剣聖王と史上最強の弟子7名 青年部⑮
そして第15章。皆さんついにエヴァク君たちが入学試験の日です。それでは行って参りましょう。
「おいナレージョン俺らの見学席は確保済みだろうな?じゃないとしばく」「大丈夫ですよ、ほらあそこ。そこ抜けて人があいています。座りに行きましょう。」「ああ。行くぞ。」ドサッ「…なんか座り心地が。」「気のせいです。誰も魔物を敷いてません。」「そうか。」「……いつ頃試験なんだろうな。ナレージョン分かるか?」「(そろそろかな)ええ確かもうすぐです。」「……何もないんだな?」「!?な、何を?意味が解りません。さて観戦観戦。」「その驚きようまさかしなくてもそういう事か。席がなかったな。」「!?セ、席ならそこに!?な、何故か石化していた…」「席があるからよし。誤魔化せばよろしい。」「あ、はい…」「シノビにアルアルの異能ってやつだ。覚えても損はない。」「ははい年配者は凄いですね。異能は何時ごろから?」「30過ぎたあたりか。その位だ」「それで…エヴァク殿とは連絡を?」「ん?そうだな…まぁ最近は陛下も忙しそうだったからな。正直若も察ししてくれてただろうぜ。それでは開始するらしいぞ。」「学生がぞろぞろと。」下の会話が始まった。「では試験受験生。特待生組!二列になれ!これから試験概要と第一次試験を開始する!では準備!」「副指令のシャルディ・トリニティです。皆さんご存じの通りわが校はこの日本…壁王の国の中で第一を争うくらいの強豪校です。何故このような観衆のもとに皆さんを試験を投じさせたか。君ら学生以外のご来賓の方々に君らのきってはこの国の将来を担う逸材の実力を皆様の目で知ってもらうためです。特にこの中には若くして英雄の逸材が出てきておられる。せいぜいみっともない勝負を、魔法を見せないように。よろしくお願いします。では始め」先ずこの試験は的が射出される。それを最初の試練といい魔法で撃ち落としてもらう試験となった。「皆さん一人一つの的をスピードを気にしながら早めに中位以上の魔法で破壊してください。何より上級以上でスピードも持続力ある魔法に負けないような破壊が出来るならばですが。」と、当たり前のように上級魔法を発動させることを条件のようにしてはいるが。少なくとも例外があるんだろう。「魔法銃で攻撃もありだそうですし。お先!!!」「うわっずりぃ!」「遅いのが悪いんっすよ。」という話もある。しかし最大の例外は存在した。「シュシュシュ。上級魔法炎の刃8連!」しゅしゅしゅしゅしゅ!!!!!!!「ほほぉ、あれが噂の剣聖王。見事。では続き行きましょう。射出!!」「お、多い!そしてなんてスピードで操られているんだ!!」「ほっほっほ。ばあさんや少しは手加減を。」「そうですね。そろそろ終いでしょうか。」「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!攻撃がやってきたーーー」「それでは手加減を」「大丈夫です僕が破壊します。」「おや、手前必要ないみたいですね」「おっしゃ俺の魔導も行くぜ!ヴァルハラフルフレイム!」「マグナレヴォルプロージョン!」どぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ!!!!!
