剣聖王と史上最強の弟子7名 序部②
加護の日から約2年が過ぎ、5つ年上との対戦が近づいてきた。今の時点で剣道スキルは100近い。人間の最高上位レベル999に10分の一まで今すらたどり着きそうである。故に、
「どりゃあ!」 「甘い。ど真ん中の胴」 「動きは素晴らしいけど間合いの取り方がポイント。重要視してやってみて。」 「はい!頑張ります!」
と言われてる今頃。とりあえず今の年代は2019年5月中旬。親善試合といわれるバサラが組んだ決闘まで2か月が切った。だがやらなければいけないことがある。そう、友の紹介が残っていた。というわけで、場面変わって「んでおれたちに何か?」「あぁ、実は…」実はほとんどのクラスが自己紹介というものを行っていない。何故かって、領土が小さいから大半はお知り合い様なのだとか。そんな中、ぼっちの芽吹きがあったこのエヴァクはどれだけ幸運度が低いのだろうか。いや影薄か?
「じゃいっちょ口に出して説明しようか?どっちでもいいぜ。」・・・ナレーチュゥの認知度ももらっていけばいいんだけどな。若。というわけで説明しておくぜ。お友達紹介!加護とかスキルとかの説明はここで行います。
先ずは大声をあげてくれた男子。鳥越リュウという。名前からして鳥を越えて龍みたいな名前であるが立派な日本リュウである(ダジャレ)主な武器は長棒で孫〇空みたいに食い強さもパワーも一流である。加護はこうである。魔法耐性300%。空腹じゃない時ほどパワー1.5倍。(スキル名:度量の覚悟の加護) 攻撃付与属性がなければないほど能力値最大2.5倍(付与できる己の魔法力も計算する)(スキル名:一分だけよ~ん)魔法耐性無効化の刃 ・・・以上(意味深)な。 どこかあるキャラを思い出すがここではふせとこう。
「うん。あんがとう。説明。かなりわかりやすかったかな?とりあえず次へどぞ。」
次は「私。榊しか名乗ってないから。一応名乗っておきたくて。…それに会ったことない例外な匂いがあると。ね。」エヴァク「ビクリッ」 「フフッ、可愛い。」
榊原十六夜。実の名をこう呼ぶ。武器は主にトンファー(ガンナーストライカーモード搭載)得意魔法はこのクラスの中で一番大気魔法が使える。これはエヴァク超え。豪攻撃を主に得意な獲物なだけに大気魔法は主に拘束系、石化なんかもできて行動妨害が多い。そしてスキルはこれ。拘束している人数が少なければ少ないほど移動能力SPDがアップ(スキル名:楽に動いてみる?)SPDダウン無効化。魔法耐性無効化の刃。POWERダウン無効化。拘束している人数が多いほど攻撃力up(スキル名:トール神の加護)獲物破壊耐性100%。以上である。
「説明してくれたことだし今日のところはマクドナルコで食べて変えろっかな。お疲れ様です。」
今更なんだが貴族の坊ちゃん嬢ちゃんが通っているところにもきちんとした礼儀ありよ?榊原イザヨイちゃんみたいなちゃらんぽらんでもきちんと礼儀語使うのよ?ハイ拍手。「おう。でちゅぅ」お、ま、え、かよ。
「ではそろそろ次に、…研究仲間になってくれてたのに僕なんかのためにすいません。ほんとにすいません」「いやどうして謝るのか俺には見当違いだと思います。もっと激しくいきましょう。」そんな話だったか?つーか自己紹介しろお、ま、え、が。 「えぇ私が一人で?なんかごめんなさい。では、改めまして。大空修羅です。獲物は足と拳と拳銃です。特技は連携スキルです!「はいはい、彼のスキルはこうね。…え、ほんとに連携ってスキルがあるんだけど。どんなの?やってみて!!?」」どうやらナレーチュゥが笑いくらまそうとしたから止めに来たようである。だがみんな大爆笑。そりゃだって「この人何言ってんだ。つかえるんだったら連携なんて書かねぇって。だろ?」「もちろん。複数いて出せるっす。」「だってさ、残念」「ぐぬぬぬぬ。ふんっ」
そして彼、大空修羅のスキルはこちら。戦う時間がタイムリミット制になる。(スキル名:ルールを守ってやろうぜ。)連携補助系スキル 連携技がカード化され相手同士の動きが固定される。(スキル名:カードの声が聞こえる)カード自体が自分の仲間に付与、イメージが投影できる(スキル名:カードの想いが届く)どんな攻撃も2回無効化。どんな攻撃でも耐性200%。耐性を100%下げることによってエクストラアタック(呼び覚ませ僕の先導者)が発動し最強のイメージを具現化する。
