドが素材の宣伝してたし」


「で本当のところはどうだったの?両方のモンスターと戦ったの?」


「ん?そうだね、両方戦いに参加したよ」


「え〜すご〜ケガはなかった?あたし回復術使えるようになったよ」


「ケガはしたけど、ポーションと近くの教会のプリーストに治してもらった」


「まじか、俺ももっと槍の腕磨いてモンスター討伐とかしたいなー」


「パオルは、学校卒業したら冒険者めざすのか?それとも兵士団?」


「ひとまず冒険者目指すよ、兵士団は応募締め切ったばかりだから、しばらく募集はしないだろ」


「そうか、ミアはプリースト目指すのか?」


「そうだねー教会で訓練できるみたいだから、それに通ってみようかなーって思ってるよ、マッテオはどうするの?」


「俺はどうしようかな…」


漠然と兵士団に入ろうかと思っていたマッテオだったが、この前の神様との話だと、世界を回れという事だったから、冒険者になってもいいのかなとも思う…でもそれだと、なんか違うような気もするとも思い…色々とこれからの事を、考えないといけないと思い悩んだ。

学校も今日で最後という日を迎え、先生から卒業していく生徒へ、簡単に言葉が贈られて、あっさりと最終日は過ぎていった。

日本の卒業のイメージを持っているマッテオには随分と淡白に映ったけど、この領地の人たちにとっては、当たり前のようだ。

ミアとパオルと別れて、家に着くと1人の男が家の中にいた、それはクラウスだった。


「久しぶりだな、マッテオ」


「お久しぶりです、クラウスさんどうしたんですか?お城の仕事で忙しいしでしょうに」


「その仕事で来たんだよ、お前たちミスリルの鉱脈を見つけたんだろ?その視察だよ」


「そうですか、でもそれだったら領主のテオバルト様のお屋敷に行くと思うのですが、もしかして俺に用ですか?」


「……お前も聡い子供だな、その通りだ、君のお母さんにはさっき話したが、王都へ誘いに来た、学校はもう卒業したんだろ?」


「確かに今日、卒業しましたけど…王都行きの事、少し考えていいですか?すぐには答えられないので」


「もちろんだ、2,3日はテオバルト様の屋敷に泊めてもらうことになっている、取り敢えずの答えでもいいから、一度訪ねてくれ」


クラウスを見送っだ後、マレーネが話しかけてきた。


「王宮の方から直々にお話を頂けるなんて、名誉な事だと思うけどね、母さんはやっぱり心配だな…お父さんが帰ってきたらみんなで話しましょう」


夕食時、家族揃ってクラウスの誘いについて話し合った。


「マッテオは王都へ行く事に迷いがあるのか?」


「そうですね、正直行きたい気持ちもある一方で、行く必要があるのか分からないって気持ちもあるし。

たぶんここにいるより、多くの経験ができるんじゃないかと思うけど、それは王都じゃなくてもいいと思ったりもして、なかなかこうしようって決められないですね」


「ふむ、それは今すぐ決める必要はないと思うな」


「…そうですか?」


「お前はかなり早熟だと思っているが、まだ12歳だ、王都への誘いも、訓練が目的だとあの時、アルムガルト様も言っていただろ、10年も20年もいる訳じゃないと思うぞ」


「…そう…ですね」


「正直に言うと、ここで俺が訓練を続けてもいいが、王都の上級職の兵士たちに混じった方が、剣術や弓術に関してはお前の才能を伸ばせると思っている、魔術に関してだと、王都に行けば、クラウス殿もハインツ殿もいる、ここにいる以上の経験ができる事は確実だろう、お前が王都での訓練で満足した後、また次の目標を見つければいいと思うぞ」


「なるほど…確かに王都に行くと、そのまま王都で暮らしていくと思ってましたけど、そうじゃない選択もあるってことですね」


「そうだ、お前の成長という意味では王都で学んだ方がいい点が多いと考えている、だがもちろんこの地残ってくれると、兵士団の一員としてはかなりありがたい、そして父親としては、12歳の息子を見送るのは…寂しいな…もっと身近で成長を見たいと思うな…正直」


「父さん…」


ルイスは俯いて、言葉が出てこなくなってしまった…

その様子を見てマレーネが側に行って寄り添う。


「お父さんもお母さんも、あなたが旅立つのは寂しいけど、あなたが決めたことに反対はしないわよ、じっくり考えて、答えを出せばいいわ」


「はい…」


2人にお休みの、挨拶をして部屋へと戻った。

すると部屋の扉をノックする音がして、2人の兄が入ってきた。


「父さんと母さんとの話は終わったか?」


まずはポールが聞いてきた。


「はい、俺の決めた事には反対しないって言ってくれました」


「そうか、まぁそうだよな、2人ならそう言うよな、どうしたいか決めているのか?」


「まだ決めてないです」


ヘンリーが横に座って、話かけてきた。


「僕達は、お前は王都へ行くべきだと思ってるよ」


「それはどうして?」


「もっと凄くなった、マッテオを見たいから」


「すごく…なれるかな?」


ポールも横に座って話してくれる。


「なれるさ、アーマーリザード討伐の時思ったんだよ、マッテオは英雄になる男だって」


「でもその後、ギガントフィスにやられましたけどね」


「それだよ、ケガの後、また兵士団に混じって訓練してただろ?あの時思ったんだ、俺たち相手だとマッテオはもう十分な訓練が、できてないんじゃないかって」


「!!」


マッテオはポールの言葉を聞いて、ルイスの言っていた事を思い出した、確かに今はもう基礎的な訓練は受けてはなく、兵士相手に実戦的な訓練をしているが負ける事はほとんどない、魔術の訓練は基本的に1人でしていて、最近は伸び悩んでいた。


(もっと実力を上げないと、世界も回れない、足踏みしている暇なんてないんだな…)


「ありがとう兄さん、ちょっと考えが纏まってきたよ」


「そうか、俺たちも父さん母さんと一緒で、お前の決断を尊重するよ」


「そうだ、ここで僕たちと切磋琢磨してくれるのも大歓迎だし、王都で凄くなったお前を見てせくれるのも励みになる、じっくり考えて決めたらいいさ」


そう言って2人の兄は部屋を出ていった。

1人になって、ベッドで横になり考えを巡らせてながら、その夜は眠りについた。

特に鉱物の分布については気にしてません適当です

異世界なので笑

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