「それでは次の試験です。次の試験は少し時間を空けます。しばしお待ちなさい。後会場に来なさいな」
というわけで時間が空くようだ。次の試験はどうやらもう一回あの会場を使うようで。合格者発表はしばらくかな?「では呼ばれたものは帰りなさい。001番次に009番…」しばらく順番を言われ続ける。そして最後だ。「そして最後に079番以上は試験終了です。各々帰宅するように。」どうやら呼ばれない存在達は続き試験らしい。そして試験が始まった。「今の者は戦闘に向いていると言わざるを得ないのでとりあえずここにとどまらせたにすぎん。そしてわしが行う第二試験は魔法を利用してもいい戦闘試合じゃ。しかと聞け。」「はい!!」「ではよろしい。次の試験じゃがな。今年度は非常に珍しく10人近い英雄候補が現れている。その者たちは合格とはせんが少なくとも不合格になりにくい!なので私自ら戦闘試合に出向く!10対1の戦闘試合。異存はないな?」「!?マジでか。誰だ!?英雄候補!?出て来いよ!」「それで、他のものじゃが大丈夫騒いだだけで落とすだ等とはせん。それでじゃ、戦闘は大丈夫かの?魔法在りじゃ。中には武器しかやったことがないだとかってものもいるだろう。そういうわけで試合したいやつは名前を上下書いてもらう!重なったものが勝負じゃ!」というわけでエヴァク達は大校長と試合。そしてほかの試験を受けたもの約60名足らずは名前くじで試験。「それで、俺ら6名以外の英雄候補?はだれだれ?」ちょうど3名手を挙げた。で?先生が言っていたもう一人は?「私です。」「お前は楓?なんでこの学校にしてんだよ?」「だって男だらけらしいですし。こっちは女性が多いと聞きました。対は6:4だそうですよ?」「女性が六?半端ないなぁ…でも今年度はそうでもなくね?」「ほっほっほ。何を申すか。意外じゃないぞ?精霊がおるんじゃけぇ。」「精霊??」「おっと言ってはいけないことを…ほっほっほそれでは試験を始めるぞい?」「おっと待ってお爺さん。ちょっと作戦考えたい。」「で?スバル予想外だったな。カエデの姉御はこっちこないもんだと。」「ええい言わんでいい。とりあえず武器を確認しないとな!お前ら三人武器は何だ。出来れば前衛は一人ほしい。」「ええ。私は武器は槍よ。どう?」「ばっちぐーだぜ、名前は?」「エリザよ?よろしくね?」「おう、こっちにいる人は俺の嫁さんそしてスバル。」「そうなのね。…で私たちの残り二人なんだけど。主に武器を持たないの。大丈夫?」「そりゃカエデだってほとんど一緒。というかスタイルよさそうだしそっちの二人とも剣を持ってくれれば助かりそう。、まぁ魔法援護よろしく。」「ではそろったかの?そろそろ準備を終えてもらえないと困るの。」
「大丈夫です。準備できました!では行けますよ!」「うむよろしい!では始めるとしよう!」
そして試合は開始した。一騎当10万を超えるとされる大学校の先生が相手ともなると。一騎当万でなければ危うく。そしてそれに近い戦闘力を持つ剣士とそれに次ぐ英雄9名。その戦いが始まる。
「では参ります!一の剣連続裂き!うぉぉぉぉ!」「ほう、この大斧が押し続けるか。なれば!両手で相手せねば分が悪いというものじゃて。では行くか!!覇気発動!」「「覇気発動!」」「ほぅ二人もおったのか。覇気使いが。では手加減は無用か!」ドンッ!「うぐぅ!!」「スバルっ!聖王突き!」
「うぉ。腕が痙攣しかけたわ。そしてその欠かさずの攻撃!見事!」そしてスバルとエヴァク以外の魔法連打と圧迫するような詠唱魔法を畳みかける!「エヴァク様今ですわ!飛んで!!詠唱魔法!神の加護の絶対時間!」エヴァクはその瞬間大校長に80連の攻撃を加えたかのように…見えた。が。
「わはははあ!まだじゃ!勝負はつかない!全員でかかってこいや!」「くっ、まだかエヴァク動けるか!?」「とりあえずマナ損傷ないから魔法ならどうにかでも体はもう一回動けるかくらい!」
「英雄候補の名折れですわ!ここは私たち3人で!」「いいえ!ここは8人で行きますわ!行きます!拘束の刃!シャドウエッジ!3連!」「はっはっは聞かぬ!」「残念ながら3連目は死角ですわ!」「何!?空間操作か!?うまいのぅ!じゃが!制服魔法!雷の制服!ふぉわぁ!!!」」ドドーーーン!!!