とのことだった。まだまだ奥深い。「・・・なんどみてもすごいよねシュラ。連携技ってこの程度なら2人だけの技に見えるもんな。」「おっす。激しくいこうとはそういうことっす。」「人数制限なしだもんなイメージ投影でなんてかっこの時でも即必殺だもんな。試しに木人形でイザヨイとリュウを逆立ちさせてから連携技打たせてみたけど打ちの押収で、かなり威力あるし実際すごくためになる戦力だよね。でも。」「うん。実力制限なんだろうね。色々あるけど。」「だって可笑しいだろタイムリミット制バトルもあって連携なんてあるし、まぁ、覚えてるやつ自体が存在やばいと考えるのは別として。なんか殺す技あるだろ。一つもない。」「腕力あるガタイだけどさ、俺らの年から見てよ。現在の威力でこのまま大丈夫?シュラ?」「戦闘が控えてるって程度なら問題ないっす。正直素直に技を磨けばいいかと。」「まぁ、魔法力促進法もあるし、ある意味大空を目指せw」
そして次の人である。「黒桜ユミル(こくおうゆみる)です。獲物は魔法弓で、特技は裁縫で、スキルはこれですっ。」
かなり緊張しただろう。生なのだろうな。スキルはこちら。魔力を帯びた時間が長ければ長いほど魔法弓の耐久度上昇威力上昇(スキル名:魔法弓は君に恋してる)魔法耐性100%。遠距離攻撃耐性100%これだけでした。「付与魔法の加護とかそこらへん誰もスキルって呼ばないしね。こんなものだと思うよ」そして次。倉敷スバル。実はこの男付与魔法はとことん…「俺未だに付与魔法だけは覚えられねぇわ。」 他全員「えっ」 「なのでスキルの猛特訓をしてもらった!どうだこの強さ!」
他全員「みんな持ってない物理耐性スキル。こいつだけあった。」という筋金入り。だが。
「スキルって全部ボードに現れちゃうもんね。その点付与魔法は安全。魔力だけで言ったら不安だけど。」でもやはり、「物理はいいなぁ。あこがれ。」
物理耐性があれば何かと動きやすいとうわさがありやはりスキル探究者がいればなおのこと習得方法が気になる。ということで聞く。「何がきっかけ?やはり魔導書か?」「いんや、テントウムシ。」
他全員「はい?」「くしゃみしてテントウムシから得られた。その理由書きが「感性の優れたあなた!全身くまなく神経統一出来たあなた!テントウムシが飛び出てきます!スキルをどうぞってさ」
他全員「ふーん」とりあえずほかのスキルを見せてもらおう。テントウムシがしゃべった…?そんなことないか。武器は剣、スキルはこうである。物理・魔法耐性特化(破壊・防御)100%。付与魔法2重タスク。大気属性魔法補助(主に転移が必要なくなる。座標指定できる)以上だった。
うん。たくましくそろえたな。十分試合になる。
東山真奈「私なんですけど、いくつか使えないスキルがあって。とてもじゃないけど見せられないです。」「獲物が原因?それとも体に合ってないとか?」
「どっちもだといわれました。ぐすっ」「それじゃあ別の人のを見せて…連携確認かな」
だが一人賛成できない人がいた。内山エルディオだ。「僕のを見せてあげるので一緒に見せましょう。マナ。」「え?わたしとりあえず言えるだけのスキルくらいしか持ってませんよ?加護も一つですし…」「僕は加護0です。切り札はありますが。とりあえず話し合いませんか。僕は見せないのには反対です。だって。お互い内気で素直に見せられないでしょうに一緒にだと勇気が湧いてきます。なので。」エルディオはとことん推す。「わかりました!覚悟決めました。見せます!」二人が同時に見せた。二人とも魔法職なのでとことんかぶってた。かぶってたスキルは魔法耐性300%刺突耐性100%斬撃耐性200%遠距離耐性100%。かぶってたスキルで教えられないスキルがお互いに2つづつあった。これらは…マナから言って回復の衣というスキルで複数化はできないけど受けたダメージのシャットアウト(無効化ができる)というスキル。もう一つは衣の想いでは無限大というスキルで思いのたけほど持続的な回復の衣を複数名にというスキル(重複まで解放されている)というのが加護。だがこれに関しては使いどころを選ばなければならなかったりする。何故か制限稼働回数付き。この表示しているのが死ぬまでか1年か10年かなのは不明(現在調査中)そして内山エルディオが残した二つは空間魔法の自動スタック。さらに言えば魔導生物の召喚であった。「今知ったけど召喚系はスキルなるのな。正直気が遠くなるな。」以上でした。8人目そろそろ隠しておくのも酷だし西城侍斎賀。シノビマスターしてんじゃない。ホラ現れな。
ガサガサッ「こんちゃ。西城侍斎賀っす。風鈴侍永遠の許嫁っす。」「ガックシ」「じゃいつも通りの説明でいいんすね。ってここでは初めてか。獲物は剣、他には手裏剣、九内。スキルは…ライバルに見せるもんじゃないっすね。できればここではお暇したいね。」「それくらいでいいよ。ほかの話があったらまた呼んで。」「こちらこそっす。1か月半後楽しみにしとくっす。ではまた」
