表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/141

アルムガルト

夜はもう寒いですね

半袖では出かけられない

吹き飛ばされたエルダーウォーリアはダメージを負いながらも、立ち上がった。

アークウィザードは、巨体に勢いよくぶつかられて完全にのびている。


「いてて、くそっ我ながらしょうもない手に引っかかったな」


砕けてしまった盾を捨て、ゆっくりと立ち上がった、のびているアークウィザードに気づいて!頬をパシパシと叩いて起こそうとする。


「おい、起きろ」


アークウィザードは頬を叩かれ、気がついたが何が起こったのか理解が追いついてない様子だ。


「いたたた、何が起こった?」


「あそこの小僧だ、俺の魔力防御のスキルでも防ぎきれない魔術に吹き飛ばされて、あんたにぶつかったんだ」


「なんだと!」


アークウィザードはノアの方を見て驚いている。


「あんな子供が…」


ノアは魔力をまた溜め始めていた。


「まだ、何かするつもりか、恐ろしい子供だな、だが私がいればやつの魔術など恐るるに足らん」


「ああ、頼むぞ他のナイトやアーチャーは、問題ないだろう」


手に持った斧を強く握り、エルダーウォーリアが構える、その時部屋の扉が開き、中からナイトが数人出てきて、エルダーウォーリアとアークウィザードを囲んだ。


「結界への攻撃が止んだから出てきたが、正解だったようだな」


最後に部屋から、出てきたのはアークウィザードのハインツだ。


「出てきたか!王を監禁した痴れ者め!」


エルダーウォーリアがハインツの方を向いて罵る。


「愚か者め、大臣たちにころっと騙されて情けない」


「黙れ!裏切り者の言葉は聞かん!くらえ閃風断!」


囲んでいるナイトも巻き込み、斬撃がハインツへ飛んでいった。


「ロックウォール」


岩の壁がハインツの前に現れ斬撃を防いだ。

斬撃を防いだ壁は崩れて消えていった。


「私のロックウォールにこれ程の傷をつけるとは、やはりお前はなかなかの実力者だな。

それだけに考える頭がないのが惜しい」


「馬鹿にしやがって!」


「そこまでだ!」


部屋の中から声がして少年が現れた、ハインツは頭を下げて迎えている。

エルダーウォーリアもアークウィザードも戸惑っている。

ガスパールがそばに駆け寄り膝まづいた。


「陛下、ご無事でしたか」


「ガスパールか、ここまで加勢に来てくれた事、嬉しく思うぞ」


ガスパールの肩に手を置いて感謝を述べたあと、エルダーウォーリアへ近づいていく。


「お前はさっき、ハインツに王を監禁した痴れ者と言ったな?それは私に忠誠を誓ってくれていると言うことでよいか?」


エルダーウォーリアは自分が棒立ちになっていることに気づき膝をついた。


「勿論です陛下、自分は先代の王様に実力を見出して頂いた故、今ここにおります。

その先代のご子息もまた、自分がお守りするべき存在だと思っております」


「そうか、お前の名は確か…オリバーだったな」


「はっ!名前を覚えて頂き光栄です!」


「お前はどうだ?アークウィザードの…ヴィクトル」


名前を呼ばれたアークウィザードも膝まづいて答えた。


「私も陛下に忠誠を誓っております」


「ありがたく思うぞ、ハインツこれで2人の誤解はとけたな」


少しかたい表情だったのが少年の顔に戻り、笑顔を見せるとノアの方を向いた。


「もうそんなに魔力を高める必要もなくなったぞ、少し落ち着こう」


そう言われ、ノアも落ち着いた表情になりその場にへたり込んだ。

その様子を見て、ガスパールが近づいて頭を撫でる。


「よく頑張ってくれた、お前がいなかったらどうなっていた事か、ありがとう」


気を失っている兵士たちを念の為拘束して、外に出て大臣たちと戦うべく、アルムガルトも鎧を付け準備を整える、ハインツがアルムガルトに近づき声をかける。


「陛下、ついにこの時が来ました、あの大臣共を倒しこの国に秩序を取り戻しましょう、その為には陛下には無事でいてもらわないといけません、先頭に立って我々を鼓舞して頂く事は、兵の士気も上がりますが、一歩引いて、教えた魔術で援護をお願いします」


「そうです陛下、前線は俺に任せてください」


「ハインツ、オリバー…分かった、無茶はしないよ。

しかし第一はこの国を大臣達から取り戻すことだ、私の身の安全じゃない、それでは行こう!」


ハインツ&オリバー「承知しました」


「ガスパール、疲れていると思うが、もう少し付き合ってくれ」


「勿論です、陛下」


アルムガルト一行は、外で苦戦してるであろう、クラウスたちの元へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