表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/142

帰国に向けて準備しよう

100話!

グスタフとベティをいち早くベルツ王国に連れていきたいと考えたマッテオとノアは、素材の買い取り報酬を辞退しようと思い、ミュラーやターヒルに放棄する旨を伝えた。


「おいおいお前達、俺には受け取れと言っていきながら、自分達は辞退するのかよ」


「すみません、いち早く帰国したいので」


「近衛兵なら命令を優先させたいわけか」


「まぁそれもありますけど、国境が封鎖される恐れもあるので、任務が完了したら早目に帰国したいんですよ」


「国境封鎖!?」


「ええ、実は敵国を突っ切って来たので、帰る時は国境がどうなってるか心配で」


ターヒル達との会話を聞いていたグスタフは少し不安を感じた。


「だ、大丈夫なのか?」


「ちょっと険しい道を通るかもしれないですね…」


「なので早目に出発しましょう!俺達が国境を越えてから2週間くらい経ってますので、どうなっているか分からないです」


「そ、そうだな、そういう事だからお前さん達聞き分けてくれ、俺からも頼むよ」


「そういう事情なら引き止めにくいな、ちなみにお前たちの言う敵国ってのはゴーム王国だろ?」


「分かりますか」


「そりゃあな、今あの国はちょっとおかしいと俺も思っている」


「僕もそう思うね、凄い勢いで勢力を伸ばしているけど、どうも怪しい雰囲気がすると思う異常だよ」


ミュラーもターヒルも何かしら嫌な気配を感じ取っているみたいだった。


「取り敢えず明日には、この町を出発してあんた達の国に向かおうよ、国境を越える前にちょっと家に寄ってくれれば、あたしもグスタフもすぐに準備できるからさ」


「そうだな、大がかりな物は置いていけば、大した荷物はない、残っている研究メモと生活用品を少しで十分だ」


「という訳で、我々は明日この町を発ちますので、素材の報酬は皆さんで分けて下さい」


「そういえばそんな話だったな、事情が事情だけに仕方ないか、ミュラーもいいか?」


「そうだね、理由を聞いてしまったら、引き止める訳にはいかないね、無事帰国できる事を祈っているよ」


「ありがとうございます」


次の日、朝少し早めに宿を出てまずはグスタフとベティの家に向かって必要な物を回収した。


「生活用品はこんな物かね、研究メモは…」


「もったいねぇけど、この兵器達は置いていくか…」


見ると大型の兵器類がワラワラと置いてあった。


「ちなみにこれって何の兵器なんですか?」


1つを抱えてグスタフに聞いてみた。


「それは、以前設置型の砲台を見せただろ?罠に使ってたやつ、あれの手持ち版でそれの改良したのが、この前の討伐で使ったやつだ」


「これは?」


別の兵器を指さして尋ねる。


「それは近接用の試作兵器で、棒を飛ばすんじゃなくて、一定の距離だけ押し出す感じだ、棒を元の位置に戻せば何発でも使える」


(パイルバンカーみたいな物か、けどデカすぎて手持ちできないな)


「もっと小型化できれば、手軽に使えるんだかな」


「この大きさなら鉱山の掘削とかに使えないですかね」


「んん?あぁ〜なるほどな、少し威力の調整が必要だが、そういう使い方があるな」


「兵器としてなら、攻城兵器みたいな感じかな、門を壊すとか城壁を壊すとか」


マッテオとノアが使い方を、提案してみるとグスタフはふむふむと腕を組んで色々と考えているみたいだ。


「今はそんな事考えるより、必要な物を探しな!」


棒立ちの男3人にベティが一喝を入れる、慌ててグスタフは再び必要な物を探し始めた、マッテオとノアも余計な事を言わないように外に出た。

ベティの一喝のおかげで、必要な物を粗方かき集め終えて準備が完了した2人が家の外に出てきた。


「待たせたな、準備万端だ」


「ではベルツに向けて出発しましょうか」


4人はベルツ王国に向けて、関所のある町まで出発した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