「ふむ中々。マナが大人ほどあればあのエヴァクとやらも動けたしお主もこんな策も思いついただろうて。だがまだ小童!仕掛けが単調!!まだまだ負けんわ!」そして一騎当10万の長はこのように言う。
「まだじゃろう。かかってきなさい!こっちから行くぞ!」「私たちを忘れられてはいけませんわ!大型魔法大気冷凍!」「やりましたわ!」「いえ。皆さん甘く見てはいけません!」「まだ若いもんには負けんといったばかりじゃろうて。このような手段でわしが止まるとでも?」「エーテルシャドウが…」
「ふむ完成度は上級に達するといったところか。だが最上級じゃないとわしは傷つけることは叶わないからの。」「そ、そんな!どうすれば!」「気を抜いたら負けだよ?」「うぉっと!危ないところだったわ!まだそやつは動けたか!エヴァクよ!なかなかの戦闘卿だな!?じゃあもっと楽しませるのじゃ!」
「そうですね次は終わらせます!じゃあ行きます!」そして乱れた精神力を落ち着かせ大気魔法を発動準備する。「それでは援護だ行くよ!シュラ!」「おいっす!」そして十六夜と修羅は時間を稼ぐ。
「大気活性魔法!緑の茨!」「ふぉっふぉっふぉ!さすがは英雄候補どもとなると簡単に避けさせてくれない罠を用意するの。では雷の制服も機能して貰わんとな。放て雷!」ドドーーンと地面に突き刺さる雷を見て「まだだ!対処法ならいくらでもあるはず!エヴァクに寄り付かせるな!」そして、エヴァクは今準備が整った!そしてエヴァクが本気を出す。その時、ドン。「!?」大校長がいきなりビビり始めた。
「何が起こった?何か空気が重い!?」「これはこれは驚いたな。大気魔法ではないな。なんだその力は。一辺剣を振ってみぃ。」一辺剣を振った「ぐっ!…これはスキルになっている?何かの技能か?恐ろしいな。」「では行きます。一の剣連続裂き!」「ぐぉ!これは…負けだ。今。わしを越えたぞ。」
試合終了?のゴングはならない。「エヴァクよ君は恐ろしくも素晴らしい力を持ったな期待しているぞ」
そういって試合は終了した。「エヴァク君たち10名は残るように。少し話があります。」「はい?」
「学院長が倒れました。まぁ私たちいい年ですので。何時倒れるかわかりませんでしたけどね。エヴァク君。君の実力はわが学院が誇っていい実力です。そして輝かしいあなたには特待生制度を設けようと思います。他の者も聞いておいて損はないでしょう。…学院長ですが。実は宣告していた一騎当10万は嘘ではないです。少し昔他国ではばれていなかった戦闘で大功績をあげ陛下から学院の校長という役割を得ています。あながち嘘でも何でもありません。10万…いいえ100万以上の敵が本当に壁の国に敵として襲いに来たんですから。」「それで功績を得て学院長がどうしたんですか?」「白々しい。あなたはその学院長を倒した人たちですよ?」「おっとそうでした。すいません。」「まぁ何でもいいですがね。…よろしいではエヴァク君には学院の特待生として合格とします。問題なく。」「それで先生俺たちは不合格?」
「…そうですね。英雄の候補だというのに上級魔法で倒そうとしたくらいは認めますが実力は中の上位。今年度はあまり期待出来た結果ではないですね。なので7名以外は普通入学でお願いします。ではまたの試験で。」「先生異論は」「認めましょう。何ですか?」「最上級魔法とか俺ら頑張っても+つくくらいなんだけど。大丈夫?」「ほう、それなら見方を変えましょう。実力に見合う魔法…最上級により近い魔法を打つ時間を与えましょう。失敗しても後悔はないように。一撃打てれば結構です。では移動しましょう。それで基準の技が撃てればあなたたち三名特待生合格にします。良いですね。」「はい!ありがとうございます!」そして無事10名は合格した。そして残り40名も決定。「エヴァク。+といっても俺らあの魔導くらいしか打てないけど大丈夫?」「ん?あれは時期に力を蓄えていければ俺のようなモードになるから。頑張って!」「それが魔法かって意味なんだが…ま、いっか。」そして遅めのお参りがやってきた。
「あけおめー。」「あけおめー…というかやっとこれたな。」「ああ、卒業からかなり経った気がするよな。…それで何喰うよ。」「トウモロコシやき。」「ポークフランク。」「ガーリックチキン。これは普通」「ケバブ。」「ほほう。フライドポテト。」「やっぱり何か口にはするもんな。というか晩飯。」
