剣聖王と史上最強の弟子7名 青年部①
中等科1年生。彼らは青春真っただ中の14歳。今日も楽しい学園ライフを過ごす。
「では、おはようございます。今日から授業を開始する。私の名前は風間時谷先生と呼んでくれ。トキヤでもカザマでもどっちでもいいぞ。」
生徒たち「よろしくお願いします。トキヤ先生」
「うむ、ではまず第一の授業だが中等科一年生というだけあってここから後の授業は本格的なものばかりになる。時間は惜しめんというわけで一時間目は質問のする機会と倫理だ。どんなことでもこたえてやろう。誰か質問は?」という授業内容であった。倫理というだけあって話し放題か。と思いきや。
「先生。私は精神力の授業というのがあれば参加したいのですが。後は読書の時間や音楽、文芸などの授業もできればやりたいなと考えています。」
「ほう、ならば言おう。それらは全部、お前が最初言った精神力の時間だ。なぜなら全て自分の中に蓄積していない大量の情報量による成熟を行えるからだ。そして故に今から俺が言えることは性格診断だ。お前らは。何も知っちゃいない。その場にあるものがただその場にあるだけだ。見極めろ。今自身が持っているのは知識か?心か?知恵か?そもそもを考えろ!そして自分の中にある心をその手で生み出せ!…では今配ってる選択授業に入りたい授業を黒丸を付けてください。そしたらさっき言ってた3つの授業なら受けることが出来るだろう。…先生からは以上です。して、他に質問は?」
「僕ら14歳ですし、職場体験なんかはいつなんでしょう?とりあえず聞いてみたいです。」
「…はい。どうぞ職場に適応するための性格診断です。君たちのような人はこれでも3~6年学んでなさい。そしたら社会人だ。以上。他には?」先生はそれ以外言わなかった!
「先生体育の授業とかありますよね。先ほどの生徒に人生はそんなに生ぬるくないって教えた方がいいのでは?」「はぁっ!?ひっ!?」
「エヴァク君君はいい子だね。まさにそういうところを言おうとしていたかったよ…!でもさ、今少子化じゃない?昭和のお父さんお母さんの時代じゃないじゃない?だからね、剣術のレイピア種もってきてもさ。ひどい先生で先行く当てなくなりたくなくってね?それで抑えてるんだけどやっぱり拳では分かり合わなきゃいけないみたいだ…っね!」「ひ、ひぃぃ」
「でも性格診断は言い知り方すればかなり有用な将来設計の力になるだろうからね。とりあえずさらに良い性格診断の紙用意するからその時にはまたこういった話をしようね。以上。」
さすがに分かり合えなかった生徒もいそうだ。そして「よろしく」と言い一部の生徒も同じように返事した。
そして時間が過ぎて放課後13人衆が話し合いを始めた。トキヤ先生のことだ。
「トキヤ先生ってささすがにキャパシティ悪くない?なんか黒いうわさもあるらしいぜ?」
「トキヤ先生って放課後は大体武器の貯蔵庫で何やら武器を凶悪化するのが趣味らしいよね?」
「トキヤの兄ちゃんがある場所でレーザーソードで人を人刺ししたらしいぜ…?怖いよな…」
「あートキヤさんが演劇のロボットを一撃殺しの魔人だとかって噂はほんとみたいだよ?そこは普通じゃない?」「え、あ。そうなんだははは悪いな」「もうっ」と、なんやかんやでキャパシティ力〇であった。そして俺ら13人衆はトキヤ先生がいつもいる第二練の武具工房に向かった。何故かというと協力できれば魔族であろうが何だろうが生徒に熱心な先生に協力したいと自然と足が運んだ。
「そういえばさ。ドワーフのヴァルケニスト君あの子は今近く?」
「そういえば最近そんな魔族が紹介されたっけ。召喚したらいるかもな。でもどうして?」
「なんかこーマナがたまってる気がして今のうちにってふと思い出したらあの子の名前が。どうしてだろ?」「呼んでみるか。サモン!ヴァルケニスト!ここに見参せよ!」
「ん?そこにいるのはエヴァク君?まさか教室から迷子ですか?早く戻りましょう!ケホケホ。」
