黄色いユリ
初投稿です。
まだ不明なところが多いのでアドバイスなんかももらえるとありがたいです。
次からの参考にしますので是非!
楽しんで読んでくれると嬉しいな。
高校一年生四月某日
先生 「おい!おい起きろ!」
?? 「んん〜?」
?? 「あっ…やっべ」
やっちゃった〜
私の小テストがぁ〜
帰ってきた小テストは100点満点中20点…
補修を受けて今帰っているところだ。
本来の私は自分で言うのもなんだが頭がいい。
8割はいつも取れるのだ。
そんなこんなで私の自己紹介をしておこう。
私の名前は時雨彩葉。
ちょっと花の好きな普通の女子高生。
だから、ある程度の花の名前と花言葉は分かる。
例えば…そうだな…黄色いユリだ。
花言葉は「偽り」
私にぴったりな花言葉だ。
私は学校での姿を偽って過ごしている。
どう偽っているかって?
私の本来の性格は明るくない。
それを皆に合わせ、明るく振る舞っている。
そうしないと、私の居場所がなくなってしまうからだ。
ただし、経験したことがある人なら分かると思うがこれは苦しい。
素の自分を見せないのだ。
そんな私がこの物語の主人公を務めさせていただく。
誰に語りかけてんだ?
まぁいいか。
ガチャッ
時雨「ただいま。」
??「おかえりなさい。遅かったわね。」
時雨「そうそう、聞いてよおかーさん。」
母「どうしたの?」
時雨「今日の小テスト寝ちゃった。」
母「彩葉が失敗だなんて珍しいわね。」
時雨「だから補修受けてきたの。」
母「やっちゃったことは仕方ないから切り替えましょ。」
時雨「そうするー。」
母「ご飯にするわよー。」
時雨「はーい」
母「ご飯ついでくれる?」
時雨「わかったー。」
準備完了
二人「いただきます。」
さてさて、お風呂も終わったし予習するか。
うちの学校数学の進むスピードえげつないからな。
数学は重点的にっしなきゃな。
国語はっと、次は古典か。面倒だな。
英語は特にいらないかな?あっプリントあったんだ。
あっぶねー。んーっと。
結局時間割どうなってんだ?
国語 物理 化学 数学 英語 芸術か。
芸術は音楽選択だから予習はいらなくて、物理はちょっと予習するか。
化学は得意だからなんとかなるはず。
数学は正直もうわからんが。
なにがサインじゃ!なにがコサインじゃ!
正弦定理予言定理?なにそれ美味しいんか?
こんなことならレベル一つ落とした学校でも良かったかもな。
誰か教えてくれる人でもいたら良かったんだけどな。
中学時代の友達は私の高校には誰一人としていない。
知らない人は何人かいるみたいだが。
まあ関わろうとは思わないんだがな。
時雨「行ってきまーす。」
母「行ってらっしゃい。」
また一日が始まる。憂鬱でしかない。
こんな時に私の視界に入るのがリア充だ。
私がその立場になればなんとも思わないんだろう。
ただ、そんな相手はいないし、羨ましいなと思う。
「はあ〜、私にも出会いないかなぁ。」
そんなことをただ一人虚しくつぶやく。
人とはあまり関わらない主義なのだが一応青春っぽいことはしてみたいと思っている。
私もれっきとした女子高生なのだ。
そんな感情を抱いてもおかしくないだろう。
理想が高いのだろうか?
いやそんなことはないはずだ。
そうだな、こんな人がいいな。
私を理解してくれる人、それでいて私の素を見せれる人。
そんな人を見つけるためにももっと人と関わるべきだろうか。
実際どうなのだろう。
私に話しかける物好きはいないし、自意識過剰ではないが
ちょっと私の顔がいいからって話しかけてくるような輩しかいない。
困ったものだ。
そんなことを考えながら登校する今日この頃であった。
短い?どうなんでしょう。
何本も出すならこんなもんでいいのか?
教えてほしいな…