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英雄召喚されたのに色々問題発生です  作者: 七地潮
第一章
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どんなに遠くへ行くにも馬車移動

「曾祖父さんと会うの久しぶりだなぁ」

東へ向かう馬車の中でニトが言う。

「何せ馬を飛ばしても2日以上かかるからね、なかなか行こうと思わないよ」

「そんなに遠いんだ」

「まあね、馬車だと速度によるけど、5〜6日くらいかな。

山越えも有るし、途中に町が有ったり無かったりだから、野宿もするしね」

「ああ、だから荷物が多いんだ」

「説明したと思いますが?」

スイにチロリと見られて、聞いてませんでしたとは言えず、視線を反らせてしまう。


僕達は今東の山脈を目指して馬車を走らせている。

目指すはそのさらに先に有る魔物の国の一つだ。

山脈を越えて暫く南下した場所にある大森林の中のその国は、マキ家の初代が、魔物の為に作った国なのだそうだ。


「まあ、詳しくは曾祖父さんに聞いてくれ」


との事なので、あまり突っ込んで聞いてはいない。

秋彦さんと気があうと言う事なので、何となくどんな人なのか想像がつく。


そしてその後はそのまま北上し、山脈を超えて西へ……つまりラグノル国の北の端、国境付近の街へ。

そこが最後に目指すオダ家とトモ家が治めている街だ。

その三家を巡ったのちラグノルへと戻る事となる。


日程としは魔物の国まで余裕をみて7日、滞在に5日、魔物の国から国境の国まで10日、そこでの滞在は二つの家で7日間、国へ戻るのに3日、トータル日数で32日?

長い、長過ぎる。

車や電車に慣れきっている日本人からしたら、移動に時間がかかり過ぎだ。

きっと敏和さんと会っていなければ、車を作ろうと働きかけるか、どうにかこうにか自分で作ろうとしただろう。

まぁ、長距離移動にも慣れるしかないな。


しかし何故今回は今までの様に一軒ずつにせずに、魔物の国から国境まで続けて行くかと言うと、護衛の問題だ。

今までの様に城下町や近隣の町ならまだしも、片道でも日帰り出来ない距離の場合、やはり護衛は必要だと言う事で、普段なら国軍の兵士が同行するそうなのだが、今回行く国境の国は近衛団長の地元なので、魔物の国迄は国軍、一度ラグノルへ戻って近衛団長が同行とするより、初めから近衛団で隊を組み、魔物の国から直接国境へ行く方が、効率的だろうと言う事で、長い日程となってしまった。


なので、今回は僕達の乗っている馬車の他に、荷馬車が3台、近衛団が18人、それに団長だ。

「これって多いの?少ないの?」

「王族の方だとすれば少ないですし、一般の方ですと多いと思います。

また荷馬車3台の商人だとすれば…やはり少し多いですかね」

「何かあった時に、馬車一台を三人で、俺たちを護るのに一人ずつ、団長を含む四人が前に出て戦う、って感じかな」

成る程、具体的で分かりやすい。

あれ?でも

「御者の人は誰が護るんた?」

「御者も団員だから大丈夫」

成る程成る程。

「まあ、国内なら魔獣に注意しておけば良いんだけど、国外や山脈だと、盗賊が出ないとは言えないから、このくらいの人数が最低ラインかな。

いざとなったら俺達も戦えるし」

ニトが胸を叩いてドヤ顔する。

となると戦えないのは僕だけか。

いや、戦った事が無いのは、と言えるかな。

戦うだけならニヤ達を呼べば戦う事が出来るだろうけど、僕に生き物を傷付ける事が出来るかと言うと……無理だと思う。

人であれ、動物であれ。

ここは何かあった時は大人しく護られていよう。


そんな感じで旅は始まった。

始めの頃から出ているニトの家に、やっとの訪問です。

……まだ付きませんが。


明日から一週間連続更新となりますので、どこまで進む事が出来ますか…

お付き合いの程宜しくお願い致します。

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