「ミスリルよ魔力を吸え。魔力吸収!」「大丈夫です。それより先生今時間大丈夫ですか?」
そしてとりあえず座って話をする場所を確保し、先生のキャパシティを良くしようという計画を話した。
「なるほど、それで君たちに質問したいことがある。僕は何学の先生に見える?」
「えーと、教育学です。全般かも?」「正解。僕の教えるところは皆教育学さ。さらに言えば倫理や国語をメインに任される中等科でも少ない文理両方を教えられるね。あまりいないんだよ。そういう先生。」
「へぇ正確には文理両方教えられるんですね。俺らにも提供できるお手伝いがあるんですけど。どうですか?キャパシティのために。」「うーんまぁキャパシティが重要だけどね。ん?そういえばさっきから持ってるその混濁とした玉は…それと、魔族?」
「僕の契約魔族で、ドワーフのヴァルケニストです。持っているのはミスリルです。それで僕らの提案ですが、魔性鍛冶しませんか?それで授業をやりましょう。どうですか?」
「んーとまずは授業内容というなら鍛冶だったんならまずは鉄とか鋼とか…何か用意しないとね。それで魔性というならなんでかその手にふさわしいミスリルがあるんだけど、貸してくれるのかな?」
「エヴァク様の学院の先生にというならいくらか予備がありますのでそしてここにも。出来ればアダマンタイトも精製出来たらなって思います。というわけで白玉召喚。」
「やはりここは魔力が濃いですか。機械が魔力暴走するわけですね。納得です。ではお願いします。」
機械が魔力暴走するわけは未だ分かっていない。が魔力は鋼や鉄に分類される金属に溜められることによって強力な武装ー魔剣などに分類される装備になるのだ。
そして魔力がいくつもの白玉ーミスリル等に収集されるごく少数でアダマンタイトやオリハルコンになるものもある。そして…ミスリル数一〇〇個が出来た。やはり多いな。
「ミスリル数一〇〇個はあるんだけど…こりゃ今までの被害が軽いほうだと思い込めるよ…。」
「今までの被害?まさか噂のあれですか?黒い噂の方。」
「黒い噂?うんそりゃもう本当に黒い事件でね。機械が集結して黒光りした事件があってね。それはそれは美しくってそして激しい事件だったよ。」どうやら本当に黒い噂があったらしい。
「まさかアダマンタイトの機械だったのでは?黒い機械があったりしたら証拠になりますよ?」
「ん?あっ!黒い機械と言えばやはりアダマンタイトだよね!ごめん撃退して肉片になっちゃった。えへへ。それであれも使えるみたいだよね?いいね!」
「国家資産になりますって。授業で使えないですよ魔力もったいないです。あと金属も。…で、力押しですか?それとも魔力押しですか?教えてほしいなー」どうやら力量が知りたいらしく。聞いていた。
「ん?僕の力かい?そうだな一騎当千の魔獣が従えるくらい魔力量は多いけど、力は大したことないよ」
「また魔力系か…トホホ現時代にふさわしいかな…。それじゃあ鍛冶といっても魔力だよりですよね…明かさないといけないのか。これも悲しきかな…それでは魔性鍛冶の方法を説明しますね。先ずは…」
「ちょっと待って。さっきから出てくるその魔性鍛冶って僕の授業で?本当にいいの?」
「もちろんです。僕らの研究発表にもなれば万々歳です。出来れば試させてください!」
「それじゃあ僕は楽しみにさせてもらうだけでいいよ。ここは自由に使えばいい。とても楽しみだ。あと僕の授業やキャパシティについては僕の問題だから、君たちは好きにすればいいと思うよ?とてもありがたいけれど生徒に頼っちゃ問題になるかもだし。それじゃ。」
「ですけど。いいんですか?このまま、影の薄い先生で。少し寂しいです。」
「ああ、その件ね、それじゃあ…僕は教育学の先生として少しインパクトのある授業を次に用意しておくことにするよ。今はその授業の手入れかな。とても心にグイッと来る授業を楽しみにしててね。」
「…そういうことなら引いておきます。楽しみにしてます先生!頑張ってください!!」
そうして次の階に幕を挟むのであった。