周りの様子は?
連休中の書き溜め③
翌日の夜、ルイスは領主の屋敷に戻ってきて
暗殺者ギルドでのことを説明した。
「依頼は受けてもらえました。5日ほど時間が欲しいと言ってましたので、5日後、この屋敷に報告に来るように言ってあります。ヨゼフ殿取次をお願いします。
報酬の件ですが、依頼金が金貨4枚になり、各領主の情報を掴めた成功報酬として各金貨2枚づつにますので、ご用意をお願い致します。」
「承知しました。ルイス殿」
5日後、1人の女が屋敷を訪れた。
取次いだ、ヨゼフが客間に案内し、テオバルト、兵士長、ルイスで会うことになった。
「カーラが来たのか」
カーラと呼ばれた女が顔を上げた
「ルイスさん、お頭たちは別の仕事に行ってるからね。」
「忙しそうだな、それで早速報告を頼む」
「あぁ、結果から言うと手紙は届いている領主と届いてない領主がいるね、シャルルとリウドルフ,ザルムのところには行ってなかった。ガスパールには届いてたよ。」
テオバルトが、質問をする
「なるほど、根拠は示せるか?」
「ガスパールについては実は同じ依頼が来ているし、屋敷でも手紙についての対応を話し合っていた、他の3人のところはあんた達のように他を探る様子もないし、屋敷に忍び込んだけど手紙は見つからなかった。家臣たちもいつも通りだったよ」
「ガスパールからも依頼か、ならうちの屋敷にも忍び込んだのか?」
「ここには忍び込んでないよ、ここの兵士は勘がいいね、敷地に入ってすぐに近くを兵士がウロウロし始めたから、諦めたよ。」
テオバルトは、にっと笑って嬉しそうにした。
「そうか、ご苦労だったな。ヨゼフ報酬を」
報酬を受け取ったカーラは屋敷を後にした。
カーラが屋敷の門から出たのを確認してから、テオバルトは兵士長とルイスの方に向き直った。
「さて、これで手紙の信憑性は増したと思う、シャルルもリウドルフも右大臣に従う姿勢を見せているし、ザルムは左大臣寄りだったからな。
ガスパールはうちと同じように、動向を決めかねている節があったから、声がかかったのだろう。
ガスパールに使者を送り、接触を図ろうと思うがどうだろう?」
「いいと思います。早速使者の選定を始めます。」
「頼んだ、ガスパールへの親書を用意しよう。使者が決まり次第、私の部屋へ来てくれ。」
一旦、この場は解散して、兵士長と隊長たちは練兵場に移動し、使者の選定にかかった。




