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試合①

週末から喉がいがいがして、鼻も詰まり気味、咳も出てきて、夏風邪かな〜と考えたが、エアコンの掃除をしてないことに気づいて、近所のドンキでエアコンクリーナーを購入、エアコン清掃したら、次の日から回復傾向、エアコン清掃大事です

食事を終え、全員で練兵所に向かった。

ルイスは今日、練兵場で兵たちに稽古をつけているはずだ。

道中、俺もこの侍たちへ色々と質問してみた。


名前は

ムネタカ

ノリヒデ

カヤ

サワ


職業は

ムネタカ、ノリヒデはやはりサムライ

カヤが巫女

サワは陰陽師らしい。

この大陸の東に位置する別の大陸から来たそうだ

俺達は知らなかったけど、この大陸の東端の国とサムライたちの国は交易しているらしい、モンスターの少ない航路も開拓されているそうだ。

さっき「それも修行」とか言っていたから、航路を開拓しながら来たのかと思ったが違うみたいだな。

そうこうしている間に、練兵場へ着いた。

トムが扉を開け、ルイスを見つけて声を掛けた。


「お疲れ様ですー、ルイスさんちょっとお話があるんですがー」


「トムか、今日は非番だろ、どうしたんだ?」


「実は、冒険者ギルドで見慣れない人達がいたから声をかけたんです、それで話を聞いたら、修行の旅だというから、手合わせをお願いして、ここに連れてきたんですよ」


これまで経緯を簡単に説明し、強い相手との手合わせを望んだからルイスに会わせに来た事も伝えた。


「なるほど、確かに別大陸の剣術には興味あるな。

剣も見たことない形状をしているな。」


刀を見ながらルイスとトムが話している。

やがで、話を了承したルイスが、彼らに近づいて声をかけた。


「話は伺いました、こちらとしても是非ともお願いしたい。我々の方が稽古をつけてもらう事になりそうですが」


ルイスが笑顔でムネタカに話しかける。


「ええ、では彼、トムさんの相手はノリヒデが務めましょう、ルイスさんの相手は私が務めますね。」


「是非お願いします。では、トム、木剣の準備を」


「お構いなく、我らも常日頃、鍛錬しておりますので、自前の物がありますので、カヤ」


名前を呼ばれた女性が袋を取り出し

ムネタカさんの前で袋の口を広げる。

袋に手を突っ込むと中から木刀が出てきた。


「珍しい!アイテムバッグをお持ちですか」


「ええ、私の大陸にある迷宮で見つけました。」


「どうりで、大陸を移動するような旅をしているのに

荷物が少ないわけだ。」


ルイスの口ぶりからするに、要は見た目よりたくさん物が入る袋ってところか、異世界あるあるのアイテムだな。

お互い試合の準備が、できたところで、トムとノリヒデが剣を構え向かい合った。


「では、はじめっ。」


ルイスが合図をして試合が始まった。

互いに相手の様子を見ている。

すると、サムライが独特な呼吸を始めた。


「スー、コォー」

大きく鼻で息を吸い、ゆっくり口から吐く。

この呼吸を3回ほど続けた後、また大きく息を吸うと目つきが鋭くなった。

途端に辺りの空気が張り詰めたような気がした。

なんだこれは、と周りの兵たちも動揺しはじめたその時、この緊張感を引き裂くように大声が響く


「うおおおぉぉぉぉ!」


トムが大声を張り上げ突っ込んで行った

大振りで木剣を振り下ろすが、当然躱されてしまった。

いつものトムらしからぬ攻め方だ。

表情も少し強張っている。この異様な空気を打消そうと必死な様子だ。

また、大振りで薙ぎ払うが躱される。

もう一度大振りで振り下ろす、と単調に攻めて全て躱される。

ノリヒデの方は冷静に攻撃を見切り、何度目かの攻撃を

躱した後に、一撃を入れたが、それを弾かれた。

この短時間でトムは冷静さを取り戻していた。

驚いた表情のノリヒデだったが、すぐに冷静な顔に戻る。

気のせいか少し笑っているように見えるな。

少し距離空け、相手を見据える、独特な呼吸は続いている。

また、トムから仕掛ける、今度は大振りじゃなくコンパクトに鋭くいつもの太刀筋だ。

だけど、ノリヒデは相変わらず、躱し続ける。

また距離空け、今度はしゃがんで納刀したような構えを見せる。

元日本人の俺には分かった。居合抜きの構えだ。

異様な気配を察知して、トムも攻めあぐねたが、気合を入れなおし、少しずつ間合いを詰め、ある程度の距離まで近づいたところで、一気に詰め寄った。

瞬間にノリヒデが木刀を抜刀してトムの胴を打った。


「それまでだ!」


ここでルイスが試合を止めた。


「いてー、なんだあの剣早すぎて見えなかったぜ」


「トム殿、いい試合だった、ありがとう」


ノリヒデが手を出して握手を求めた。

トムもその手を取り握手を交わす。


「素晴らしい実力だ、予想以上でしたよ、彼に稽古をつけているのは、ルイスさんですか?」


ムネタカがトムを讃え、ルイスに尋ねた


「そうです。しかしノリヒデさんには手も足も出なかった。」


これに関しては、ムネタカは答えず笑顔だけ返した。


「次は我々ですね。よろしくお願いします。」


そう言ってルイスから手を差し伸べた。

握手を交わし、ムネタカもよろしくお願いしますと返す。

その様子を見て、俺はこの2人の試合を楽しみになってきた。

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