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作戦会議始まり

皆さん台風お気をつけて

空き家に移動して、辺りに人気のない事を確認し終えると、まずテオバルトが口を開いた。


「さて、アルムガルト様へ我らが近くまで参上している事をお伝えせねばならんが、どんな方法を取るか…」


ガスパールが王の現状を、再度確認する。


「我々が持っている、アルムガルト様の情報だと、城からの外出はもちろん叶わず、食事も自室に運ばれ、1人の時間がほとんどとの事、話し相手は教育係のアークウィザードと勉強の時間だけらしい」


「うむ、城から出れないという情報は私達の持っている物と同じだ、ちなみにその情報元はどこから仕入れられたのか?」


テオバルトの問に、ガスパールが答える


「情報を流したのは、教育係のアークウィザードのようだ、私の知り合いにアークウィザードがいてな、敎育係とは旧知の仲らしい、両大臣にはナイトロードとエルダーウォーリアの側近がいるらしいが、アークウィザード同士の魔導通信には気付けないだろう」


「城にいるアークウィザードは元々、左大臣の配下のはずだが、その情報は信用できるか?」


テオバルトの疑問にベンが口を開いた。


「恐れ入ります、ガスパール様がおっしゃったアークウィザードは私の師匠で、信用に足る人物です、その方がアルムガルト様と敎育係の救援を伝えてきたのですから、助けに応じない訳にはいかないです」


「うむ、テオバルト殿の意見もわかる、しかし敎育係が王の幼少の頃から面倒を見ている事は知っているだろう?今の状況から救い出そうと考えてもおかしくは無いのではないかな」


ガスパールの意見にテオバルトも納得した。

そしてレオンが話を進める。


「では先ずは、より詳細な王の状況を確認しなくてはなりませんね、斥候の2人で王都へ入り、王の行動パターンを探り、いつであれば接触し易いのか調べられないか?」


斥候のエミルが答えた。


「王都に入るのは難しくないでしょう、しかし城内の地図も何も無い状況ですから、周辺を探り調べるところからになり、かなり時間がかかります、王にたどり着くのに数ヶ月かかるでしょう」


そこで俺が口を挟む


「あのー、僭越ながらいいでしょうか?」


全員がこちらに目を向ける


「うむ、言ってみろマッテオ、お前は聡い何か良い意見を思いついたのか?」


「はい、では言わせて頂きます、まずはガスパール様のお知り合いのアークウィザードに頼んで、教育係の方に我らが近くまで来ている事を、魔導通信で伝えられないのでしょうか?もちろん詳細な場所は伝えなくていいと思いますけど」


「……………」


「それが可能であれば、まずは動けない王様より、教育係の方に接触を試みるのがいいかと思います。

城の中を動ける方と意思疎通できた方が、作戦も成功しやすいでしょう」


大人が全員うつむく


「……ベン、クラウスに取次ぎを頼む、テオバルト殿この少年は本当に聡いですな…」


ガスパールは、遠くを見ながら呟いた。

続いてテオバルトも遠くを見ながら呟く。


「そんな事にも、気付けないほど我らは混乱していたのだな…少し冷静になれた」


気まずそうにベン立ち上がり、取次の準備を始めるのだった。

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