数数え間違えてました13人衆でした。13人衆で統一します(ここから)
「あと5人じゃな。おっととしゃべり方が。では私から行きます。」今一瞬ロリババアになったよな絶対。本気で聞き問いただしてもいいのだが。「私の名前は中岡璃々(ナカオカリリ)です。どうぞよろしく。」・・・スキルはこちら。 魔法力が高ければ高いほど魔法力が最大2倍(スキル名:魔法士の素質)槍の威力が一定以内の武器だとレジェンド効果発揮(主に槍が扱いやすくなり、視力が良くなる)(スキル名:英雄の素質)魔法発動は…なんと器用貧乏?な。槍を使いながら魔法を詠唱するのかな?両手開いてないのにどうやるんだろ。「スキルは以上です。以上」ロリババアが口籠った。まぁ次へ。「ユウキカエデです」、スキル目立ったもの特になし。主に暗闇魔法が得意。
「風鈴侍永遠です。マジシャンだよ?」以上。適当で。
「佐藤律です」混合魔法と大気魔法の組み合わせでのスキルが目新しい(スキルは大気魔法補助(視野が良くなる)を持っている)。残りはエヴァクと楓だぜ?早く見せとこうっと。こちらでーす。 限界突破レベル5 斬撃耐性100% 刺突耐性300% 全属性耐性200% 精神統一(レベルMAX) 幸運値完全リセットで現最強スキルレベルに補正&パワーに変換(スキル名:アンノウン)SPDとMPを連結させ、一切の魔法を使えなくする代わりパワーとSPDに極振りする(スキル名:疾風怒濤の加護)物理耐性100% 以上である。続いてすいません。結城楓ちゃんですが、主に祈り魔法で全知の植物操作魔法が得意。故に女性陣で唯一職業を明かさなくても強いとわかる存在。スキルはここでは発表しない。今後で。「こんなものですね」 「正直職業ってみんなどうよ。教える気ある?」全員「ない(けどさ)」「やっぱり冒険者ってのが大人数といわれてないし。なんとも教えても必要とされなそう」「必ず冒険職っていうのが職業に入るんだもんな。メイン職業が騎士とかあれば大丈夫なんだけどな。どんな獲物のやつでもやれる奴は職業欄に載らないって説明しているもんな。どうやって決めてんだ。」職業の短極化回避である。突っ込ませていただくと、おすすめジョブはたまにノイズが発生し、文字化けするものと、獲物によってノイズが発生するものがある。騎士や剣士は文字の事故利でノイズが発生し文字化けしてしまう。故に、これらの職業が禁止される場合がある。で、もっと突っ込んだ内容もあったりするのだが伏せていくことにする。何度もノイズというがノイズではなくて文字化けの身の職もきちんとある(なおせだろうが許せ)。以上だ。「ちなみに文字化けとかノイズ発生する人っている?」実に文字化けだけしてる人がこの12人の中に一人だけいた。マナだ。「調べられる方法って何かないんですか?正直わからないことだらけで。」
武器を変えてみるか賢者に職業鑑定するしかないのだ。永遠に放置する人だっているから、値段は武器代か鑑定費用であった。「うちの鑑定士に頼んでみようか?費用は…20万ジュエルだけど。」
「魔法弓40個分の値段。バタッ」どうやら驚きの額で倒れてしまったらしい。言ってはいなかったが武器や防具は大半が実費である。初回のみ格安で手に入ったり4千ジュエルで済んだりするが。正直相場は5000ジュエルが相場だと思って欲しいそれの約40倍の値段が鑑定料だと言われたら約20万4千ジュエル必要であった。これだけの金貨を集めるのに何年かかることだろうか。
「起きた?」「は、はい大丈夫です」なんとかなったようだ。
そして時代は流れて4年後に職業判明。拳闘士になるのであった。(秘話であります)
時期は流れ2019年7月1日。エヴァクがついに初陣。
どうしてこのようなストーリーができたかというとエヴァクの父、バサラが3年前自身の同年代の悪い思い出のある知り合いに遭遇し、話が進行していくにつれ俺の息子の話だと言って色々話しこんでた頃、親善試合をしようということになり、3年後のあいつの誕生日にしてくれといったらとことん喜びはじめ、もちろんよろしくといわれたらしく。家に帰るころ。息子のほうでは魔獣がスタンピードを起こし自身の幸運値をリセットする羽目に会っていた。魔獣対峙は無事難なく終わりを告げたがその日頃からエヴァクは幸運力がうまく働かず色々不安定な状況に陥っていた。そのせいか日に日に運の悪いあいつを見ていて3年後には達成するであろう難易度の訓練を剣道の先生にお願いした。あいつの元気づけられるのには時間がいる。そう考えたからだ。それで結果親善試合、5も年上の青年とエヴァクで試合をすることになった。実力差は…教えたくないので試合を見てください!
