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ショートエピソード集 ホラーを除く

異世界から日本に転移した戦士はブラック企業でがんばった。

作者: 忘れな草

異世界から日本に転生した戦士はブラック企業でがんばった。


 俺はアーレン冒険者で戦士をやっているものだ。

一匹オオカミ(ボッチともいう)である俺は、細々と魔物を討伐して素材を売る生活をしていた。


 ある日、光に包まれ、気が付いたら巨大な建造物が立ち並び、高速で鉄の塊(自動車)が抜けていく魔境にたどり着いたのだ。 


 ここはどこだ……。

 熱い……。(東京の8月です。鎧などフル装備している戦士にはきつい環境です)

 近くを歩いて見回ったが…地獄のような暑さで意識がもうろうとなり、ピーポーピーポーと鳴っている救急車で搬送されたのだった。(熱中症)


 治安維持の人間(警察官)に銃刀法違反で逮捕され、持っていたロングソードは没収され、事情聴取をうけて、よくわからないがニート呼ばれされ、職安というところに非正規労働者派遣の仕事を進められた。


 ものすごく暑い運河で、草刈り機と呼ばれる道具で草を刈っていたが、なんだこの道具は!

 ものすごく切れるぞ! これは伝説の剣なのか?

 こいつを使えば魔王を倒せるのかと一瞬思ったが、突然止まってしまった。

 どうやら燃料切れと呼ばれる現象らしい。

 それにしてもここまで暑い中で、草刈りと草集めができるものだ。


「おーい新入りぶつぶつ言ってないで向こうの草を刈ってこい!」

 偉そうなおっさん(現場監督)にといわれて草を刈っていると……。 

 突然周りの人間がオイ止めろ!と慌てて俺を止めようとするが、バチッと音とともに黒い液体が入った何かをはじき中身がぶちまけられた。


 臭い……。

 なんだこれは?


「お前もやっちゃったか? 爆弾を」

 他の仕事仲間に言われ、どうもペットボトルという入れ物に小便を入れてポイ捨てしたものを草刈り機ではじいてしまったようだ。

 納期が迫っていると言われて、10時間近く草刈りをやっていると完了すると、また偉そうな監督に「明日も5時からだからなと言われて」なし崩し的につとめるようになったのだ。


 仲間が「この会社ブラックなんだよな~」といってそれでも他行くところないしなあとぼやいていた。


※ 河川敷の草刈り等を行っている方からは小便入りのペットボトルは爆弾と呼ばれています。

銃刀法や転移を除くと実際にある話です。


汚物を入れたペットボトルはちゃんと処分しましょう。

ポイ捨てはいかんよ。

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