作戦参加
朝晩だいぶ涼しいですね
クラウスの提案で、突然作戦に参加する事になりそうだけど、本当に参加するのか?
父親としてここは止めるべきなんじゃないのか?
そう思ってルイスの方を見た。
「確かにこの2人は魔術に長けている、前線ではなく後方で、魔術による支援という事ですかクラウス殿?」
「そう言う事です、親衛隊の後衛部隊を抑える事は十分に可能だと考えてます。」
ルイスは顎に手を当て少し考えている。
それは何を考えているんだ…?
すると、ルイスは俺の前まで歩いてきて、俺の両肩に手を置きじっと目を見つめて話し始めた。
「マッテオ、クラウス殿の言う通り、私も確かにお前は戦力になる実力を持っていると思う。それは魔術だけではなく剣術においてもだ、稽古も欠かさず続けてきているお前なら、その辺の雑兵相手であれば、遅れを取ることもないだろう」
(中世ファンタジーの倫理観!ここで、ゴネてもどうにもならないよな〜というか、もし作戦に失敗したら、こういう世界なら一家ともども処刑ってことになるよな…くそっ、腹をくくるしかないか)
テオバルトも近くに来て、俺の頭に手を置く
「ルカ、ショートソードを買ってこい」
ルカが買ってきた剣を俺に渡してきた。
鎧や兜は、さすがにサイズが合うものはないので、鎖帷子と額当てを一緒に買ってきてくれた。
「ありがとうございます。ルカさん」
「一緒にがんばろう」
そう言って、俺の頭を撫でた。
笑顔で答えたが、正直帰りたい…
そんな気持ちを無視して、クラウスは話を進めていく。
「それでは作戦ですが、そう複雑なものではありません。
夜になったら調べてもらった洞窟へ向かい、まずハインツに魔導通信で連絡を取り、城に潜入します、扉の兵士には魔術で眠ってもらいます。
そこからは、ハインツの使い魔で右大臣の所まで案内してもらい拘束します。
数人残し、残りは左大臣のところへ行き拘束。
途中、出くわす城兵は基本的に魔術で眠らせます。
両大臣の所には数人の親衛隊がいるでしょう、無力化できればいいのですが、戦闘になると思われます、そうなれば倒すしかないしょう。
ノア、遮音の魔術で戦闘が周りに伝わらないように頼むぞ」
「はい、承知しました。」
ノアは落ち着いて答える、12歳とは思えない、これくらいの歳で戦場に出る事も珍しくないとは聞いたけど、もう自分も戦力なんだと自覚しているんだな。
その後、細い確認を済ませ、夜に備えてそれぞれ宿に戻って休んだ。
そして、決行の時が近づいてきて、みんな城の近くの森に集まった。




