魔剣って何?
仕事が忙しくなりそうだ
来月にはまた移動するらしい…
王都での事件が収まり、各領主への処分も執行されて、皆、日常生活が戻っていった。
俺はというと、王様から魔剣を賜りどうしようかと考えていた。
魔剣…響きからして恐ろしげだ、あの時は咄嗟に掴んで使ったけど、これ持っていて大丈夫なのだろうか?
呪われたりとか、不幸が訪れたり、体調崩したりとかしないのだろうか…
王様はもっと使いこなせるように精進しろ的なこと言っていたけど、どうすればいいのかさっぱり分からない、魔剣を見つめて、色々考えた結果。
「………まずは、魔剣とは何か調べるか、持っていて大丈夫なのか、不安なままこれからの生活を、過ごしていけないわ」
今の領地内に、有識者がいるかな?いるとしたら教会か?いや、宗教的な考えで不吉だ〜とか言われても困るしな、なんせ王様から賜ったものだからな。
とりあえず、教会の図書室へ行って何か魔剣について記された本がないか探してみる事にして、教会へ向かった、すると途中でミアと出会った。
「ミアじゃないか、どうしたんの?」
「あっマッテオくん、私は教会の図書室へ行こうと思って」
「そうなの?俺も丁度行くところなんだ」
「じゃあ一緒に行こっか!」
ミアと雑談しながら歩いている間に、教会の図書室へと着いた。
「着いたな、ミアは何を調べに来たの?」
「私は、聖霊術について調べに来たんだ〜」
「聖霊術?なんでまた?」
「マッテオくん、この前の王都であった作戦に参加してたんでしょ?」
俺やノアがアルムガルト救出作戦に参加していた事は、当然伏せられている、なのにこの子は勘づいたらしい。
(…この子、以外と察しがいいんだよなぁ…)
「なんでそう思うの?」
「だって、ルイスさんやテオバルト様が王都に行ったら学校休んだし、帰ってきたら、マッテオくんも学校に来始めたじゃん」
言われてみれば、分かり易すぎだ、もう少し考えればよかった。
「それ、他に勘づいてる人は…」
「うーんどうかな、皆、大臣さんが倒された事の方が、興味あるみたいだから〜、あっでもパオルはさすがに気づいてたよ〜、2人で話したし」
「そ、そう…それでなんで聖霊術を調べることにしたの?」
「だってルイスさんとかトムさんとか結構すごい怪我して帰ってきたから…心配になっちゃって、聖霊術使えたら怪我治したりできるでしょ?」
「そうだね、聖霊術は魔術と違って適正ある人多いもんね、アークプリーストになれる人は多くはないみたいだけど」
「そうそう、今のうちから覚えててたら、マッテオくんが怪我しても治せるかな〜って思ったの」
「はは…その時はお願いします」
「でも、無茶しないでね」
「わかったよ、心配してくれてありがとう」
「マッテオくんは何を調べに来たの?」
「うん、その作戦中に魔剣とか魔槍っていうのが出てきたから気になって調べに来たんだ」
「えっ何それ気になる!」
「関係ある本があればいいけどな…」
俺達はしばらく、お互い目当ての本を探して本棚を見て回った。
聖霊術の本は、割とすぐ見つかり、ミアは本を読み始めている、俺はまだ本を探して室内を歩き回った。
ほとんどの本棚を探し終わって、諦めかけた時、関係ありそうな本を見つけて机へ持っていった。




