更に強くならないと
モンスター討伐を終えて、月日が流れます。
ブラックウルフ討伐から一夜明け、戦闘への介入はルイスにしっかりと叱られた…
しかし、助かったとも言われ、成長を喜んでくれた。
父親が喜んでくれた事は、素直に俺も嬉しい。
これからも、稽古に励もうと決意を固めた。
その1ヶ月後、気功術の訓練を終え、ムネタカは約束通りルイスと再度試合をした、互いに満足しムネタカ達は旅立っていった。
それから、3年が経ち俺は9歳になった。
9歳になり、学校に通っている。
正直、識字も算術も俺には問題ない、しかし俺は気付いた、これまで9年間、懸命にあらゆる事を学んで、訓練も欠かさずにきた。
お陰で町では天才少年として、ちょっとした有名人だ。
だが…一生懸命に訓練に励んだ事の弊害、友達が1人もいない…
これからの人生、友達がいないのは、かなり辛い。
友達を作るには、学校は最適だ!
4年通う間に親友と呼べる存在を作りたいと思う!
とはいえ、授業は退屈だ、分かりきっている事の説明が長々と続いている、正直眠い…しかしここで寝てしまうと、印象が悪くなってしまうから、真面目に授業を受けているふりをする。
〜昼休み〜
「マッテオくん!一緒にご飯たべようよ」
女の子が話しかけてきた、彼女の名前はミア。
ここ数日で、仲良くなった同級生だ。
「うん、食べよう」
昼食を食べながらミアと話す時間が、最近、俺の楽しみの1つになっている。
「マッテオくんってさ、文字も算術も、もう覚えてるよね?」
「ん?いやーそんな事ないと思うよ」
一応、分かっているとは言わない、なぜなら一緒に学ぶ同級生という体を、保ったほうが仲良くなれる気がするから。
「ほんとー?今までの授業で1回も間違えてないし、迷う様子も全然ないじゃん」
「えっ!そんなところ見てるの?」
「だって、天才だーってこの町じゃ有名人だもん、1つ1つの行動が、気になるよー」
「照れるから、天才とかやめてよ、興味あったから先にちょっと教えてもらっただけだよ」
「そうなんだ、あたしは、学校に来るまで、文字にも算術にも興味なんてなかったけどなー」
なんて話をしていると、もう1人合流してきた
「おーす、何の話?」
「おーす」
男の子が話に混じってくる。
彼の名前は、パオル。
この子も、今年から学校に通い始めた同級生だ。
「マッテオくんが、文字も算術も覚えている疑惑について」
「あーそれは俺も思ってたわ」
「えーパオルも、思ってたのかよ」
わいわい、話しながら昼食を食べ終え、俺たちは午後の授業へ向かった。
授業も終わり、練兵場へ向かう、今日は、気功術の訓練をしていたから参加した。
ブラックウルフの時に、気を練っても大して役に立たないとヤキモキした経験から、訓練を増やしてより大きな気を練れるようになった、自身の基礎的な身体能力も上げないと意味がないと思い直して、より一層剣術、弓術の訓練レベルを上げた、そのお陰で、大人と混じっても訓練について行ける位に体力が上がった。
模擬戦でも一般兵といい勝負ができていると思う。
さすがルイスやトムには歯が立たないけど…
今日もレベルアップできたと満足して家に帰った。




