夢の中
久しぶりです神様
辺り一面真っ白な所に俺はいる。
1度見たことがある場所だ。
そして、聞き覚えのある声がした。
「佐藤陽人…いや、今はマッテオか、久しぶりだね」
声のした方に振り返り、その顔を確認した。
「お久しぶりですね、神様…俺はまた死んだのでしょうか」
「いえ、そうではないですよ、危ないところでしたが一命はとりとめてます、臨死体験ってやつですね、そのうち目を覚ますでしょう」
「そうですか、よかった」
「しかし、なかなか頑張ってますね、あの転生特典でここまで能力を伸ばしたのは、あなたが初めてかもしれない、大体みんな途中で努力が続かなくなるんですよ」
「やればできるのが、保証されてますからね」
「その調子です、頑張っている貴方に1つ情報を教えましょう」
「何でしょうか」
「貴方がたが探しているミスリルはあの洞くつに確かにありますよ、あのまま道を進めば見つかるでしょう、今のあなたにも脅威となるようなモンスターも、もういないです」
「そうなんですね、有益な情報ありがとうございます」
「そろそろ目が覚めそうですね、最後にもう1つもう少し成長したら、その国に留まらず世界を回りなさい、そして色んな経験をし、更なる成長を遂げ世界に安寧を…」
「それ、最初の転生間際にも言ってましたよね」
「えっ?」
「世界に安寧を〜ってやつ、今どんな脅威があるのか教えてもらってもいいですか、魔王の手下みたいなやつが現れましたけど、それの事でいいですか?」
「…それは追々分かります、今は目の前の問題に1つ1つ対処すれば自ずと道は…」
「そんな問題の発見から解決まで、丸投みたいな感じはちょっと酷くないですか?」
「おいっ社会人感を出してくるな……取り敢えず世界中治安が悪いから、それを収めてもらうのが第一優先事項です!」
「世界中ですか?それ何年かかるのか…」
「だから目の前の問題を1つ1つ対処すればいいって言ったじゃないか…治安を良くするというのは、何もモンスターを倒して、危険を取り除くことだけじゃないぞ、今やっている鉱石の発掘を進めれば、採掘の仕事ができ、給金が入れば人々の生活も安定する、採掘した鉱石を加工し、技術が発展して文化水準が上がり、より良い社会になるだろう。
一人一人に余裕ができて、文化的にもなれば自ずと治安も良くなるだろう」
「…さすが神様ですね、分かりました」
「うむ、では頼んだぞ、お前は1人ではない仲間もいる、協力して世界に安寧をもたらしてくれ」
また、去り際になんか気になることを言ったと、思うと同時に意識が現世への戻っていった。