「ライバルよ。初試合?だっけ私を差し置いて先にしてしまうとは悔しい、今度は俺が見せてやる」
女子たち「エヴァク君剣道の成績って学年何位だっけ?正直言ってわからないんですけど!」
「エヴァク君。どんな手を使ってもいいから勝ってね!傷つくのだけ見るのは嫌なの。」
と、リリージャミル・クサカベ先生である。
13人衆「しっかり戦えよー!エヴァクー」
ちなみに敵選手の名前は遠藤大地という選手である。親善試合なのでもちろん剣士である。スキルはこう。 剣速度上昇100% 神経麻痺攻撃100% 相手との距離が近ければ近いほど攻撃力up(轟沈の加護) ディフェンスダウン無効化。剣道スキル100 …である。正直言って勝つのはむりげーのような気もする。それでも彼は決してあきらめた表情を浮かべなかった。
「では両者いいですね。はい顔を合わせて」 エヴァク「初めまして最上エヴァクです」
「あぁ、俺の名前は遠藤大地という。できれば本気で来てくれ。正直一本取れればこの試合も終わる。すぐ終わらせよう。では。」 「わかりました。では」「では間合いを取って。スタート」
すぐに勝負が決まる。そんな勢いで大地は懐へ飛び込んだ。が、それをよけた。
「やるな!」「では次へ!」いきなりだがどんどん打ち合いをしていき避けながらの攻防が続いた。
実はまだ限界突破を発動していない。まだ勝負は決まらないとは思われるが、懐に入られやすい幅で戦われていると「そこだ!面!」「疾風怒濤!」とスキル発動しなければよけられなかったりした。
「うむ。素晴らしい練度だ。5歳下には見えんな!」「まだまだ!」「だが、まだ力の半分だ。勝てまい!」「限界突破!」どうやら全開放にしたようである。これで相手の約75パーセント程度上回る。「なっ。少し驚いたな。そんなスキルを隠しているとは。ではこれならどうだ!」シュンッ
2刀流になり限界突破が発動さらに差が縮まりどうやらオーラの差では陥られたようだった。「まだレベル3だからどうとうだが同等以上に見えるようだな!行くぞ!」2刀流になることでスキルが発動したようだ。今時普通である。
さらにスピードが速くなり達人の領域の速度にまで加速してゆく。そして、とうとうスキルが発動した。「ぐわあぁ」どうやら神経麻痺攻撃が炸裂したようである。
「ここまでか。今までありがとう。そして、試合終了だ。」決まるといったその瞬間。一本の剣が繊細にこと細かく4つ折りされていた。
「・・・・・・・・・バケモノか。剣が気づかれないほど早く折りたたまれていただと。剣のみ使用のはず。何をした。審判判定は」「素早すぎてわからないでしょうが5回剣で打撃を受けただけでした。判定はセーフです。では代わりの剣を」代わりの剣を用意した。
「っ…なんてことが起きた。さっきのやつか。同じやつなのか?」驚いたのは主にオーラだったらしい。混合魔法属性がついている。だがその程度なら魔法を使う状態になるのが一番手っ取り早い。何が変わったか?率直に言って答えは精神統一が限界突破して神経統一になり剣道スキルとパワーが上がったからである。これで差は大きく変わった。
「…これはどっちが不利か有利かわからねぇな。さぁ再開だ。」実にその通りである。
お互いの獲物である剣は1刀流がひとりレベルは現在145であり、2刀流になった彼の剣道レベルは…130あれば良いほうだろう。これでは歴然の差だと思われるがステータスの差があった。彼の全ステータス(大地の)はエヴァクの25%超えである。これでは勝敗が全く分からない。故にこの場合では明らかに違うステータスを調べる。(長いやつでいいのであれば、長いステータス調査をします)。なので短めにします。ステータスが調べだるいんで。正直未来形は意見で決めていきたいんすけど。とりあ剣道スキルを見ましょう。エヴァクが145現在。大地が130。今まで剣道で一本取れていなかったのは間合いの差でありスキルの警戒であったり、スピードであったりした。だが今回は違う。かなり明快であり、詳細がはっきりしていた。理屈はこうである。