「そういえば結果はそっち出たか?」「いやそれより俺ら魔導の試験どうだった?目に見えたろ。」
「あ、ああそういえばそうだな。…もしかして不合格出た?」「いやギリギリ全員上級魔法使えたから合格だってよ。危なかったわ。」「そういえば俺らは上級魔法では認められなかったらしくって普通合格になりかけたらしいわ。何人か。」「お、おおアブねぇんだろうな。」「そこはかとなく特待生合格ってのが気になったけど。たぶんクラス25名は居るだろうな。」「え?俺らそんなこと言われなかったな。」
「そう?いや10名はないだろう。」「ほう…カエデそっち行ったのか。」「色々あってさ同じ基準でそっちの学校より女子生徒が多いの選んだって。ひどい位さがあるらしいね。」「おう、男子生徒だらけだって話はある…らしい。」「ほほぅ隠すあたりはあるらしいな。」「うっ」「先生は男子女子両方いるといいな?」「お、おうそうだな。…まぁ内からは女性陣が半々来たし。それと。まぁおみくじ引きに行こうぜ?せっかくの最上祭りだ。」「おう!今年もお前より強めな幸運引いてやる!」「お!言ったな?俺の方がだいぶ幸運だってこと見せてやるよ!」「フフフ。嬉しそうですわ。私も今年度は皆さんに負けない可愛い笑顔でむんむん!」「ほわぁ。やっぱりもっとお姉さまと呼んどくべきじゃったか私の間抜け!」
「璃々ちゃん?一緒に行きましょう?」「うん!行く!…それお姉さまに続くのじゃ!皆の衆!」「おー、張り切っていこう。」そして最上祭り。今年度は大盛り上がり。さらには神の姿も?ちらほら。
「皆くじ引くよー?先ひいちゃおうかな?でも時間担当居ない内から…少し待とう。…ん?何かきれいなオーラが。」キラキラキラキラキラキラ。「…?すごいお兄さんからは晴属性のにおいがするね。」
「お?どうしたんだ坊主?我に用か?ほら何か言ってみ?ほれほれ」「い、いえなんだか…神様かな?と思っちゃって。違ったらすいません。」「いや?神と名乗られて謝れるのはそうないぞ?坊主。逆に神と知らないことの方が募る物が有るってもんよ。行ってくれて俺って神は嬉しいぜ?」「僕は坊主って年齢でもない…少々過ぎるのでは?神のお兄さん?」「そうだな。…で誰かと待ち合わせかの?どうやらお主を探すものが何名かいるみたいだが。そんじゃな?」「あ、…くじ引くには時間がわからないと。トワかサイガいないかな?」「お!ここに居た。すまん飯買いまくってたら見失って代わりにポークやるよ。」
「恩。それで何時?」「そうだな…おおっと!もう9時過ぎてる。おみくじ引いて帰るぞ!」
「OK。それじゃあお参り&おみくじね。釣銭ある?」「そうだった。…五円玉あるか?」
「そういえばここでは旧通貨使えるらしいよね。もってきてよかった。」「おっしゃ投げるぞ!」ガランガランパンパン!!「「「今年度はいい子が出来ますように!」え?」え?」「仕切り直しだトワ。」
「お、おう」「「今年度は新婚旅行を行けますように!」」「え?」「えじゃねぇ!何一緒にタイミング合して言ってんだ!」「あ、皆同い年で未だ結婚できないもんね。エヘヘ。」「そういえばレイネシア様は…っておめえ一緒に学生になるやつと出来てどうすんだ!まだ早いわ!」「はっ!!!!!!!??」
「はじゃねぇ!今すぐ変えて来い!」「お、おう!」「おおっとどこに行くんだ?もうお願い事は終わりじゃねぇのかよ?」「実は…ごにょごにょ」「ふむなるほどな。これは通ったら大惨事だいってこい!」
「今年度はレイネシア様と新婚旅行が出来ますように!」「よっしゃおみくじだ!…何々?大吉?おっしゃ!それで?今後は己に欠けている信仰心などをこの時期に良く整えると未来が見えてくるだろう。…なるほど。」「僕も大吉です。ええーと沢山の悩みが腫れます。主に温めていたことや計画を実行に移すにはこの時期に思い切って取り組んだらよいことがあるでしょう。…ほう。そういえば僕最近レイネシア様とあることを温めていたことを思い出した。」「お、おうなんかいい傾向だな。頑張れよ?」「計画って何か気になるけど。頑張ってね。それじゃあ帰ろう?」「「おう!」」「それでは皆さん良いお年を!」
「良いお年を。」そして次回へエヴァクは何をやるのでしょうか。ではまた。
次回エヴァク魔法の研究の章。