スピードでは勝っている。相手が25%ステータスで上回っている今でも何故か、変わらなかった。
その詳細の中にはスキルが”二つ”存在していた。先ず一つは疾風怒濤。魔法が使えないが代わりにステータススピード&パワーが極振りされるという点。次に大気魔法である。これに関しては今の対戦では使わなくても勝てる、そして魔法の使用はスキルが通るもの以外は禁止されているので使わないこととなっていた。大気魔法については別の会で説明するのであしからず。そしてスキル剣道であった。実にそれが敗因になる理由はレベル差である。この世界のレベルは最大999だといわれている。そのレベル差は100ごとにアリと象くらいの差が存在している。レベル50も差があれば子供と達人の実力差があった。レベル15は、まさに…同じ師の鍛錬を受けた兄弟子と弟弟子くらいの差である
「(どこか隙があるはずだ。何故か先ほどより攻撃が当たらないようにも見えるが、どこか…)」
実にいい相手である。だが、どこから向かってくるかもわからない相手の剣はそれだけで、恐ろしい
エヴァクにはそれができた。たった今からだが、エヴァク、初期の切込みから、スピードによる撹乱を行い、間合いを開いた。「(もう一度神経麻痺攻撃が炸裂すれば!)」と考えていた。同じようにエヴァクは「(大気魔法を使うか?)」と考えていた、別に反則にはならないのだが、まだ別の機会
まぁ再開して始まったばかり。続きは、まだ続く。そしてどうやら決着がついた。
胴! という音が会場中に響いた。あてたのは・・・エヴァクだった。
「一本!試合終了!!」 13人衆「な、長かったぁ」 延べ10分の延長で15分の試合だった。何度剣音が響き、何度風を切り、何度終了しかけたか。ようやく終わりである。
「大気魔法。使えなかったな。まぁいいか将来使える日が来れば」そう、この親善試合バサラ以外にも楽しみにしていたものがいた。エヴァクはもちろん大気魔法という例外の”例外”を耳にしているものである。その大気魔法についてはいづれ説明してあげます。では。
~ ~ ~
エヴァクがバサラ・サイジョウの下に向かうと、どうやら親善試合の話はこれで終わりではなかったのである。
「エヴァク、入れ。」 「はい。」
「よくやった。やはりお父さんの息子だ。将来が楽しみだ。お前が将来どんな大物になっているか」
「えとお父さん、親善試合これで終わりでないと聞きましたが、後は何を?」
うれし泣きしていたバサラは用意していたお祭りをエヴァクに見せた。
「こういうことをにした。異論は認めん。」驚くことに祭りのタイトル名が「エヴァク親善試合勝敗関係なしお祭り!7月1日」きょう開催であった、でも時間は少し多く残ってるから、少し安心。
「僕今お小遣い無いので何も買ったり飲んだり楽しめないと思うんですけど。」月一小遣いである。
「大丈夫だ。二日に5,000ジュエルやるし、祭りはこのカードを使え。いろんなものが取り揃えられるぞ。」「僕は一人暮らし前の若造か。」「いや、いづれはそうなってもらうんだが、お前の今の環境を気遣ってやってだな。面白い一日になるぞ。」「?そういえばこんな立派なコロシアム、どこから現れたんですか?」「実はな、お前が昔この町に行ってることは知ってて、当時町のど真ん中にあった案内所を周りからの土地の仕様書も集め回ってこのコロシアムを作ったんだ。」当時冒険者の廃垂れであった案内所。実はこのコロシアムの受付&時間帯管理者はその案内所のお姉さんだと言う。
「エヴァクがあったらすぐわかる。らしいぞ?」さて、もしかして今回の親善試合を受付してくれた人かな?ってくらいらしいけど。彼からしたら。「さて。このカードを受け取れ。開催町ではなんでも使えるから。」「「了解です」」
だれか混じった。ロゼお母さまである。
「フフッ、我が子とお祭りなんて嬉しいわ。」
どうやら町を挙げてお祭りを行うらしい。では次より。